ラブホテルって、別にピンク色なわけじゃないんだ。
わたしがラブホテルに足を踏み入れて一番に思った感想はそれだった。初めて訪れたラブホテルは何もかもが未体験のことばかりで、わたしは悠仁くんの後ろでずっとキョロキョロソワソワしていた。
そんなわたしに相反して、悠仁くんは「部屋ここでいーい?」と大量に並ぶ部屋の写真の中から当たり前のように一部屋選んでスイッチを押し、エレベーターに向かってわたしの手を引いて歩きだした。
エレベーターに乗っている間も緊張するわたしに、普段と変わらない雑談をしてくれたし、部屋の扉もあっさりと「ここだ」なんて扉を開いていた。わたしはというと、下でボタンを押すと部屋の鍵が勝手に開くのかぁ……なんて感心していた。
ガチャ、と音を立てて開いた扉の中の部屋は、思っていたより普通だった。おっきなベッドと、二人掛けのソファと、壁にくっついたテレビ。ここも別に、ピンクな訳じゃないんだ。

「悠仁く、ん……っ、んぅ……」

その事を悠仁くんに伝えようと思って後ろを振り向くと、悠仁くんに突然唇を重ねられた。ぬるりと熱い舌が入り込んできて体がびくりと跳ねる。
悠仁くんの大きな手で頭を押さえ込まれ、足の間にも足が割り入れられた。気持ちよくて胸がドキドキして、頭の中はふわふわする。

「……っ、ゴメン……」
「らいじょうぶぅ……♡」

足に力が入らなくて、へなへなと悠仁くんにもたれれば、悠仁くんの早い心臓の鼓動が聞こえて来た。
あぁ、緊張してたの、わたしだけじゃないんだ。

「あー……俺、がっつかないようにって思ってたのに……」
「ひゃあっ」

はーっと大きく息を吐いた悠仁くんは、わたしのことを抱き上げて歩き始めた。部屋の真ん中にある大きなベッドの上にわたしを下ろし、悠仁くんもベッドに腰掛ける。
少し顔が赤い悠仁くんがなんだかかわいくて、胸がきゅんとしてしまった。

「余裕あるフリしてカッコつけてたのに、我慢できなくなっちゃった。ゴメン」
「……かっこつけてたの?わたし、悠仁くんはこういうところに慣れてるのかと……思ってた」
「えっ!俺ラブホテル初めて来たよ。慣れてるどころか……その、なんなら部屋選んでる時からチンコ勃ってたし……」

悠仁くんの言葉に思わず目線を動かせば、確かにそこは完全に勃ち上がっていた。悠仁くんのダボっとした服装のせいか全然気が付かなかった。思わずそこから視線を逸らして赤面すれば、悠仁くんは身を乗り出してわたしに顔を寄せた。

「ゆ、悠仁くん……?」
「部屋だって早く入りたくて適当に選んだんだ。こうやって、なまえに早く触りたくて」
「ん、ふぁ……♡んん……♡」

悠仁くんのごつごつした手のひらが、わたしの頬を撫でる。その手はするすると首へ、胸へと下がっていって、服の上からそっと胸を揉んだ。

「ここ、ラブホテルだからさ……。いつもみたいに声我慢しないでいいから、だから、たくさんなまえの可愛い声聞かせて」

そう言った悠仁くんに、どさりと押し倒される。いつも、高専の寮でえっちなことをするときはみんなに部屋に声が聞こえないように布団をかぶって声を押し殺していた。
それが、こんな明るい中で周りを気にせずえっちするなんて、考えただけでも子宮がきゅうっとする。

「んっ♡わかり、ましたぁ……♡」
「俺も今まで我慢してたこと、色々していい?」

ゆっくりと太ももを撫でながらそう聞かれ、わたしはふうふうと荒い呼吸を繰り返しながら何度も頷いた。
悠仁くんが我慢していたこととは何なのか聞こうとしたのだが、わたしの口から出たのは甘ったるい鳴き声だった。悠仁くんの指が、わたしのクリトリスを下着越しにぐりぐりと押し潰している。

