今日、わたしの家には恋人であるネズさんが泊まりに来ている。
ネズさんから突然『今晩泊まりに行ってもいいですか?』と連絡が来た時は本当に驚いた。普段、ネズさんは家にマリィちゃんを一晩一人にするのは心配だと外泊をする事はほとんどないからだ。
わたしもそれには同意見だったので、いつもはわたしがネズさんの家に泊まりに行くばかりだった。なので、今までわたしの家にネズさんが泊まっていったことは一度もない。
一体何があったのかと驚きながらも、わたしは大歓迎だとすぐに返信をして、慌てて家の中を片付けた。その後、我が家へ訪れたネズさんにどうしたのかと理由を尋ねれば、急にユウリちゃんが泊まりに来る事になったから、との事だった。
「パジャマパーティーの場にアニキが居たら邪魔になるので」と話すネズさんは寂しさとうれしさが混ざったような、見たこともない複雑な表情をしていて、わたしは飲んでいた紅茶を吹き出しそうだった。

「チャンピオンとジムリーダーが仲良くパジャマパーティーなんてなんか素敵だね」
「ダンデとおれがパジャマパーティーしてたとしてもそう思いますか」

悪戯っぽく笑うネズさんにそう返され、わたしは今度こそ紅茶を吹き出してしまったのだった。
 
 
 
 
そんな訳でうちに泊まる事になったネズさんは夕食後、早々にシャワーを済ませ、寝てしまうにはまだ早い時間にベッドルームへとわたしを誘った。
普段ネズさんはわりと夜更かしなはずだけど、今日は疲れていて早く寝たいのだろうか。それとも、もしかして——と少し胸をドキドキさせながらも、わたしは誘われるままにベッドへ入り込んだ。
わたしが普段寝ているベッドにネズさんが寝間着を着て横になっている光景は、何だか不思議な感じがする。

「うちのベッドじゃ二人で寝るにはちょっと狭いね」
「なまえもおれも、お互いに寝相が悪くなくてよかったね」

ベッドの中でわたしの体を抱き寄せながら、ネズさんはそう言って笑った。ぐっと近付いた、すぐ目の前にあるネズさんの顔のかっこよさについ見惚れそうになってしまう。
いつもの髪型のネズさんも好きだけど、この髪を下ろしたネズさんにもわたしはものすごく弱いのだ。何度も一緒に寝た事はあるはずなのに、場所が違うだけでなんでこんなに照れてしまうんだろう。
ゆっくりと背中をなぞるネズさんの手の動きに反応してしまいそうになるのを堪えて、わたしは話を続けた。

「そういえば、マリィちゃんたちは今頃何してるのかな」
「一晩中話すんだって張り切ってたから、きっと楽しいガールズトークの真っ最中だろうね。お菓子もジュースも買い込んで随分楽しそうでしたよ」
「わたしたちも、一晩中おしゃべりする?」

そう言った次の瞬間、わたしの隣で横になっていたネズさんは体を起こし、そうするのが当たり前といった様子でわたしの体に覆い被さってきた。意地悪く、にたりと笑うネズさんの顔から目が離せない。

「まさか。一晩中セックスする、の間違いでしょう?」
「せっ……」

いつの間にかパジャマの中に入り込んできたネズさんの手がわたしの下腹部を押して刺激する。「もし本当にセックスよりおしゃべりの方がお望みならそうするけど」と笑うネズさんは、言葉とは裏腹にすでに手を胸元へと滑らせていた。全身が、熱い。








「あ゛♡やあっ♡イった♡イきましたあっ♡♡」

わたしの股間に顔を埋めるネズさんは、まるでわたしの声など聞こえていないかのように舌を動かし続けている。
ネズさんの舌によってすでに何度も絶頂させられたクリトリスは限界まで充血し、ガチガチに勃起してしまっていた。ネズさんはそれを飴玉のようにくりくりと舌先で転がし、時折ぢゅうっときつく吸い上げる。
ぬるぬるとした舌の感触のあまりの気持ちよさに頭がおかしくなってしまいそうだった。
一晩中セックスする、というネズさんの言葉は本気だったのか、ちっとも止めてくれる気配がない。イってもイっても襲ってくる、強すぎる快感から逃げたいのにがっちりと下半身を押さえ込まれていてそれすらも叶わなかった。

「ネズさん゛♡も、イ゛く♡またイっちゃうから、やめ……っ♡」

泣きそうになりながらそう訴えかけると、ネズさんはわたしの顔にちらりと視線を向けて舌をぐっとクリトリスに押し付ける。
勃起したクリトリスがネズさんの舌によって圧迫され、押し潰されるのが気持ちよくてたまらない。

「だめ♡だめだめだめっ♡イぐ♡イっ……♡♡——————っ♡♡」

わたしが首をのけぞらせて今日何回目かもわからない絶頂を迎えていると、ようやくネズさんの舌がクリトリスから離れていく。やっと解放されたクリトリスは空気に触れるだけでじんじんと痺れ、おまんこはひくひくと痙攣を繰り返していた。

「は、随分と物欲しそうですね」
「やあ゛っ♡い、いまだめっ♡♡それ、やらあっ♡」

痙攣するおまんこにネズさんの指がゆっくりと押し込められて、全身がびくんと大袈裟に跳ねる。それだけでもとてつもなく気持ちいいのに、ネズさんは更に再びクリトリスへと舌を寄せた。
ぬるぬると舌でクリトリスを舐められながら、長くごつごつとした指で中の気持ちいいところを刺激される。
じわじわと込み上げてくるような感覚にわたしはぶるぶると体を震わせながら慌ててネズさんのかっこいい顔を押し退けようとした。

「こらこら、舐めにくいでしょう」
「だ、だってこれ……っ♡潮吹いちゃう、からあ゛っ♡だから、ひっ♡」
「吹かせてんだよ」

ニィっと悪い顔で笑うネズさんは舌を伸ばし、わたしに見せつけるようにして尿道からクリトリスまでをべろりと舐めあげてみせる。そのあまりにえっちすぎる光景におまんこがきゅうっと締まったその瞬間、ネズさんは意地悪く中から指を引き抜いた。

「あ゛♡あ〜っ♡♡♡」

抗いようのない快感と共に潮がぷしっ♡と吹き出して、ネズさんのかっこいい顔やベッドを濡らしてしまう。だめなのに、止めなきゃいけないのに、わたしの意思ではどうしようもなくて、ぐちぐちとクリトリスを捏ね回されるのに合わせて何度も何度も潮が吹き出てしまっている。

「やっ♡やらぁ♡とまらな、あ゛っ♡」
「はは、エッロい声」

わたしのせいで濡れてしまった顔を手で適当に拭いながら、ネズさんはにたりと笑った。
申し訳ないやら恥ずかしいやらで泣きそうになりながら「ごめんなさい」と繰り返すと、ネズさんは少し乱れた髪を掻き上げて、ギラギラとした瞳でわたしのことを見下ろす。

「ほんと、きみってかわいいよね」

その加虐的な視線と声に小さく悲鳴をあげると、ネズさんはくつくつと笑い声をあげながらわたしの首筋に噛みついたのだった。