ルーク先輩はいつだって優しい。わたしを見ると毎日必ず的確に褒めてくれるのだ。例えば髪型やメイクはもちろん、ほんの少し切っただけの爪や持っていたハンカチ、新しくしたシャンプー。どんな些細な変化にも気がついてくれる。
そして変化がないときにだって「ボーテ!今日も変わらぬ可憐な姿を見せてくれてうれしいよ、なまえ」なんて微笑んでくれるのだ。
ちなみにこれはわたしにだけでなく、誰にでもこうなのである。ヴィルさんやエペルくんはもちろん、ポムフィオーレ寮以外の人にもそうだ。みんなのことを美しい、ここが素晴らしい、百点!……と様々な事を褒めながら日々を送っている。本当に美しさを見つけるのが上手い、素敵な人だと思う。
しかし、そんなルーク先輩が唯一いじわるになる時がある。それはベッドの中……えっちなことをしている時だけは、とてもいじわるなのだ。
「ルーク先輩、あの、離してくれませんか……?」
「おや、どうしてかな?そんなつれないことを言わないでおくれ、愛しい君」
にっこりと微笑むルーク先輩は、ベッドでわたしのことを組み敷いたままそう言った。
ルーク先輩とえっちをするのは嫌いじゃない……というか、好きだけれど、今日はこのまま流される訳にはいかない。
明日が提出期限の宿題が、まだ終わっていないのだ。今日なんとしても終わらせないとクルーウェル先生に叱られてしまう。
その旨をルーク先輩に伝えれば、わたしを押さえ込んでいた大きな手がそっと離れていく。
今日はずいぶんあっさり退いてくれたなあ、とのんきに考えながら体を起こそうとすると、おでこをつん、と指で押されてわたしは再びふかふかのベッドに沈み込んだ。
「えっ、あれ……?」
「マーヴェラス!驚いた表情も素晴らしい!大丈夫さ、宿題なら私が手伝ってあげるよ」
「あの、えと、でも……」
視線を泳がせながらなんと答えるべきか思い悩んでいると、ルーク先輩の長い指がわたしの唇をなぞった。そのゆっくりとした動きに思わずぞくりと肌が粟立つ。ルーク先輩はスッと目を細め、わたしを見下ろしていた。
「ふふ、キミが私に火を付けたんだ。嫌とは言わせないよ」
「ひゃあっ♡」
ぐり、と硬くなった股間を押し付けられ、つい甘ったるい悲鳴をあげてしまった。お互い制服をきちんと着たままだというのに、ルーク先輩はセックスするみたいな体勢をとってわたしのおまんこに勃起したそれをぐいぐいと押し付けている。
それだけでもおまんこがじんじんして、頭が霞がかったようにぼんやりしてきてしまう。
「あぅ♡ん♡んんっ♡」
「キミはその気もないのに私の部屋にやって来て、この可憐な唇で私への愛を囁いたのかい?ベッドの上へ私を誘ったのはなまえ、キミだよ」
「そ、それは……ぁっ♡」
「……ノン、逃げてはいけないよ」
どんどん気持ちよくなってきてしまっているのが恥ずかしくて、腰を引くとすぐに腰を掴まれてまた股間を押し付けられる。ルーク先輩は確実にさっきより強く股間をわたしに押し付けている。そして低い声でうっとりとわたしにまた語りかけるのだ。
「私が狩人だということをお忘れかな?そう逃げられては、もっと追いかけたくなってしまうな」
「ひっ♡あ♡ルークせんぱ、い♡もう、っ♡」
「もう、なんだい?その愛らしくも甘露な声で聞かせておくれ、なまえ」
もうすっかりわたしの体はその気になっていて、早くルーク先輩に触られたくてたまらなくなってしまっていた。早く、早くいつもみたいにめちゃくちゃにしてほしい。
「宿題っ、も、いいですからぁっ♡」
「おや、それでは百点をあげられないよ。ちゃんと、言えるだろう?」
普段のルーク先輩なら褒めてくれるのに、今のルーク先輩はすごくいじわるな顔をしてわたしを見つめている。
走ってもなかなか呼吸が乱れることのないルーク先輩が、呼吸を荒くして白い頬を朱色に染めている。べろりと唇を舐めるその姿に、子宮がきゅうっと震えた。
「あ……あ……♡セックス……っ♡ルーク先輩と、セックスしたいで、んっ♡んぅ♡♡」
すべてを言い終わるか否かというタイミングで、ルーク先輩はわたしの唇に思い切り吸い付いた。もうわたしに逃げる意思はないというのに、両手をしっかりと押さえつけながら口内に舌を押し込まれる。
必死で呼吸しながらルーク先輩の舌に自分の舌を絡ませると、またぐりゅ♡とおちんちんがおまんこに押し付けられた。くちくちと濡れた音がする。
散々口内を犯されていよいよ酸欠になるかもしれない、というところでやっと唇を解放され、ルーク先輩が顔を離す。とろりとどちらのものかわからない唾液を唇から舐め取りながら、ルーク先輩は低いかすれた声でわたしに囁いた。
「……ボーテ、百点だよ」
ギラギラ輝く狩人の瞳に見下ろされ、わたしはぶるりと身震いした。その震えが恐怖からなのか歓喜からなのかわからないままルーク先輩に首筋に噛み付かれ、わたしは甘ったるい鳴き声をあげた。