スワーブ
客はさほど多くは無いもののその日は騒がしい連中ばかりがスワーブスを占領するかのごとくやってきていた、そうした日も嫌いでは無いと思いつつスワーブはカウンターにいる客達と話をしつつ共にエンジェックスを飲み交わしていればふと名を呼ばれた
「ん?なんだよ」
「イイもん持ってきてやったからお前も飲んでみろよ」
「変なのじゃないよな?」
思わず目の前の単眼の男、ホワールを睨み付けるようにみれば彼はトレイルカッターの部屋から押収してきたエンジェックスだという、ナイトメアエンジンを始めとするトレイルカッターのエンジェックス好きは全くもって困るものだと思いつつも小指程のサイズのグラスに入れられたモノに相当強いものなのかと怪しみつつも楽しい事は嫌いじゃないとスワーブは受け取り飲み干した
「思ったよりキツくないな、なんだよニヤニヤして」
「いいや何でもねぇさ、さぁて俺は適当に帰るかな」
あんまり長く営業してると回路に響くぜ。と告げて空になった小さなボトルをカウンターに置いていったホワールにもしやこれは飲んではダメなものだったのかと気付いては直ぐにスワーブは自身の異常を感じる
「悪ぃみんな今日は店仕舞いだ」
それなりに楽しく飲んでいた面々はその言葉に文句を吐きつつも長居していた為に仕方なく腰を上げて店を出ていったことにスワーブは大きく排気をこぼした
「さて…こりゃあどうすっかなぁ」
全くもってホワールはなんてものを飲ませてくれたんだとスワーブは焦りを抱いていた、全身の回路を駆け巡るゾクゾクとした熱の感覚はオーバーヒートを起こしているのかと感じる程であるがその熱の正体を彼は嫌という程理解していた、しかしながらこうした何も無い時に起こるはずのないものだった
カウンターの中で椅子に腰かけて自身の両足の間を眺めてはハッチから僅かに漏れ出している粘着質なオイルは決して負傷したからでは無いことは明白であり、熱に誘われるがままスワーブはハッチを開けばはち切れんばかりに興奮したコネクタが勢いよく飛び出したことにますます悩ましい顔を浮かべた
排出口からは今すぐに快楽パルスを得たいと言わんばかりに震えており今これの処理を行わねばどうしようも無いだろうと判断した
入口はCLOSEの看板を出して鍵もかけたのだから問題は無いはずだと震えるコネクタに手を這わせるだけで全身に駆け巡る感覚にブレインが急速に反応してしまう
「あぁ、ちくしょう」
手のひらに広がるねっとりとしたオイルの感覚と激しくなる上下運動は自分だからこそよく分かる心地良さでありあっという間に果ててしまいそうだと思った矢先である
「スワーブ居る?バーの在庫についてなんだけど」
「ナナシ?!」
小さく聞こえてきた声に思わずドアに視線を向ければそれは鍵もない人間用のドアから入ってきた恋人 ナナシ がいた
彼女は手に持ったデータパッドをみつつ話を進めカウンターに歩みよってきていたもののスワーブはどうしたものかと熱に浮かされた頭を早急に冷やそうとした、兎に角直ぐに手を洗い何事も無かったかのように立ち上がりカウンターに昇ってくる恋人を招いた
「数が合わないってマグナスが言ってたのと、次惑星で仕入れる量と予算について…変な顔してどうしたの」
「いっ、いや何も無い、それより在庫が合わないってのはこの間新しい連中が来たから祝いだって馬鹿みたいに使ったからだろ?」
「あぁそれでか、でももう一度在庫確認してデータ頂戴」
「わかってる…って変な顔してどうしたんだよベイビー」
データパッドから顔を上げた愛おしい恋人をみたものの彼女は目を丸くしており一体何かと思えば彼女はスワーブを指さした、正確に言えば彼の下、彼の足の間、彼の何故か出されたコネクタをだ