「あっ♡ひぅ♡う、んんっ♡」
「声、我慢すんなって」
「ひあぁっ♡ご、ごめんなひゃ、ひっ♡」

カリカリと爪で優しくクリトリスを引っ掻かれ、腰がびくびく跳ねる。素直に声をあげて謝れば、悠仁くんは興奮した様子で「かわいい」と呟いた。

「服、脱ぐ?」
「ひゃい……♡」

こんな明るい中で裸になるのは恥ずかしかったけれど、それよりも早く肌で悠仁くんと触れ合いたかった。ちゅっ♡ちゅっ♡と何度もキスをしながら、悠仁くんがわたしの服を脱がせていく。
あっという間に裸になったわたしを、下着一枚の悠仁くんがぎゅうっと抱き締めた。あったかくて気持ちいい。お互いの早い鼓動の音をくっついた胸が伝え合っている。

「やわらけー……」
「ふふ、悠仁くんは硬いよ」
「……なまえも、ここは硬くなってるけど」
「あっ♡♡」

ぐりゅっ♡と再びクリトリスに触れられて思わず体が跳ねる。悠仁くんの言う通り、わたしのクリトリスはすっかり勃起して硬くなってしまっている。
悠仁くんはぬるぬるのクリトリスを擦りながら、わたしの乳首をべろりと舐めた。視線はわたしの顔に向けたまま、ちゅうちゅうくちゅくちゅと乳首とクリトリスをいじめていく。

「あっ♡あっ♡それ、やらぁっ♡♡」
「ん、乳首とクリ一緒にするの、気持ちよくない?」
「きもちいいっ♡きもちいいから、あっ♡らめっ♡らめなのぉっ♡」

まだほんの少し触られただけなのにイってしまいそうなくらい気持ちいい。乳首もクリトリスも限界まで勃起して、悠仁くんが舌や指を動かす度におまんこからとろとろと愛液が溢れていく。
気持ちよすぎてこわい。強すぎる快感をどうにかしたくて首をぶるぶる振ってみたり、全身に力を込めてみたりしてもまるで意味はなく、わたしの体は悠仁くんによって無理矢理絶頂へと引きずり込まれていった。

「ほんとにらめっ♡ゆうじくんっ♡♡」
「なまえ、今日は俺が我慢してたことさせてくれるんでしょ?」

珍しくニタリと意地悪く笑った悠仁くんは、手の動きを止めないままそう言った。いつもならわたしがやめてって言ったらすぐに止めてくれるのに。
悠仁くんは止めるどころかクリトリスをぐりぐりと刺激する指の動きを早くして、わたしの体を責め立てた。

「ら、らってぇ♡イっ♡イっちゃうよぉっ♡♡」
「うん、なまえのイくとこ見せて」

ふうふうと荒い呼吸をした悠仁くんがわたしに顔を寄せる。こんな明るい中、こんな間近でイってる顔を大好きな悠仁くんに見られるなんて。そう意識した瞬間、全身にぞくぞくしたものが走っていく。

「俺にイかされてるなまえの顔、見たい」
「あっ♡あーっ♡♡イくっ♡♡イきまひゅ♡♡♡」

じいっと悠仁くんに見つめられ、視線を合わせたままわたしはあっけなく達してしまった。全身がびくびく痙攣して、心臓が全力で走った後みたいにドキドキしてる。
あまりの気持ちよさにへなへなと脱力し息を整えることに専念していると、悠仁くんがごくりと喉を鳴らす音が聞こえた。

「かっわい……」
「ふあ……悠仁、くん……?」
「なまえ、膝抱えてて」

悠仁くんに促されるままに自分で自分の両足を抱える。膝の裏を持ってみて、初めてそれがおまんこが丸見えの恥ずかしいポーズだということに気がついた。イったばかりのひくひく痙攣するおまんこに、悠仁くんが顔を寄せる。

「や、やだぁっ、はずかし、ひうっ♡♡」
「んー?」
「あ゛♡あっ♡や、そこぉ゛っ♡♡」

わたしのふとももを押さえつけながら、悠仁くんがおまんこを舐め回している。熱い舌でおまんこを全部、隅から隅まで舐め尽くして、更にクリトリスを軽く吸いながら舌で弾かれる。

