ねた

▼2017/01/08:7章終盤ねた

夢主に令呪を使わせたいが為に書いた
追記からどうぞ

倒れていくサーヴァントの姿に唇を噛み、一瞬でそれを不敵な笑みに変える。
「マスター何をする気だ?…まさか」
「うん。そのまさかだよ」
目を伏せ左手を掲げれば刻まれた赤い令呪が眩い光を放出しだす。

「令呪三画を重ねて命じる。我に従う全てのサーヴァントの傷を癒し、そして枯渇した魔力を満たせ」
一画、また一画と消えていく令呪に私の意識まで持っていかれそうになる。

「全く…我がマスターながら成す事が無茶苦茶ではないか。いや、我のマスターだから、か」
「伊達に王様のマスターをしちゃいないってね。今全力を出さずにいつ出すのって話でしょ?私の事は気にせず行って下さい。これはマスター命令です」
渋々と腰を上げて敵に向かう彼の姿に一抹の希望を感じる。

「あの人が居るなら、負けるはず…な、い」
自己満足もいいところだ。それでも私は何としても彼に、彼らに勝利を収めてほしかった。
霞め消えた令呪の跡を見ながら1人で口角を緩める。私だってやれば出来るんだ。

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極夜