BLOG:主に映画感想とか(ネタバレあり)

2025/03/17 - 配信(アマプラ)

聖なる犯罪者
実話を元にしたストーリーですが少年院出の青年がとある小さな町で聖職者として偽るという話
まずどれだけ願ってもなれないものを望む主人公の虚しさ、本人は本当に心から信心深く聖職者になりたいと願っていても前科持ち故になれないという悲しみ、そして実際聖職者とは思えぬ程の姿
けれどいた環境やその眼差しから人は信じ込んでしまうし、決して悪人ではないというのが余計に良かった
物語は静かに淡々と進んでいく、自分は宗教に対して何かしらに縋りたい人たちという認識を持っていて、実際登場人物たちはみんな心に何かを抱えてそれを和らげるかのように懺悔したり亡くなった人を求めたり、時に誰かのせいにして傷つけたりをしている
結局のところ司祭が誰だとかそういうのが大事なのではなく、自分が胸の内を吐き出して縋れるものを望むのかと感じながらみていた
ドロドロしているわけじゃないけど人間のリアリティがよく描かれておりテンポの上がり下がりはなくても見やすい作品だったし、最後のオチも途中の彼の言動も全て彼が求めるものから遠ざけるようで可哀想で哀れでたまらないのだった。

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