「わたしのこと無理に抱かなくてもいいんだよ」

ベッドの上でわたしに覆い被さる純くんにそう伝えると、純くんはその綺麗な顔に珍しく怒りを表しながら「それ、どういう意味」とだけ返した。
純くんのその表情と冷たい声を聞いてさあっと全身の血の気が引いていく。わたしがよかれと思ってした発言は、とんでもない失言だったのかもしれない。

「えっと、その、純くんってあんまり性欲ってものがなさそうだし、あの……いつも無理にわたしを抱いてくれてるのかと思いまして……」

だって、スケート以外のありとあらゆる物事への欲求が薄い純くんがわたしのことを進んで抱きたいと思ってるなんて、そんな訳がないと思ったのだ。
それに普段のえっちはわたしのことを気遣うようなひどく優しいもので、純くん自身の欲を感じたことがなかった、というのもある。
それでつい純くんにあんな事を言ってしまったのだけれど、純くんの反応を見るにどうやらひどい間違いだったらしい。まずい、謝らなくては。

「純くん、ごめんなさ、ひっ♡」
「僕に性欲が無さそうだっていうのは、なまえちゃんの勘違いだよ」
「あっ♡や、純く……っ?」
「僕が君を抱きたいから抱いてるんだよ。……今までひどくしないようにし過ぎたかな」

こちらをじいっと見下ろしながら話す純くんの膝がわたしの足の間に割って入って、ぐりぐりとおまんこに押し当てられている。
ひどくしないように、ってどういうことだろう。想像もしてなかった純くんの言動に頭が混乱して、上手く言葉が出てこなかった。

「——僕にも性欲は有るってこと、わからせてあげるよ」

長い前髪の奥でギラギラと燃えるように輝く瞳が綺麗で、恐ろしくて目が離せない。あんなこと言わなければよかった、と後悔してももう何もかもが手遅れだった。
 


♡   ♡   ♡



「あ゛♡あ〜っ♡も、やだあっ♡ごめん、なさいっ♡」
「ほら、逃げちゃだめだよ」
「——————っ♡♡」

腰を純くんの手でがっちりと押さえ込まれ、後ろからどちゅんっ♡と奥を突かれる。おちんちんで子宮を押し潰される快感で、もはや何度目かもわからない絶頂を迎えた。
あまりの快感の深さに全身がぶるぶる震えて、視界が涙でぐにゃりと歪む。イってもイっても終わらない長すぎる快楽責めのせいで、いつの間にかわたしの顔は涙や鼻水、唾液でべとべとだった。
いつもの優しいゆっくりとしたセックスが、いかに手加減されたものだったかを思い知らされている。今まで経験したことがないくらいに何度も何度もイかされて、体も頭の中もぐちゃぐちゃだった。

「……僕は男で、なまえちゃんは女の子だよね」
「う、あ゛♡あっ♡」
「それに身長や筋肉量がまるで違う。その体力差を考えて今まで手加減してたんだけど、そんな必要はなかったみたいだね」
「っひ♡うぅ♡♡」

ずるり、と一気におちんちんを引き抜かれ、尿道から潮が吹き出る。
おもらしのようなそれがおさまる間もなく、潰れたような四つん這いの体勢から仰向けへと体を動かされ、すべてを純くんの眼下に晒してしまった。色んなものでぐちゃぐちゃな顔も、潮がちょろちょろと漏れ出るおまんこも純くんに見られている。
こんな姿を見られるのは恥ずかしくてたまらないのに、お腹の奥がきゅうっとしてたまらなかった。
わたしの痴態を見つめる純くんの視線が、あつい。

「あっ♡じゅんく、んっ♡」
「ひどくされるのが好きなら、早くそう言いなよ」
「あ゛♡あっ♡し、しらな、ひっ♡♡」

純くんの長い指でぐりゅぐりゅとクリトリスが押し潰され、全身にびりびりとした快感が走る。気持ちよすぎて苦しいくらいなのにおまんこはもっともっととねだるようにひくついて、奥からとろとろと愛液を溢れされていた。

「そう。なまえちゃんは僕のことだけじゃなくて、自分のこともわかってないんだね」
「あ♡ごめ、ごめんなさいっ♡イく♡イっちゃう♡イ゛くっ♡♡」

びくん、と腰が跳ね、またあっけなく絶頂してしまった。おまんこが忙しなく痙攣して、目の前にチカチカと星が飛ぶ。
純くんはイったばかりのおまんこに指をゆっくりと挿入しながら、「教えてあげるから今から自覚して」とわたしの顔にその嘘みたいにきれいな顔を寄せた。

「あ゛っ♡あ〜っ♡♡」
「僕はなまえちゃんのことを快感でめちゃくちゃにしたいと思ってるし、なまえちゃんはいつもの優しいセックスよりこうやってひどくされるのが好きなんだよ。わかった?」

おまんこの中をぐちゅぐちゅと刺激される快感に喘ぎながら「わかった」と何度も頷いてみせる。
それを見た純くんはわたしの唇に噛み付くようなキスをして、夜空のような瞳を少しだけ細めたのだった。