エクスフィアのない武器

SKIT

「エクスフィア……石ころ……宝石……」

「ナギサ? どうかしたのかい?」

「あ、ああ、うん。エクスフィアって、ただの綺麗な石にしか見えないなって」

「そうだねぇ……こんなのが人の命を吸い上げてるって言われても、すぐには信じられないよね」

「うん……そうだね」

「ナギサはつけてないんだろ? よくそこまで戦えるよ」

「治癒術の効果は半減だし、みんなみたいにぴょんぴょん飛んだり跳ねたり出来ないけどね」

「別にぴょんぴょん飛んでないよ」

「あとは武器が強いだけ。この子、属性付加もできる優れもの」

「ああ……珍しいよね、それ。あんた、あたしと変わらないし、実はミズホの民なんじゃないかって思うよ」

「ミズホ?」

「ああいや、なんでもない」

「……こんな素敵な帯をくれた子に、わたしはエクスフィアを……もしかしたら、それで……苦しませてしまったの……かな」