おまんこの中でぬぷぬぷと蠢く指に腰が震える。今日取り替えたばかりの、お日様の匂いのするシーツを握りしめ、わたしは必死に快感に耐えていた。
「おい、なまえ」
「んんっ♡な、なにぃ?」
「何で声抑えてんだ」
レオナさまは不機嫌そうにそう言うと、わたしのことをギロリと見下ろした。その肉食獣の視線に自然と頭上の耳がピンと立つ。レオナさまの一言一句、吐息さえも聞き逃さないようにと警戒してしまうのは、わたしがレオナさまの従者だからか、それとも食べられる立場の草食動物だからなのかは自分でもわからない。
「それは、あの、」
「なんだ」
「今日、寮生の方が、その、わたしの喘ぎ声が聞こえてくると話していて、えっ♡」
中に押し込められていた指がぐうっと気持ちいいところを押さえ、つい甘ったるい声が出てしまう。
これではまた、このサバナクローの寮生の人たちに声を聞かれてしまう。声を抑えなくちゃいけないのに、気持ちよすぎる。
「へぇ、それでなまえは声を聞かれて興奮してるって?」
「ちが、あっ♡やぁ♡そこらめ……っ♡」
「違わねぇだろ。声聞かれてるって話しながらまんこ締め付けやがって」
「それは、レオナさまが、あっ♡クリトリス♡いじめるからっ♡」
中指と人差し指を中に入れたまま、レオナさまは器用にクリトリスをぐりゅぐりゅとこね回す。びりびりした快感におまんこが何度も痙攣して、愛液がだらしなく溢れ出した。
ぷちゅぷちゅと聞こえるこのいやらしい水音も、もしかしたらみんなに聞かれているのかもしれない。そう頭に浮かんだ途端、恥ずかしくて気持ち良くて下腹部がじんじんした。
「いいか、なまえ。その長い耳でよく聞け。次に声を抑えたら躾し直しだ」
「は、ぁ♡そんなぁ♡」
「俺の言うことが聞けねぇのか?」
ニタリと笑うレオナさまは間違いなくすべての動物を従えるべき支配者である。わたしがレオナさまに逆らえるはずがない。……ないのだが、羞恥心が消えるわけでもない。
わたしはうさぎである為、耳がいい。そのせいで昼間こそこそと話していた寮生たちの会話が、わたしの耳には聞こえてしまったのだ。
「毎晩のように聞こえるレオナさまとこのうさぎの声のせいで寝不足だ」「オレも昨日あの声で抜いたぜ」「スゲェ声だよな」などと言われては声も抑えたくなるだろう。
「でも、ふぁっ♡んん♡んぅ♡」
「あぁ、残念だな。躾し直し、だ」
「ひゃうぅ♡」
しまった、と思ってももう遅い。レオナさまはべろりと舌舐めずりをすると、おまんこから指を引き抜き、ぐるりとわたしの体をひっくり返して四つん這いにさせた。
つい声を抑えてしまった。どうしようどうしよう、と心臓がドキドキうるさく鳴り、耳がぴくぴく震えてしまう。
「腰上げろ」
「はひ♡あっ♡あ♡あ〜っ♡」
ぐぷ、とレオナさまのおちんちんがおまんこに押し入ってくる感触に、声を抑えるどころかとろとろの大声が出てしまった。
わざとらしくゆっくり奥まで押し込まれ、膝から力が抜けてしまいそうになる。
レオナさまはくく、と喉の奥で笑い、背後から大きな手でわたしのピンと立った耳をするりと撫でた。毛並みを整えるように優しく何度か撫でられると、背中がぞくぞくして上半身がベッドに沈む。お尻だけ突き出したような体勢をどうにかしたいのに、体に力が入らない。
レオナさまの手のひらは耳から離れ、背中をなぞり腰へと向かう。そこにあるのは、わたしの短く小さなふわふわの尻尾だ。
「ひあっ♡あ゛っ♡しっぽぉ゛♡らめぇ♡」
「ははっ、良い声だな。なまえ」
「ゆ、ゆすらないれ、くらさいっ♡あっ♡あっ♡」
レオナさまに尻尾をふわりと掴まれて、付け根からゆるゆると揺すられる。頭の中をかき混ぜられるみたいな恐怖感さえ覚える快感に、声を抑えるどころか悲鳴のような大声が出てしまう。
ベッドに顔を押し付けて声を押し殺そうとすると、レオナさまはぎゅうっと尻尾を強く握り、低く体に響く声でわたしを叱った。
「まだわかんねぇのか。声を抑えるな」
「ひっ♡ごめんなひゃ、い゛っ♡ぅあっ♡あっ♡」
ぱちゅ♡ぱちゅん♡と音を立てながら腰を打ち付けられ、おまんこがきゅうきゅう収縮する。むりやり絶頂に引き上げられる感覚にもうおかしくなりそうだ。
レオナさまの大きなおちんちんがごりゅごりゅといいところばかり穿ち、全身がレオナさまに服従していく。
「あっ♡あっ♡もう、イきまひゅ♡♡おまんこイぐ♡♡」
「あぁ、イけよ」
「はひ♡あ゛♡あ♡イく♡イくっ♡♡♡」
おまんこが大きく痙攣して、耳の先っぽから爪先までとてつもない快感に包まれる。気持ちよすぎて、呼吸もままならないくらいだ。
ぴくぴくと震える尻尾をレオナさまが感触を確かめるように長い指で撫で回して、くすくすと背後で笑った。
「きちんと言うこと聞けて偉いじゃねぇか」
「ぅあ♡あ♡ありがとうございましゅ♡」
「俺のうさぎは優秀だな」
少し嘲笑を孕んだ声なのに「褒められた」という事実で胸が多幸感でいっぱいになる。わたしはレオナさまの優秀なうさぎなのだ。抱かれている最中でなければ喜びでぴょんぴょん跳び回っていただろう。
「ふぁ♡あっ♡れおなひゃまぁ♡♡」
「二度と声を抑えるなよ」
「わ、わかり、ましたぁっ♡あっ♡あっ♡」
腰をがしりと掴み直され、レオナさまの腰の動きが激しくなる。
きもちいい♡きもちいい♡と頭の中がメロメロになっていく中、レオナさまの小さな囁き声がわたしの耳に届いた。わたしがうさぎでなければ聞こえなかったであろうその声は、愛に溢れた優しい、とろとろの蜂蜜のような甘い声だった。
「お前は俺のもんだ、なまえ」