スワーブは視線を下げてはすぐ様最悪だと片付け忘れまだ元気に熱を持つコネクタを慌ててハッチの中にしまい込んだが彼女は物言いたげな表情をしていた
「なにそれ」
そりゃあそうだと彼女の疑問を納得するスワーブは気まずそうにホワールに盛られたのだと正直に告白した、凡そあれは興奮剤の一種であり時間経過で収まらせることも出来るが大抵長時間になる、いっそ一度抜いてしまう方が早くに終わるんだと説明すれば彼女は顎に手を添えて「ふぅん…詳しいんだね」といった
まるでこれは尋問や拷問だとスワーブは嘆きたい気持ちになりながらもバーの経営や仲間とのゲスな話は彼の人生経験でなかった訳では無いという、正直なところ過去に一度飲んだ経験があるということは内緒にして
「兎に角すぐ治まるから、変なもの見せたよなごめん」
「別に気にしてないよ見慣れてるし」
それは当然二人が恋人であり種族の垣根を越えて愛し合った経験が何度もあるからこそ言えることであった、しかしながらナナシの疑問は彼は大切にしている自分の店でそれを行っていることだった。
周りがエンジェックスで酔っていちゃつき過ぎて一線を越えようとした時彼は確かに注意していた経験があったが本人はそれを守らないのかと感じたのだ、決して責めているわけではなくあくまで疑問として感じているだけのことで思わずそれを素直に聞けばスワーブは困ったように苦笑した
「今回のは強いから流石にこの姿のまま廊下を歩けねぇよ」
そういわれ彼の股ぐらを覗けば確かにハッチの隙間からはオイルが溢れており時折ハッチを叩くような音が聞こえ相当なものなのだとナナシは感じとった
兎も角彼女の言っていた件については後ほど自分で説明に行くからもう部屋に帰ってていいとスワーブはいうもののナナシは一向に出ていく気配はなかった
「ナナシ?あーナナシサン?聞こえてるのか?」
「……ねぇ、スワーブ」
「なんだハニー」
手伝ってあげようか。
珍しいこともあるものだと普段あまり積極的でない恋人にスワーブは普段客達の座るベンチタイプの席に腰掛けてはハッチを開き今スグに触れられたいと強請る馬鹿なコネクタを晒した
気恥しさは多少ありながらもそれ以上の興奮が目の前にあった
大っぴらに広げた足の間でさてはてどうしたものかとコネクタを眺めた彼女は恐る恐るとスワーブに「痛かったら言ってね」と告げ自身の腕よりも太く長いそれに手を這わせた、痛いわけがあるものかと触れているのか分からないほど優しく撫でる彼女はまるで触診でもするかのような触れ方でありながらもスワーブのコネクタは歓び反応した
ビクビクと小さく動くコネクタはまるで生き物のようでありナナシもまた普段あまり見ることの無いソレが白日の下に晒されたような状態に興味と興奮を感じられた。
「凄いオイル出てるね」
「あんまり言わないでくれよ、意外と恥ずかしいんだから」
「でもスワーブも普段私のみるし言うから」
「そりゃあ……」
そういわれて思わず普段の行為を思い出してしまうのは仕方がないことであり、スワーブが彼女に奉仕することを好むことも改めて伝えられると気恥しさを感じるものである。
根元から先端へ、先端から根元へとなぞる様に撫でるそれにくすぐったさともどかしさを感じ思わず「もう少し強く触って欲しい」と零せば彼女はスワーブのバイザーを見たあと返事をせずただコネクタに触れる手に力を込めた
「あぁ…イイ」
ナナシの小さくしっとりした金属とは全く違う柔らかさと弾力のある手がコネクタを撫でることは僅かな感覚であれど心地よいものでスワーブは思わず背後に手を置いて天井を見上げるように快楽を味わった
