▼2016/05/19:劇場版ねた
・多分連載主・新型決闘盤発売にあたって宣伝に協力しろと社長に半強制的に連行された(右腕に新型決闘盤装備)
・相棒の呼び方が時を経て呼び捨てに変化
また中途半端に終わります
瀬人君が消えた。
だけどただ無残に散ったのではない。彼は遊戯に命運…いや全てを託した。あのプライドの高くて我が道を往く瀬人君がだ。
「……瀬人君」
カラカラに乾いた喉から絞り出した声は自分でも驚く程に掠れていた。
そんな私の声に大きな歪な眼球を動かし、姿を捉えた藍神君は鋭利な歯を覗かせるまでの狂気じみた笑みを浮かべた。
「あれだけ豪語していた海馬もあっけなかったなァ…安心しなよ君達も直ぐ同じ場所で再会出来るさ」
藍神君が顎で行動を促けば彼のモンスターが鳴き声を上げ幾多もの目が私の姿を捕捉した。
瞬く間に力を蓄えたモンスターが今まさに瀬人君と遊戯を幾度も貫いた鮮赤色のビームを放とうとしている。
逃げようにもきっと間に合わない。絶望の二文字で染まった脳髄に遊戯の声が響き渡る。
衝撃に備えて両腕を動かした時、左腕の決闘盤が煌々と光を持ち始めた。
「(クリ〜!)」
「(…呼べ、ってこと?)」
勢いよくカードをドローすれば丸くてフワフワとした可愛らしいモンスターが姿を現した。
輝きを増して行く決闘盤から引いた2枚目のカードに零れ落ちそうになる涙を必死に堪える。
「次元の彼方に消……何ィ?!」
立ち込めていた砂煙の先にあったのは無数のクリボーと無傷の私の姿。藍神君はさぞ驚いただろう。
私が召喚したのはクリボーと増殖。
…アテムが愛用し、重宝したカードコンボが私を救ってくれた、のだ。