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香水

眠れない私が随分と顔色が悪かったのか、燈矢くんが自分の香水を吹きかけたタオルを一枚私に投げた。おまえソレ好きだろ、と投げやりに言われて。そのタオルを抱えるようにして目を閉じると驚くほどに眠れ、悪夢も見なかった。

ありがとう、とそう言った私に、彼は何も言わずに頭を撫でてくれた。
2021/10/22 - 00:53

燈火の杏月