普段尽くす彼がただ一人だけ興奮しているその姿にナナシは酷く情欲に駆られていた、もっと彼を乱してやりたいと思えば根元に左手を這わせては握り込めないものの強く扱きつつ先端のオイルを零す場所を爪先でカリカリと引っ掻いてやればスワーブの機体が大袈裟に跳ねた
「やばいナナシ、それは…ァ、気持ちいい」
「根元すごいドクドクしてる、オイルが背上がってきてるのわかるよ」
「言わないでくれ、ってば」
「でも好きでしょ?恥ずかしいこと」
あぁスイッチが入ってるなとスワーブは思いつつも嫌いじゃないと彼女の反応と言葉に内心返事をした、奥手でありながらも行為が進めば大胆になる恋人は小悪魔のようだと思う
そして一体どこで誰とそんなことをしていたのか聞きたくなるほどに慣れたようにコネクタをいじめ抜く彼女にスワーブは嫉妬と悔しさを感じた
「このカリの間とか指で撫でたら気持ちいいし、裏のとこ指でツツーってしたらやっぱりいいんだ」
「ナナシ本気でやばいんだが」
「イッていいよ、薬を抜くのが目的だもんね」
それとも気持ちいいことの方が上回ったの?と笑う彼女にスワーブは自分が責め立てられることが嫌いじゃないことを思い知らされつつ堪らずにベンチに寝そべればナナシはスワーブの腹の上に座り込んでコネクタを両手で懸命に愛撫した
スワーブが視線を向ければタイトスカートからみえるはっきりとした臀部に今すぐコネクタを挿入したいと感じ思わず腰を揺らせばナナシの頬にコネクタが当たる感覚に気付いてしまう
オイルが出たそれのせいで彼女の顔が汚れてしまうことに冷静になったスワーブが慌てて謝ろうとすれば首を彼に向けたナナシは不敵な笑みを浮かべた
「スワーブにはお仕置してあげる♡」
甘い雌の声を吐いた彼女はわざとらしくスワーブの上で立ち上がりコネクタを触れる手を激しくさせた、その快楽とちらりと覗く彼女の下着や濡れた中心部にスワーブは「ナナシ…ッ♡ナナシ、挿入れたい…♡」と堪らずに言うものの「だめ♡」と笑うばかりだった
「ぉお♡♡ヤバいっっ」
「んっ…ぁ♡えっちな味する♡スワーブのコネクタぁ…おいしっ♡♡」
あぁなんて生殺しなんだと歯を食いしばりベンチを強く握りナナシを眺めた、ビクビクと興奮して震えるコネクタは今スグに爆発しそうだと言わんばかりであるというのに彼女はあろう事かそのコネクタに厭らしく舌を這わせて更なる刺激を与えた、当てられる彼女の二つの膨らみや熱い吐息とねっとりとした舌使い
それら全てにスワーブは堪らずに 射精そうだ と苦しく呟くもナナシは ダメだ という
「頼む、頼むよナナシッ♡イかせてくれ、っ♡♡」
情けなく懇願する彼のコネクタは今にも爆発しそうであるがナナシの指示に従い必死に我慢されていた、バイザー越しの彼の眼差しが酷く情けなくいつもの癖のように指を噛んでいたスワーブにナナシは可愛らしいと感じつついじめ過ぎるのも良くないと感じては先端にキスをした
「いいよ、スワーブ」
その言葉と同時に強く根元を摩ってやればスワーブは言葉にも鳴らずにあっという間にコネクタからオイルを吐き出しナナシはシャワーを浴びたかのようにオイルをその身に受け、汚れたベンチやスワーブをみては苦笑いをした
「スワーブ、スワーブ、大丈夫?」
ふと寝そべっている恋人からの反応がなく慌てて顔を覗き込み問いかけるもまさにオーバーヒートだと言わんばかりに倒れ込んだスワーブがそこにおり、多少薬が効いているのも相まって無理をさせすぎたかとナナシは思いつつショートしてしまったスワーブの開いた口にキスを落とした
たまにはこうして遊ぶことも悪くないと思いながら。
