SKIT
「あ、あのさ、アスベル。お願いがあるんだけど……」
「どうした? シオリが改まってお願いだなんて珍しいな」
「戦い方を教えて貰えないかな〜なんて……」
「駄目だ」
「なんで即答なのさ!」
「戦い方を教えたら、お前また前に出て怪我するだろ。嫌なんだよ、シオリが怪我をするのは」
「アスベル……じゃあ言い方を変えるよ。自分の身の守り方を教えて」
「俺が守るから必要ない」
「でもアスベルが遠くにいたら? もし詠唱中のみんなを援護出来なかったら? そしたら大変だよ? 特にマリクさんなんてペラペラで打たれ弱いんだから、援護係だってそれなりに戦えなきゃ!」
「それは……確かに……」
「まぁアスベルが教えてくれないなら、ソフィかマリクさんに聞きに行くだけなんだけどさ」
「わ、わかった。俺が教えるよ。だからその……他の人には聞かなくていいからな」
「勝った!」