ねた

▼2016/08/23:魔力供給

子ギルSS

舌技に腰砕き状態に陥るマスター

「ますたーボク、魔力切れて動けませんー」
「なんでこのタイミングで宝具を使っちゃうかな!?みんなは先に行ってて直ぐに追いつくから」
渋る面子に子ギルも居るし大丈夫だよと付け足せばやむなしと言うよう彼らは離れていった。
隣の子ギルがくすり、と笑う。

「人払いの手際が随分良くなってきましたね、マスター?」
「魔力供給しないと何処かの誰かさんはてこでも動かないでしょう?」
緋の目を細め挑発的な顔をする子ギルの頬に手を伸ばす。いつ見ても彼の肌は透き通るように白く美しく、芸術品のようだ。
唾を飲み込み、恐る恐る彼の唇に自身の唇を重ねた。
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「元気百倍!あとは大船に乗ったつもりで居て下さい!」
「はっ、ひ…ぅ……」
こんな見目が幼い少年の舌技に翻弄され腰を抜かして歩けなくなってしまい、ここまで子ギルに引きずってきてもらったと知れば彼らはどんな顔でどんな言葉を掛けるだろう…考えたくない、もう止めようこの話。
頭をブンブン振って考えを打ち消している最中の私の気持ちを見越した子ギルが笑みを深めていたなど知る由もない。

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極夜