「どうだったよアレ」
「…最悪だった」
その日は大盛況と言わんばかりにスワーブスは客で溢れてそれぞれの話し声は他の者たちの声に飲み込まれた、ニヤニヤと楽しそうに一つだけのオプティックを歪め問いかけるホワールに気難しい顔をして返事をしたもののその言葉の本質を理解したホワールは楽しそうに声を出して笑った
「っていうかあれ本当にトレイルカッターのところから奪ってきたのか?あんなもんアイツ」
「恋人に使おうとしたんだろ」
「なぁるほど…ね」
その言葉に思わず奥のテーブルを眺めれば件のトレイルカッターとその人間の恋人がいた為、慌てて視線を逸らした
「まぁ俺は安心したぜ、二人で楽しめたみたいだしな」
「なんで知ってるんだよ!?」
そりゃあもう廊下までバッチリだ。とまるで二本指をあげてピースをするようにいうホワールにスワーブは思わず顔を手で覆い隠した、最悪だと思いながら
「いいじゃねぇの、向こうも満更じゃなかったんだろ」
ホワールの発言に目を丸くしてこいつは何処まで聞き耳を立てていたんだと吼えてやりたくなるものの先に静止を掛けたのは相手であり彼はグラスの中に満タンに残っていたエンジェックスを飲み干してから告げる
「別に聞いちゃいないぜ?お前の恋人からもう一度寄越せって言われただけだ」
それじゃあな。と逃げるように行ってしまったホワールに呆然と眺めていればふとその席に次にやってきたのは問題の恋人ナナシであった。
人間用のドリンクを出してやりソワソワと落ち着かない様子のスワーブは他の客に聞こえないように問いかける「ホワールになんか頼み事したって聞いたけど、マジ?」と、その言葉にグラスに口をつけた彼女は思い出すような表情を浮かべた後に何か分かったのかニヤリと笑った
「うん、スワーブのこと可愛がってあげたいって思ったから」
悪びれもなく可愛らしく笑う彼女にスワーブは乾いたような笑みを浮かべつつオーダーの入ったドリンクを入れていく
「ハハッ…お手柔らかにぃ」
僅かな期待と興奮と少し情けない自分を悲観して
目の前の新しい楽しみを見いだした恋人に対して思わず回路が熱くなるのを感じつつも素知らぬフリをして仕事をこなしていくのだった、いつどのタイミングでそれをされるのだと怯えながら、そして期待しながらもう一度横目に彼女を見ればその瞳はまるで餌を捕まえた獣のようだ。
「ん?なんだよ」
「イイもん持ってきてやったからお前も飲んでみろよ」
「変なのじゃないよな?」
思わず目の前の単眼の男、ホワールを睨み付けるようにみれば彼はトレイルカッターの部屋から押収してきたエンジェックスだという、ナイトメアエンジンを始めとするトレイルカッターのエンジェックス好きは全くもって困るものだと思いつつも小指程のサイズのグラスに入れられたモノに相当強いものなのかと怪しみつつも楽しい事は嫌いじゃないとスワーブは受け取り飲み干した
「思ったよりキツくないな、なんだよニヤニヤして」
「いいや何でもねぇさ、さぁて俺は適当に帰るかな」
あんまり長く営業してると回路に響くぜ。と告げて空になった小さなボトルをカウンターに置いていったホワールにもしやこれは飲んではダメなものだったのかと気付いては直ぐにスワーブは自身の異常を感じる
「悪ぃみんな今日は店仕舞いだ」
それなりに楽しく飲んでいた面々はその言葉に文句を吐きつつも長居していた為に仕方なく腰を上げて店を出ていったことにスワーブは大きく排気をこぼした
「さて…こりゃあどうすっかなぁ」
