夜空を見上げると、今日の月と星はやけに輝いて見えた。仕事を終えてなまえちゃんの家へと向かうこの時間が俺はとても好きだ。わくわくドキドキして、つい走り出したくなる。
俺なんかのことを好きだと、大切だと言ってくれるなまえちゃんは本当に優しくて可愛くて、どうしようもないくらいに愛おしい。彼女の為なら何だって出来ると冗談抜きに思える程だ。
急いだせいで少し乱れた呼吸を整える為、なまえちゃんの家の前で一度大きく息を吐く。逸る気持ちを抑えながら、合鍵を使って通い慣れたアパートの扉を開いた。
「おじゃまします」と声をかけながら中に入れば、ぱたぱたと弾むような足音と共に「はーい!」と世界一かわいい声が聞こえてくる。
声だけでもこんなにかわいいなんて、もしかしてなまえちゃんは天使なのかもしれない……などと真剣に考えながら靴を脱いでいると、目の前にこの世のものとは思えない程のかわいさの天使——ではなく、メイドさんが現れた。
 
「司くん、いらっしゃい。今日もお疲れ様」
「か、かわいすぎる……! なん……え!? メイド服……?」
 
俺が震える声でそう言うと、なまえちゃんは恥ずかしそうに頬を染めてもじもじと「うん、そう。メイド服」と膝丈の黒いスカートを白いひらひらとしたエプロンと一緒に両手で広げてみせた。あまりの可愛さに頭がくらくらする。
これは俺の脳が見せてる都合のいい幻覚じゃなくて、現実なのか? やばい、尋常じゃなくかわいい。
 
「こないだネットで見かけてつい買っちゃったの。司くん、喜んでくれるかと思って……」
「俺なんかの為に……⁉︎ ありがとう、すっごくうれしいよ! かわいい! 本当にかわいい!」
「ほんと? へへ、よかった」
 
こちらを見上げ、にこりと微笑むなまえちゃんの姿に体の奥が熱くなる。好きな女の子が自分の為にメイド服を着てくれるなんて、うれしくない訳がない。
俺は目の前のなまえちゃんのかわいさと、俺なんかの為にこの格好をしてくれているという喜びですっかりメロメロになってしまっていた。
 
「なまえちゃん、ちょっと嬉しすぎてどうにかなりそうだからとりあえず抱き締めてもいいかな?」
「ふふ、もちろん」
 
どうぞ、とこちらに向かって両手を広げる、俺よりも一回りも二回りも小さいなまえちゃんの体を思い切り抱き締める。
どうしてこんなに柔らかくていい匂いがするんだろう。かわいい、好きだ、とその感触に夢中になっていると、なまえちゃんが腕の中で少し遠慮がちに「司くん」とかわいい声で俺の名前を呼んだ。
 
「ごめん、苦しかった?」
「あ、ううん。そうじゃなくて、その、当たってるから……」
「あたって……?」
 
頬を赤くしたなまえちゃんの視線の先は、いつの間にかそうなったのか、ガチガチに勃起した俺の下半身だった。
なまえちゃんのかわいさで頭がいっぱいで、自分のものがこんな状態になっている事に全く気が付かなかった。恥ずかしいやら申し訳ないやらでしどろもどろになりながら、俺は慌ててなまえちゃんの体から手を離した。
なまえちゃんに負けず劣らず俺の顔は赤くなっているだろう。ものすごく頬が熱い。
 
「ごっ、ごめん、なまえちゃんがかわいすぎて……。その、ちょっと時間が経てば落ち着くから」
 
思春期真っ只中でもあるまいし、いい大人がこれだけで勃起してしまうなんて恥ずかしすぎる。
一刻も早く股間を鎮めたくて、俺はなまえちゃんから視線を逸らして何度も深呼吸をした。なまえちゃんのこのかわいすぎる姿を見たままだと、たぶんちっともおさまらないと思ったからだ。
 
