マネーボーイズ
あらすじ
フェイは恋人のシャオレイと同棲しながら、体を売って田舎の両親に仕送りを続けている。
田舎の家族はフェイからのお金を当てにしながらも、彼が同性愛者であることは一族の恥として受け入れない。ある日、フェイが顧客から暴行を受けたことを知ったシャオレイは、その男を見つけ叩きのめした。しかし、その男の部下たちが報復のためシャオレイに襲い掛かり、一緒にいたフェイは警察から逃れるためシャオレイを見捨て逃げ出してしまう。5年後、違う都市で男娼として暮らすフェイは以前より羽振りが良い。同郷の幼馴染ロンがフェイと同じように体を売って稼ぎたいと言い出し、フェイの元へと転がりこむ。そんなある日、フェイはシャオレイと偶然再会するが…。(公式サイトより引用)
【予告】
切ないよ……切なくてたまらないよ………
家族愛と理解されない苦しみと普通と幸せ…それぞれが重なった本作、主人公フェイはずっと家族を恋人を愛していてみんな幸せになって欲しいと心から願っている。
だけど同性愛者である彼は普通の幸せは手にできず、偽りの幸せしか手にできないことが痛いほど描かれており
それはフェイだけでなく、あの作品に出てくるほとんどの人間がそうだった、同性愛も無性愛も何もかも全て異常だと世間に見られ、男女が結婚して子を成して親に見せることこそが家族の幸せであると描かれ、みんなそれを理解していて、自分を押し殺してでも家族に安心感を与えてやりたいと願う姿などが痛々しい
家族は切っても切れない強いものがある、だから余計に苦しくて、家族を思うフェイだがそれを受け入れてくれない周りの人間(唯一姉だけは受け入れてくれていた)
特に親族の食事シーンで結婚は?女は?と語られ、激しくなじられるフェイが耐えきれずに立ち上がり本当のことを知る父親に僅かに視線をなげかけて助けを求める姿は悲しいほどだった
正直なところシャオレイとフェイのシーンはとても少ない
え?こいつら付き合って?って言えるくらい少なくて驚くけど再開後のフェイの執着や、苦しそうなシャオレイをみれば二人が心から愛し合っていたのだと感じるシーンが悲しかった
自分を健気に愛してくれるロンか求めてきたことに対して「お前は家族、シャオレイは愛した人だ」というとき、お前お前お前キスもセックスもロンとしておいて!!!ばかー!!!!となりつつもそのシーンの悲痛さがまた悲しい
結果的にフェイの元からロイは去るし、シャオレイ…最後のノックだれだったのだろうね、ドアも開けずにただロイと踊っていた夢をみていたフェイは多分は夫婦が分からないから、恋人と家族の違いが分からないのかもしれないなと感じた
恋人は進化し心から愛と信頼を重ねるとそれは次第に"家族"に変わると思っているのだが、フェイはどうだったのだろうか
色々ともやもやの詰まったまま悲しげに終わる本作、家族とは愛とは…というお話が描かれて切なくなりますがいい作品だった。