二人でシャワーを浴びて、キスをたくさんして、下着も服も着ないままにベッドになだれ込む。
わたしを見下ろすネズさんの顔はひどく興奮していて、心臓が高鳴った。ネズさんがわたしの胸に顔を埋めようとしたその瞬間、わたしは慌ててネズさんを制止した。
「あの、ネズさん、ちょっと待ってください」
「なに」
わたしの声を聞いたネズさんは、眉間にシワを寄せて思い切り不機嫌そうにこちらを見る。
さすがあくタイプ使い、と言いたくなるようなその顔と声に思わずびくっと肩を跳ねさせつつも、わたしはそろそろと話を切り出した。
「さ、最近おっぱいが、その……変なのであんまり触らないでもらえると……」
「ハイ?変とは?」
やっぱり聞かれてしまった。ものすごく恥ずかしいけれど理由を話さない訳にもいかないので、わたしはネズさんに覆い被さられたままもじもじと話を続けた。
恥ずかしくて視線をうろうろ彷徨わせるわたしとは違い、ネズさんはわたしの顔をじいっと見つめている。あんまり見ないで欲しい。ネズさんの顔、ものすごくかっこいいから。
「なんだか最近、胸が、えっと……気持ちよすぎるので……あまり触らないでもらえると、助かり……ます……」
こんなことを言うのはものすごく恥ずかしくて、とにかく顔が熱くてたまらない。ネズさんの顔を見ることもできず、思わず両手で顔を覆うとくつくつとネズさんの笑う声が聞こえてきた。
「ふ、ふふ……そうですか。気持ちよすぎる、ね……」
「ネズさん……?」
そろそろと両手をどけてネズさんの顔を見ると、さっきまでの不機嫌な顔とはまた違う、意地悪でいやらしい顔をしてこちらを見下ろしていた。
ぺろ、と唇を舐めたネズさんはわたしの耳元に唇を寄せると、低く掠れた声でそっと囁く。わたしはネズさんの顔に弱いけれど、それと同じくらい声にも弱い。ネズさんの声で、全身がぞくぞくしてしまう。
「おまえは本当にかわいいですね」
「えっ?あっ、ひあぁ♡」
すっかり耳に意識が集中していたわたしは、突然乳首をきゅうっと摘まれて大声をあげてしまう。
触らないでほしい、というわたしの願いを全く聞くつもりがないのか、ネズさんはそのままわたしの乳首をぐにぐにと指で刺激し続けた。
「あっ♡あっ♡ネズさんっ♡おっぱい、やだぁ♡」
「気持ちよすぎて、ですか?」
「そうっ♡そうれす♡ひっ♡」
じゅるじゅると音を立てながら耳を舐められ、更には乳首の先っぽを爪先でカリカリと引っかかれる。びくびく体が跳ねて、おまんこがあっという間にとろとろになっていくのがわかる。
わたしの意思とは無関係に腰がかくかく揺れて、両足の間に押し込まれたネズさんの足をきゅうっと挟み込んでしまう。
なんで、なんでこんなに気持ちよくなってしまうんだろう。前はこんな風じゃなかったのに。
「おれがそうなるようにしたんですよ、なまえ。まさか気付いてなかったとはね」
「ぅあ♡あ゛っ♡さきっぽ、らめぇ♡♡」
「なまえが乳首で気持ちよくなれるように、おれが、開発してあげたんです。ちゃんと乳首が気持ちいいってこと覚えられてえらいですよ」
耳元でわざとらしくえっちな単語を使ってゆっくり話すネズさんの手は止まることがなかった。触られてないはずのおまんこがひくひく痙攣して、口から出る甘ったるい声も止められない。
「ねずさん♡あっ♡やあっ♡」
「ふふ、今日は乳首だけでイけるようにがんばりましょうか」
そう言ったネズさんはわたしの耳元から唇を離し、今度はぱくりと乳首を口に含んでしまった。ネズさんのぬるぬるの舌が乳首に唾液をたっぷり塗り込んで、何度も何度も擦り上げる。
硬く尖らせた舌先で先っぽをぐりぐりほじったり、ちゅうっときつく吸われたり、ぐっと歯を立てられたりと、ネズさんの乳首への責めは止まらない。
真綿で首を絞められるかのようにじわじわと絶頂へ追い込まれていくのは、直接的な刺激で絶頂を味合わされるよりも更に恐ろしくて、わたしは全身をぶるぶると震わせた。
「あ゛っ♡あ〜っ♡ねずひゃんっ♡もう、やらあっ♡ちくび♡ちくびでイくの、こわいぃっ♡♡」
「っは、そういうのがおれを煽ってんの、まだわかんねぇんですか」
ネズさんはそう言うと、一際強く乳首を押し潰した。痛いくらいの刺激のはずなのに、それすらもわたしの体は快感に変えてしまう。
そのまま乳首をぐりぐりと嬲られれば、体がびくんっと大きく硬った。その瞬間、触られていないおまんこがきゅうきゅう収縮してすさまじい快感に襲われる。
「〜〜〜〜〜〜っ♡♡♡」
本当に、本当に乳首だけでイってしまった。おまんこをいじめられてイくときとはまた違った、今まで味わったことのない感覚に頭の中が混乱しているのがわかる。こんなの、知っちゃいけない感覚だ。
声にならない声をあげてわたしが絶頂に震えるその姿を、ネズさんがニタリと笑いながら見下ろしている。
「はは、イけたじゃねぇかよ」
サディスティックな顔をしたネズさんは、大きすぎる快感にぴくぴく全身を痙攣させるわたしの唇に噛み付いて、その口内をめちゃくちゃに犯した。
ネズさんも興奮しているのか、珍しくキスの最中に鼻が当たったり歯がぶつかった。しかし、そんなことも気にならないくらいに頭のてっぺんから足の先まで、全部がメロメロになってしまっている。
びしょびしょの下半身にネズさんのおちんちんが擦り付けられるのも、ものすごく気持ちがいい。
「責任持って一生かわいがってあげますから、安心してくださいよ、なまえ」
やっと唇を解放したネズさんはそう言って笑い、わたしの舌を指で掴んだ。引っ張り出された舌がじんじんして、また子宮がきゅうっとする。
「次はこのちっせぇ口の中を開発するのも悪くねぇですね」
「ふぁ……♡」
「……期待した顔して、やらしー女」
まぁ、そんなとこがかわいいんですけど。と目を細めたネズさんは、わたしの口の中に指を突っ込んでその長い指で口内を撫で回した。
わたしの体が全身性感帯になってしまうのも、時間の問題かもしれない。