汗びっしょりな上、体中のあちこちが痛い。このまま眠ってしまいたいくらいの疲労感で、瞼が勝手に降りてくる。
しかしこのまま寝ては明日の朝、ものすごく後悔することになる。シーツもぐちゃぐちゃだし、服も着てない。というか素っ裸だ。何より中に吐き出された白濁をどうにかしなくては。
寝ちゃだめ、動かなきゃ、とぐるぐる頭の中で考えていると、わたしを優しく抱き寄せる人物から「なぁ」と大きな声で話しかけられる。疲労困憊のわたしとは違い、声の主、森くんは随分元気そうだ。まぁ、当たり前といえば当たり前なのだけれど。

「前から思ってたんだけどよ、殿様って小さいよな」
「えっ、なにが……まさか……」

森くんの発言に一気に脳が覚醒する。今このシチュエーションで小さいと言われるものは胸一択では?自分の胸をチラリと見て、つい眉間にしわが寄る。
いや、そんな小さいとはっきり言われるほど小さいつもりはないが、小さい基準は人それぞれだ。森くんには森くんの判断基準があるのだろう。

「何って、図体だよ。体」
「あ、体か」

全然胸じゃなかった。体ね。しかし体も別にわたしは小さい訳ではない。いたって標準の範囲内である。

「腕もよォ、こんなひょろっひょろだろ」
「女の子はみんなこんなもんだよ」
「なんつーか、何もかもオレより小さいしよォ」
「森くん、大きいからね」

わたしの片腕を掴んでゆらゆらと揺らして見せる森くんは、何かを考えるように少しだけ目を閉じてから、むくりと体を起き上がらせた。

「つまり何かって言うとよ、抱いてる最中に殺しちまいそうだって話だ」

珍しく少し難しそうな顔をした森くんはそう言いながらわたしの体に手を這わせる。思わずびくりと体が揺れて、冷めかけていた熱が再び戻ってくる。

「そ、そんな簡単に、しなないよ」
「そっかぁ……?」
「うん、大丈夫だよ」
「ふーん。まぁ殿様が言うならそれで間違いねぇな!いや、さすがオレの殿様だぜ!」

ニカッといつもの様に笑った森くんは、わたしに触れていた手をするすると体中に滑らせる。何かを確かめているみたいなその動きに、徐々にわたしの息が上がってしまう。
森くんは、楽しくて仕方がないようでついに大きな声で笑い始めた。

「うひゃはははは!いや何、さっきはついぶっ殺しそうで遠慮しちまったんだが……。遠慮なんていらねぇって事だよな、殿様!らしくねーことするもんじゃねぇな、ほんと!」

森くんはそう言うと、がばりとわたしに覆いかぶさる。ギィッと本来一人で寝るべきベッドが嫌な音を立てた。突然の動きにびくりと肩が揺れて、心臓の鼓動が早くなる。
恐る恐る森くんの顔を見上げれば、先程までの笑顔とはかけ離れた表情をして、わたしを見下ろしていた。

「なぁ、なまえ。遠慮はいらねぇってーならよ、今からまだ付き合ってくれるよな?」

べろ、と舌舐めずりをする森くんの口からギザギザの獣みたいな歯が覗く。
さっきまでの行為が、遠慮したものなんて全然わからなかった。何故ならばわたしは先程すでに限界まで責め立てられてぐずぐずにされてしまっていたのだから。
あれよりも更に思う存分、森くんの好きにされてしまうなんて、そんな。ぶるぶる体が震えてしまうのは恐怖なのか期待なのか、わたしにはわからない。
どろどろとおまんこから溢れ出す白濁を感じながら、わたしは森くんに「いいよ」と囁いた。
その途端、噛み付くように重ねられた唇と息を吸う事すら許されない舌の動きに、体が跳ねる。荒々しいキスとは裏腹に森くんの両手は優しく丁寧に体を這い回っていく。

「ん♡んん♡っ、ふ、ぅっ♡」
「……っ、はぁ、なまえ、もっと口開けろ。狭っ苦しい」
「は、はひっ♡ひぁ♡あ♡」

大きく開いた口に太い指と舌が同時に入り込んで来て、口内を犯していく。一度抱かれたせいなのか、すでに腰ががくがく揺れて、おまんこがきゅんきゅん絶頂に向かっていっているのがわかる。
どうしよう、やっぱり死ぬかもしれない、と一瞬浮かんだ考えも、森くんのギラギラした瞳を見たらどこかに溶けていってしまった。