一人でぼんやりとテレビを眺めていると、スマホロトムから何かの通知音が鳴った。わたしが部屋着のポケットからスマホロトムを取り出すと「今日のキバナの試合の再放送の時間ロト!」と楽しそうに告げられる。
慌ててテレビのチャンネルを変えると、キバナさんとチャレンジャーがスタジアムに入場する姿が映っていた。カメラはぐるりと二人の周りを回り、その勇ましい姿を視聴者に見せつける。
この試合は現地で見ていたのだが、改めてテレビを通して見ると新鮮な気持ちになる。キバナさんがボールを構える姿はやっぱりかっこいい。表情がぐっと変わって、一気に獰猛さが剥き出しになる瞬間はたまらない。

「おっ、今日の試合見てんの?」
「わっ!びっくりした!」

突然背後から声をかけられ、わたしはソファの上で跳び上がった。声の主であるキバナさんは長い足でソファの背もたれを跨ぐと、わたしの横にどかりと座る。シャワーを浴びていたキバナさんの体は少し熱く、しっとりとしていた。

「シャワー上がったの、全然気がつかなかった」
「なまえ、そんなにテレビの中のオレさまに夢中になってたのか〜?」

首からタオルを下げ、へらりと笑うキバナさんがわたしの肩をぐい、と抱き寄せる。まさにその言葉の通りだったわたしは何も言い返せず、ただただ頷くのだった。
すると、テレビの中のキバナさんが『吹けよ風!呼べよ砂嵐!竜よ吠えろ!』と力強く叫ぶ。びりびりと鼓膜を揺らすその叫び声と、荒々しい姿に目がテレビへと釘付けになる。かっこいい。かっこよすぎる。

「へぇ……そんなにオレさまがかっこいい?」

どうやら声に出てしまっていたらしい。慌てて隣に座るキバナさんを見ると、ぎらりと輝く瞳でわたしを見下ろしている。
肩を抱く手にぐっと力が込められたかと思うと、キバナさんの膝の上へと抱き上げられていた。作り物のように整ったキバナさんの顔がすぐ目の前にあり、つい視線を逸らしたくなる。

「か、かっこいい……です……」
「フフッ、なまえは素直だな」
「キバナさ、んっ♡」

ちゅ、と唇を重ねられ、キバナさんの大きな舌が口内に入り込む。テレビから聞こえていたはずの歓声がいつのまにか聞こえなくなって、ちゅくちゅくとわたしたちの舌が絡まり合う音だけが頭の中に響いている。気持ちよくて自然と目を閉じると、キバナさんにぐに、とお尻を鷲掴みにされた。

「ひんっ♡」
「目、閉じるなよ。なまえちゃんの大好きなオレさまのかっこいい顔、見てろ」
「はひ……♡ん、ぅ♡はぁ♡」

目を合わせたままキスをすると恥ずかしくて頭がくらくらする。キバナさんのふにゃりと下がった目尻がくっと上がって、わたしの心臓は更に高鳴った。先程テレビでみた、試合中のような鋭い目つきで見つめられ、子宮がきゅうきゅうする。
もぞもぞと膝の上で身動ぎすれば、全て見透かしたようにお尻を揉みしだかれてとろとろとおまんこから愛液が溢れ出す。はずかしい、きもちいい、かっこいい、すき。と頭の中がぐちゃぐちゃになって、気がつけばびくびくと腰を震わせていた。

「はぁ♡ぁ♡キバナひゃん……♡」
「テレビの中のかっこいいキバナさまと目の前のかっこいいキバナさま、一度にどっちも見られてよかったな」

べろりと大きな舌でわたしの唇を舐め、キバナさんはそういたずらっぽく笑った。部屋着のズボンの上からぐにぐにとおまんこを揉まれて、わたしはメロメロになって返事をした。
すでにパンパンになっているクリトリスにごつごつとした手が当たる度、腰の砕けそうなくらいの快感に襲われる。

「あっ♡あっ♡はひ♡うれしい、れす♡」
「オレさまもなまえのとろとろのかわいい顔、大好きだぜ」

スッと目を細めながらそう言ったキバナさんはやっぱりしぬほどかっこいい。