Chapter9 〜流転〜





「てめぇ、一ノ瀬か?」


バウントセンサーの道案内を意外と素直に辿った更木は、見覚えのある死神と遭遇していた。


「貴様は、更木剣八!」


「ほぅ、覚えてんじゃねぇか。てめぇに行き着いたって事は…今はバウントの手下か?あぁ?」


「答える必要は無い!光華閃け”虹霞”!」


「最近虹色よく見るよなぁ…」


「玲ちゃんの光の方が何倍も綺麗だよ?剣ちゃん」


「まぁ、いい。かかって来いよ。多少は強くなったんだろうなぁ?!」


刀を構え、突っ込んでくる一ノ瀬。

剣筋が光り、夜空を紅が彩った。

玲の特別特訓(最高硬度の鉱石を斬りまくる。因みに最後の方は殺気石まで混ざっていた)に依って斬撃の威力が跳ね上がった更木の刀は、相手の斬魄刀を易々と砕き、肩から腰にかけて袈裟懸けに斬り裂いていた。


「な…まさか…そんな…」


一ノ瀬の表情が絶望に彩られるも。

更木は深々と溜息を吐く。


「つまんねぇなぁ。そんなもんかよ」


彼の罵倒は、半分霊子と化した一ノ瀬には届かなかった。


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