薄暗く、少し埃っぽい寮の空き部屋にわたしとラギーくんは居た。ベッドに座るラギーくんの足元に座り込んで、目の前のラギーくんの体を見上げる。使われていない部屋の床はひやりとしていて、ほてった体に心地良い。
わたしを見下ろすラギーくんの視線は、獲物を食べるときの肉食獣のそれによく似ている。
「はい、あーん♡」
ラギーくんは甘ったるい声でそう言うと、わたしの頬を優しく撫でた。可愛らしい垂れた目に見つめられて、わたしはそろそろと口を開く。
「よしよし、なまえはいい子ッスね〜」
「んぐ」
優しい言葉とは裏腹に、ラギーくんの指は少し乱暴にわたしの口を更に大きく開かせる。舌を指でぐにぐにと弄ばれ、息苦しさから目に涙が浮かんだ。それでも不思議なことにわたしはこの行為にひどく興奮していて、お腹の奥の方がきゅんきゅんと悦んでしまっている。
飲み込めない唾液がぼたぼたと口の端から垂れ、ラギーくんの手を、床を汚していく。後で掃除しなきゃ、と頭の隅で考えているとラギーくんの指が上顎をくすぐった。
「ふあ♡あう……♡」
「ん、口の中いじくられるのもだいぶヨくなってきたッスか?」
「うぅ〜♡」
ラギーくんの問いかけに言葉で答えることも、首を動かすこともできなくて、わたしはわけのわからないうめき声のようなものをあげた。まるで飼われているペットみたいで、全身がぞくぞくする。
そもそも、ラギーくんがこんなことをするようになった原因はわたしにある。考えなしに置いてあるドーナツをぱくぱくと食べてしまったのが悪かった。ドーナツの持ち主だったラギーくんは、わたしの口に「オレのドーナツ返してほしいんスけど!」と指を突っ込んだのだ。ラギーくんの食べ物への執着故の行動だろう。
その時に何故だかわたしが甘い声をあげてしまったのをきっかけに、ラギーくんは毎日わたしの口内を責め続けることになったのだ。
「なまえ、ここ触られるの好きッスよね?舌の裏っ側」
「ぅ、ぐ……♡ん゛んっ♡」
ラギーくんの指が舌の裏側へと押し込まれる。舌の裏を指でこちゅこちゅと優しく擦られれば、全身がびくびく痙攣した。わたしの口の中はすっかり性感帯になってしまっているのだ。
「今日はこの後どうされたいッスか?口まんこにチンポ突っ込んでもいいし……それか、キスハメ交尾もいいかもしれないッスね」
ねぇ、なまえ♡とわたしの名前を呼んで、ラギーくんは舌を引っ張った。えっちな言葉をたくさん浴びせられながら口の中を好き勝手に弄られ、わたしはびくりと体を跳ねさせる。
唾液でべとべとになったラギーくんの指が口内から出て行って、返事を促されているのがわかった。わたしが自らえっちなおねだりをするのを、ラギーくんは意地悪な顔で待っているのだ。
ふうふうと荒い呼吸を吐き出しながら、わたしはラギーくんの膨らんだ股間を見つめた。自分で自分の顔がとろとろにとろけてしまっているのがわかる。ごく、と喉を鳴らして唾液を飲み込み、わたしはそっと口を開いた。
「ど、どっちも……♡どっちも、してほしい……です♡」
「シシッ、どっちも、ねぇ」
「あっ♡」
床に座るわたしのおまんこを、ラギーくんのつま先が掠めていく。すでにぬるぬるになっているそこは、わたしが少し身じろぎするだけでもくちゅくちゅといやらしい音が鳴った。
口の中を指でめちゃくちゃにされて、こんなに濡れてしまっているのを改めてわからされるようで恥ずかしくてたまらない。
ラギーくんの頭の上でぴくぴく揺れるかわいいハイエナの耳にも、もちろん今のいやらしい音は聞こえてしまっているだろう。ラギーくんはわたしの頭を優しくそっと撫でながら、ニィッと口の端を吊り上げた。
「オレに負けず劣らず欲張りッスねぇ。……望み通りになまえのそのちっちゃくてかわいい口まんこにオレのチンポ突っ込んで、喉の奥まで犯してあげる」
「っ、は……♡ありがとう、ございまひゅ♡」
「その後息ができないくらいキスハメ交尾して口の中もまんこもどろっどろになりましょーね」
ラギーくんのえっちな言葉でも感じてしまい、思わず体がぶるりと震えた。この後どれだけぐちゃぐちゃにしてもらえるのか、想像しただけでもたまらない気持ちになる。
ラギーくんはわたしの頭をぐっと自分の股間へ押し付けると、楽しそうに弾んだ声を出した。布越しの熱く、硬い感触に思わず甘い吐息が漏れる。
「はぅ……♡」
「それじゃあ、口だけでオレのチンポ取り出してくれます?上手にできたらたーっぷりいじめてあげるッスよ。……なまえはお利口さんだから、できますよね?」
「で、できまひゅ……♡」
高圧的なラギーくんにメロメロになりながら、わたしはゆっくりと目の前のジッパーに歯を立てた。ジイッというジッパーを下ろす音が、部屋の中で大きく響いている。