▼2017/09/24:従う王は一人なれど
絆5台詞をヒントにざかざかっとデレメロイさん
「私に対して的確に指示を飛ばせるマスターは君1人だ」
「エルメロイさん…!!」
「その名で呼ぶなと…いや、好きに呼ぶといい」
紫煙をくゆらせながら彼は真逆の方向を向いてしまう。
締りのない顔のままそっぽを向いたエルメロイの顔を覗き込もうとすると大きなその手で視界を遮られてしまった。
「大人をからかうのも程々にしておくことだ」
「からかってなんかないです!そもそも最初に切り出したのはエルメロイさんの方じゃないですか。ここに来て日が浅い時なんてゲームをしてる間は絶対に部屋に入れてくれなかったですよね…覚えてますか?」
「そんな事もあったな」
灰皿の上で煙草を押し潰したエルメロイは自身の脚の間に鎮座している彼女の肩に顎を置いて、彼女を抱き込むようにしてコントローラーに手を伸ばした。
「ゲームに熱中してしまう気持ちも分かりますがあとで私にも構って下さいね?」
「君がいい子にしていたらな」
「いい子にしていると誓います!」
エルメロイの胸板に後頭部を押し付けゲーム画面を注視するマスターの髪を撫でたエルメロイの眉間にはいつもの深いシワは刻まれておらず、穏やかな空気が二人を包んでいた。