スマホに届いた野火丸くんからのメッセージを確認しながら、わたしはとあるホテルの長い廊下を歩いていた。
かわいいかわいい野火丸くんにすぐに来て欲しいと呼び出されて、わたしは二つ返事でホテルへ向かった。
何の用事かはよくわからないが、せっかく野火丸くんに会うんだからまた頭撫でさせてもらっちゃお。膝の上に野火丸くんを乗っけて、あのさらさらの金髪を撫でるのがわたしの日々の癒しなのだ。

「えーっと、ここかな?」

野火丸くんから教えられた番号の部屋の前に立ち、コンコン、と軽くドアをノックする。「はーい」という野火丸くんの返事が聞こえると同時にドアが中から開かれた。

「えっ」

ぐい、と腕を引かれ、室内に引っ張り込まれる。わたしの腕を掴んでいるのは野火丸くん……なのだが、サイズ感がおかしい。
わたしよりかなり大きいのだ。わたしのかわいい野火丸くんはいったいどこへ……。

「の、のび、えっ?」
「そうです。野火丸くんです。ほらほら、びっくりして耳が出てますよ」

にこにこと笑いながら大きな野火丸くんはわたしの耳に触れる。野火丸くんの言う通り、狐の耳が出てしまっていたらしく、野火丸くんの大きな手がふわふわと毛並みを撫でた。

「今日はいつも僕を可愛がってくれているなまえさんにお礼をしようと思いまして」

たしかに野火丸くんの声なのに、いつもより随分と低い。何が何だかわからなくて困惑するわたしを、野火丸くんはぐいぐいと引っ張って部屋の奥へと向かった。






「あっ♡あっ♡やら、そこ、ぉ゛っ♡」
「え〜。嫌ですか?こんなに気持ちよさそうなのになぁ」

ぐぽぐぽとおまんこの中で蠢く野火丸くんの指にひんひん泣かされながら、わたしは体を震わせていた。何故こんなことになったのか。
ベッドに座る野火丸くんの膝の上で、わたしは中途半端に服を乱されてすっかりされるがままになっていた。

「そういえば今日はいつもみたいに『かわいい』って褒めてくれないんですか?なんだか傷つくなぁ〜」
「かっ、わいいっ♡かわいいれすっ♡♡ひぐっ♡」
「わーい、ありがとうございます。うれしいから僕はりきっちゃいますね」

全く本心ではなさそうな話し方でそう言った野火丸くんは、空いていた片手でわたしのクリトリスを押し潰した。その瞬間、とてつもない快感に襲われてわたしは体を跳ねさせる。

「イっ……♡♡あ゛♡あーっ♡♡♡」
「あれぇ、またイっちゃいました?なまえさん本当にクリトリス弱いんですね」

もう何回イったのかわからない。こんなの今まで経験したことがない。野火丸くんの触るところがぜんぶぜんぶ気持ちよくて、頭の中がぐちゃぐちゃになる。
わたしより力が弱かったはずの野火丸くんに軽々と押さえつけられて、好き勝手におまんこを撫でまわされている。くすくすと笑う野火丸くんの声が耳元で聞こえ、それにも体が反応してしまう。

「イきすぎて耳も尻尾も出ちゃってますね。力の弱い小狐みたいだ」
「ひっ♡みみ、やあっ♡食べないでぇ♡♡」

がぶりと耳に噛み付かれ、ぶるぶると体が震えた。この大きな野火丸くんなら、わたしのことなど簡単に食べてしまえる。
このまま耳を食いちぎられたらどうしよう、と恐ろしいはずなのにそれと同時におまんこがきゅうっと野火丸くんの指を締め付けた。

「やだなぁ、ちょっと噛んだだけですよ。食べたりなんかしません。言ったでしょう?今日はなまえさんがいつも可愛がってくれてるお礼をするんだって」

楽しそうな野火丸くんの声が聞こえたかと思うと、おまんこの中で気持ちいいところを撫でていた指の動きが早くなる。目の前がチカチカして、また無理矢理絶頂へと引っ張り込まれていく。

「やらぁ♡またイく♡♡イっちゃうよぉ゛っ♡♡」
「よしよし♡なまえさんはかわいいですね♡いい子いい子♡」

いつもわたしが野火丸くんを膝に乗せて言っているセリフをそのまま繰り返されたその瞬間に、わたしは再びイってしまった。よしよし、と片手でわたしの頭を撫で、甘やかすような声色でゆっくりと話し続ける。

「今まで僕のことたくさん可愛がってくれた分、今日は僕がなまえさんを可愛がってあげますね。して欲しいことは何でも言ってください」

突然どさりとベッドに押し倒され、野火丸くんはわたしを見下ろした。くりくりとした両眼がニィっと細められる。
わたしの知らないオスの表情だ。わたしの知ってるかわいい野火丸くんは、こんな顔をしなかったのに。

「やめて以外なら何でも聞いてあげますよ」

ぺろりと唇を舐めた野火丸くんは、再びわたしのおまんこに指を埋めながらそう言った。