▼2017/04/25:進撃 エレンSS
幼馴染みのお姉さんを襲う年下男子の組み合わせがドツボで性癖ですショタあね(年下×おねーさん)好きです
と免罪符を添えて
何の前触れもなく唇を塞がれた。
わたしのファーストキスは今、この瞬間にときめき、ロマン、シチュエーションそれら全てを感じる間もなく幼馴染みの少年に奪い去られてしまった。
ファーストキスを喪失しただけならまだ良かった。咥内に侵入してきたぬるりとした舌にわたしの思考はショートし、何も考えられなくなってしまう。
彼と離れようにもいつの間にか腰に回されていた腕に自由を奪われ身動ぎひとつ取れない。
室内に響く卑猥な水音を聞きながら「どうしてエレンはわたしにこんな事するんだろう」と考えてみるものの、酸素不足で霞みがかったアタマで明確な答えが導き出せる筈もなく。
エレンが唇を解放する頃には彼の支えなしでは立っていられないほどの状態に陥っていた。
「腰が砕けちゃうほど気持ち良かった?目もとろんとしてる」
「き、きもちよ…っ!?どうしてわたしにキ、キスなんて…」
「……好きだからに決まってるだろ。お前は俺のこと可愛い弟程度にしか見てなかったみたいだけど、今は俺の方が背も高ければ力も強い」
とん、と軽く肩を押され粗末なベッドに身体を打ち付ける。
状況を把握しきれていないわたしの上に跨ったエレンの手で両手首を拘束され、やっと貞操の危機を感じたわたしは脚をバタつかせ抵抗をする。
そんなものさして気にも留めないとエレンは器用に片手でシャツのボタンを2つ開け放つと首筋に思い切り噛み付いた。
「い、ったぁ…エ、レン…!」
「こんな夜遅くに男を招き入れる警戒心のないお前への罰だ。俺じゃなかったらその場で押し倒されて無理矢理とか……本当にこの場で食っちまうか」
唇を舐めながら発せられた言葉に背筋が凍りつく。今晩だけでファーストキスだけでなく純潔まで奪われてしまうの?それだけは絶対に、嫌だ。
鼻の奥がツンとして涙の滲む瞳でエレンを見つめていると大きな溜息が部屋に響き渡った。
「……なんてな。もっと警戒心を持たなきゃダメだぞ。一瞬の油断が命取りに繋がることだってあるんだし」
「う、うん…」
先に体を起こしたエレンが立てるか?と言って手を差し伸べてくれている。いつから彼の手は私よりも大きく逞しくなってしまったのだろうと伸ばされた手に引き上げられながら考える。
チリチリと痛む首筋にひっそりと眉根を寄せた。