ありとあらゆるSNSの通知やメール、更には電話も鳴り止まないスマホの電源を切って、わたしは目の前の床で正座する簓くんを睨んだ。簓くんは大袈裟に頭を下げて、両手を合わせてわたしに謝罪する。
「ホンマごめんな〜!許してや〜!」
な?と下からわたしの顔を覗き込む簓くんは、わざとらしく眉毛をハの字に下げている。珍しいその表情に、少しだけきゅんとしてしまう自分が情けない。あんな画像をネットに流されて、こんなかわいい表情ひとつで許してしまえるはずがない。
「ほとぼりが冷めるまでウチにおったらええし、必要なもんは何でも買ってええから」
「何でも?」
「何でも何でも!あのあれ、なまえちゃんが前言うてたナントカカントカってクソ高いブランドの下地?も買ってええで!」
「下地もファンデもチークもお菓子もゲームも簓くんのお金で買う」
ムッとしながらそう言うと、簓くんは下げた眉をいつもの調子に戻してソファに座るわたしの足を手に取った。裸足の足に優しく触れられて、少しくすぐったい。
「うんうん。そんでなまえちゃんが許してくれるなら安いもんや。ほんまにごめんな」
「ひゃうっ」
ちゅっ、と音を立てて簓くんは足の甲にキスをした。くすぐったくて思わず出てしまった声に、後悔してももう遅かった。
にんまりと笑みを深めた簓くんはちゅ、ちゅ、と足にキスを繰り返している。足首、ふくらはぎ、脛、膝、太もも、とだんだん際どいところへ近づいてくると、始めはくすぐったかっただけのものがぞくぞくしたものに変わっていく。
「簓く、や、やめ……っ♡」
「ン〜?」
「あっ♡はぅ……♡」
このままじゃ流される、と慌てて静止しても、簓くんに躾けられたわたしの体はすでにその気になってしまっていた。するりとわたしの足の間に入り込んできた簓くんに内腿にキスをされて、甘ったるい声が漏れてしまう。だめだめ、今わたしは、怒ってたはずだ。流されちゃ、いけない。
「許してくれる?」
「やだ、ゆるさな、ひっ♡」
「え〜?かなしいわ〜」
飄々とそう言ってのける簓くんは、つん、とわたしのおまんこを指でつついた。すでに濡れてしまっているそこをパンツの上から指で何度もなぞる簓くんに、わたしは精いっぱい怒った声を出して抗議する。
「だいたい、あっ♡あんな、しゃしん♡いつのまに、撮ってた、のぉっ♡」
「あれはちゃんと『写真撮ってええ?』って確認して撮ったで。なまえちゃんイきまくってメロメロなってたからなぁ、覚えてへん?」
「あっ♡あっ♡しらない、よぉっ♡」
「そっかそっか。そんならしゃーないなぁ」
「うあっ♡ぐりぐり、しないれぇ♡♡」
おまんこからくちゅくちゅといやらしい音がなっている。いつの間にかパンツの中に手が突っ込まれていて、簓くんはわたしのクリトリスを押し潰していた。気持ちよくて、目の前にチカチカと星が飛ぶ。
勃起したクリトリスをぐりゅぐりゅこね回されるのが気持ちよすぎて、身体中からどんどん力が抜けていってしまう。
気がつけばわたしの頭の中はえっちなことでいっぱいになっていて、簓くんへの怒りなどどこかへ消えてしまっていた。
「やぁ♡ささらく、クリ♡らめぇ♡」
「だめ?じゃあ止めよか?これ以上なまえちゃんに嫌な思いさせたくないしな」
ピタリと止められた手に、子宮がきゅんっと切なくなる。どうしよう、もっと気持ちよくして欲しい。簓くんに、おまんこぐちゃぐちゃにされたい。どうしようもない欲求で、頭がおかしくなりそうだ。
「やっ♡やめないでぇ♡もっと、いじめてください♡」
「うん、ええよ」
「あ゛っ♡あっ♡ありがとう、ございまひゅ♡♡」
わたしのことを見上げていたはずの簓くんは、知らないうちにわたしのことを楽しそうに見下ろしている。
どろどろのおまんこに指を押し込まれ、更に親指でクリトリスを愛撫されてとてつもない快感が襲ってくる。中の気持ちいいところをぐちゅぐちゅとかき回され、びくびくと腰が跳ねてしまう。すぐにふわふわとした絶頂感に襲われて、わたしはついいつもの癖で簓くんに許しを請う。
「ひっ、イ……っ♡イっちゃ、うっ♡ささら、くんっ♡イきたい♡♡」
「そんならなまえちゃん、簓くんのこと許してくれる?」
「あっ♡ゆるひゅっ♡ゆるす、から、あ゛♡」
「ほんま?めっちゃうれしいわ〜♡そんならイってええよ」
「はひっ♡イく♡イきましゅ♡♡」
ぐぽぐぽと中をかき回す指の動きが早くなり、わたしは背中をのけぞらせて絶頂を迎えた。深い快感の波に何度も襲われて、意識がぼんやり霞がかっていく。
簓くんがこれだけでやめてくれるはずもなく、そのまま何度も何度もイかされて気絶寸前になった頃、簓くんはごそごそとポケットから何かを取り出した。
「なまえちゃんと仲直りできてホンマよかったわ。ほな、仲直りの記念に一枚、写真撮ろか」
朦朧とする意識の中、反射的にうなずくわたしを見て「なまえちゃんはかわいいなぁ」と簓くんがうれしそうに笑った。乾いたシャッターの音がどこかで鳴っている。