「司くん、あの……」
「うん?」
「わたしもえっちしたいから……ベッド行こう?」
「えっ!?」
 
聞こえてきた夢のようなお誘いに驚いて再びなまえちゃんの方へと視線を戻すと、なまえちゃんは両手でメイド服のスカートの裾を持ち上げて、真っ赤な顔で俺に下着を見せつけていた。
それだけでもとんでもない光景だというのに、更に驚く事になまえちゃんはまるで下着の意味を成していない紐とレースだけで作られたとてつもなくえっちな下着を履いている。本来布があるべきところには何もなく、柔らかな肌が見えてしまっているのだ。
現実離れした目の前の光景に興奮しすぎて、頭がぐつぐつ茹っていくような気がした。
 
「ぜんぶ、司くんとえっちなことしたくて買ったの。……司くんはこういうの、好きじゃない?」
 
そう俺に問いかけるなまえちゃんの震える声を聞いた瞬間、俺は生まれて初めて自分の理性の糸がぶつんと切れるのを感じた。
 
「好きに決まってるだろ」
 
絞り出すようにそれだけ言って、俺は目の前のなまえちゃんの体を抱きかかえる。戸惑うなまえちゃんをしっかり両手で抱えて足早に寝室へと向かった。
 
 
 
 
 
 
なまえちゃんをベッドに下ろしてその姿を改めて見下ろすと、あまりに扇情的で頭がくらくらした。こうして見てみればなまえちゃんの着ているメイド服は胸を強調したようなデザイン、かつ簡単に脱がせてしまえそうで、始めからそういう為に用意された衣装なんだと気付かされる。
——ってことは、本当に俺とえっちなことをする為にこの衣装を用意してくれたってことだ。
ごくん、と俺が喉を鳴らす音が静かな寝室に響いた。 

「なまえちゃん、もう一回ここ、見せて」
 
俺の言葉に無言で頷いてみせたなまえちゃんは、ゆっくりとした手つきでスカートを持ち上げてみせた。白いレースに縁取られたそこはすでに濡れて、少しだけ開かれた太ももまでがてらてらといやらしく光っている。
なまえちゃんも俺と同じように興奮しているんだ、と心底うれしくなってしまった俺はなまえちゃんの許可も取らず、夢中になって濡れたおまんこへと顔を寄せた。身じろぎしたなまえちゃんのそこから、くちゅりと濡れた音がする。
 
「つ、つかさくん……っ?」
「ごめん、我慢できない」
 
戸惑ったような声で俺の名前を呼んだなまえちゃんにそれだけ言って、柔らかい太ももを両手で押さえ込む。俺の目の前に露わになったおまんこは物欲しげにひくひく震えていて、どうしたって視線が釘付けになってしまう。舐めたい。ものすごく。
 
「あっ♡ひう♡♡」
 
ぬるぬるの割れ目を下から上にべろりと舐め上げると、なまえちゃんが腰をぶるりと震えさせた。
奥からどんどん溢れてくる愛液を舐めて、飲み下して、ぷくんと膨らんだ小さな突起をぢゅうっと軽く吸い上げる。そのままクリトリスの先っぽを舌でくるくると撫でるようにしてあげると、なまえちゃんはびくびく腰を跳ねさせた。
存在を主張するようにだんだんと硬さを増していくなまえちゃんのクリトリスがかわいくてたまらない。
このまま何時間でも舐めてたいな、なんて考えながらクリトリスを舌でしつこく舐めまわしていると、なまえちゃんは上擦った声で「イっちゃう」と繰り返した。
ちら、と視線を上を向ければ、なまえちゃんは真っ赤な顔で俺のことを見つめていた。「イっていいよ」と目を細めて、クリトリスをぐっと舌で押し潰す。すると、なまえちゃんは全身をこわばらせて一際大きな声をあげた。
俺の舌で絶頂する姿がどうしようもなくかわいくて、下着の中で限界まで勃起したちんこが疼く。早く挿れたい気持ちが無いわけではないけれど、今はとにかくこのかわいくてとびきりえっちな格好のなまえちゃんを快感でどろどろにしたかった。

「たくさん気持ちよくなってね、メイドさん」
「え、あ……? あ゛っ♡♡」

イったばかりのクリトリスに再び吸い付きながら、明日が休日でよかった、と心の底から思った。