「い、いま、らめぇっ♡♡おかしくなりゅっ♡♡ゆうじく、あ゛〜っ♡♡♡」

ぢゅ〜っ♡とクリトリスきつく吸われ、背中がぐうっとのけぞった。一度達した体はそれだけで簡単に二度目の絶頂を迎え、頭の中がダメになっていくかのような快感に襲われる。

「……っイ゛ったあ♡♡またイきまし、たぁっ♡♡ゆうじくん、も、おまんこやだあっ♡♡♡」

わたしが泣きながら大声でそう叫んでも、悠仁くんの口はおまんこにくっついたままだ。がくがく揺れる腰を押さえつけて、悠仁くんは舌先でクリトリスをくすぐり続ける。
こんなにしつこくおまんこを責められたことなど今まで生きてきた中で一度もない。絶えず襲ってくる強すぎる快感で、もう頭の中はぐちゃぐちゃだ。

「あ゛ーっ♡あ゛ーっ♡くるっ♡♡♡またしゅごいの、くるぅ♡♡♡」
「んー」

どうぞ、と言わんばかりに悠仁くんの舌がクリトリスに押し付けられ、わたしはまた絶頂に体を強張らせる。
しぬ、このままだときもちよすぎてしんじゃう。そう思いろくに力の入らない体でベッドの上から逃げようとするのだが、あっさりと悠仁くんに押さえつけられてしまった。
ふうふうと荒い呼吸の悠仁くんは、わたしを片手で押さえつけたままベッドの枕元にあるコンドームを手に取った。

「あれ、二個しか無いんだ。電話したらもっと貰えんのかな」
「でんわ……?あっ♡」

朦朧とする頭で悠仁くんの言葉を反芻していると、ぴとりとおまんこに熱くて硬いものが押しつけられた。よく知ったその感触に、期待なのか恐怖なのか、全身の肌が粟立つ。

「まぁ、無くなってから考えればいっか」
「あ♡あ♡ゆうじくんっ♡♡♡」
「なまえ、挿れていい?」

ちゅぷ♡と入口にコンドームが被さったおちんちんを押し当てられる。わたしの返事を待つ悠仁くんはまるで「待て」をされた犬みたいだ。
ふーっ、ふーっ、と獣みたいな呼吸をして、ギラギラした目でわたしを見つめている。

「い、いいよぉ……♡」
「……なまえっ♡」

わたしがそろそろと頷くと、悠仁くんはうれしそうにわたしの名前を呼んでぐっと腰を押しつけた。何度もイってぐずぐずになったおまんこは、悠仁くんのおちんちんをあっという間に飲み込んでしまう。

「ひう♡な、あっ♡いつもと、ちが、ぅあ゛♡」
「っ、ヤバ……ゴメン、俺すぐ、出ちゃうかも……っ」

イきすぎているせいかおちんちんを挿れられただけでも足が震えてしまうくらいに気持ちがいい。
悠仁くんは余裕がないのか、最初から激しく腰を打ち付け始めた。ごりゅごりゅと中のイイところを擦られる度に、口から勝手に悲鳴のような声が出てしまう。

「あっ♡ひぐっ♡♡そこ、お゛っ♡♡」
「すご、ンッ、かわい……っ」
「ゆうじく、んん゛っ♡♡ん♡ん〜っ♡♡♡」

ばちゅっ♡ばちゅんっ♡とものすごい音を立てながら、悠仁くんはわたしの唇に噛み付いた。悠仁くんの舌がわたしの口内に入り込み、好き勝手に動き回る。おまんこだけじゃなくて口の中も犯されて、目の前にチカチカ星が飛んだ。
イく♡イく♡イく♡と頭の中が絶頂でいっぱいになり、おまんこが大きく痙攣する。わたしは悠仁くんの体に全身を押しつぶされながら深い絶頂に体を震わせた。悠仁くんもイっているらしく、中でおちんちんがびくびく脈打っている。
今までの寮でのえっちは相当手加減されていたことや悠仁くんが我慢していたことが何なのかを、薄れゆく意識の中でわたしはようやく気付いたのだった。
十数分後、目が覚めたわたしに「なまえが寝てる間にフロント電話したら時間延長できたしゴムもいっぱいもらえた!」と無邪気に笑う悠仁くんを見て、わたしはまた気を失いそうになった。
うぅ、笑顔が眩しい。