渡しませんよ

SKIT

「ええと……ケリーさん、でしたっけ」

「ええ、アスベルとヒューバートの母ですわ。よろしくね、シオリさん」

「はい、よろしくお願いします。というか……こんな美人なお母様なら、アスベル達がかっこよくて当然なんだなぁ……」

「あらいやだ、お上手ね」

「そんな、本心ですよ。とっても素敵です!」

「ふふ……シオリさんもとても可愛らしいわ。将来アスベルかヒューバートと結婚して、私の娘にならない?」

「へあっ!? い、いや、そんな……」

「……ところでシオリさん、でしたっけ?」

「あ、あーえと……レイモンさん、でしたっけ」

「はい、バリー氏が戻ってくる前に、少々聞きたい事がありまして」

「なんですか?」

「その……シェリアさんの好きな物を教えていただきたくて」

「……」

「……」

「渡しませんよ?」

「え、」

「ダメです。却下。渡しません。シェリアが欲しけりゃわたしを倒して行くんだな!」