全くもってホワールはなんてものを飲ませてくれたんだとスワーブは焦りを抱いていた、全身の回路を駆け巡るゾクゾクとした熱の感覚はオーバーヒートを起こしているのかと感じる程であるがその熱の正体を彼は嫌という程理解していた、しかしながらこうした何も無い時に起こるはずのないものだった
カウンターの中で椅子に腰かけて自身の両足の間を眺めてはハッチから僅かに漏れ出している粘着質なオイルは決して負傷したからでは無いことは明白であり、熱に誘われるがままスワーブはハッチを開けばはち切れんばかりに興奮したコネクタが勢いよく飛び出したことにますます悩ましい顔を浮かべた
排出口からは今すぐに快楽パルスを得たいと言わんばかりに震えており今これの処理を行わねばどうしようも無いだろうと判断した
入口はCLOSEの看板を出して鍵もかけたのだから問題は無いはずだと震えるコネクタに手を這わせるだけで全身に駆け巡る感覚にブレインが急速に反応してしまう
「あぁ、ちくしょう」
手のひらに広がるねっとりとしたオイルの感覚と激しくなる上下運動は自分だからこそよく分かる心地良さでありあっという間に果ててしまいそうだと思った矢先である
「スワーブ居る?バーの在庫についてなんだけど」
「ナナシ?!」
小さく聞こえてきた声に思わずドアに視線を向ければそれは鍵もない人間用のドアから入ってきた恋人 ナナシ がいた
彼女は手に持ったデータパッドをみつつ話を進めカウンターに歩みよってきていたもののスワーブはどうしたものかと熱に浮かされた頭を早急に冷やそうとした、兎に角直ぐに手を洗い何事も無かったかのように立ち上がりカウンターに昇ってくる恋人を招いた
「数が合わないってマグナスが言ってたのと、次惑星で仕入れる量と予算について…変な顔してどうしたの」
「いっ、いや何も無い、それより在庫が合わないってのはこの間新しい連中が来たから祝いだって馬鹿みたいに使ったからだろ?」
「あぁそれでか、でももう一度在庫確認してデータ頂戴」
「わかってる…って変な顔してどうしたんだよベイビー」
データパッドから顔を上げた愛おしい恋人をみたものの彼女は目を丸くしており一体何かと思えば彼女はスワーブを指さした、正確に言えば彼の下、彼の足の間、彼の何故か出されたコネクタをだ
スワーブは視線を下げてはすぐ様最悪だと片付け忘れまだ元気に熱を持つコネクタを慌ててハッチの中にしまい込んだが彼女は物言いたげな表情をしていた
「なにそれ」
そりゃあそうだと彼女の疑問を納得するスワーブは気まずそうにホワールに盛られたのだと正直に告白した、凡そあれは興奮剤の一種であり時間経過で収まらせることも出来るが大抵長時間になる、いっそ一度抜いてしまう方が早くに終わるんだと説明すれば彼女は顎に手を添えて「ふぅん…詳しいんだね」といった
まるでこれは尋問や拷問だとスワーブは嘆きたい気持ちになりながらもバーの経営や仲間とのゲスな話は彼の人生経験でなかった訳では無いという、正直なところ過去に一度飲んだ経験があるということは内緒にして
「兎に角すぐ治まるから、変なもの見せたよなごめん」
「別に気にしてないよ見慣れてるし」
それは当然二人が恋人であり種族の垣根を越えて愛し合った経験が何度もあるからこそ言えることであった、しかしながらナナシの疑問は彼は大切にしている自分の店でそれを行っていることだった。
周りがエンジェックスで酔っていちゃつき過ぎて一線を越えようとした時彼は確かに注意していた経験があったが本人はそれを守らないのかと感じたのだ、決して責めているわけではなくあくまで疑問として感じているだけのことで思わずそれを素直に聞けばスワーブは困ったように苦笑した
「今回のは強いから流石にこの姿のまま廊下を歩けねぇよ」
そういわれ彼の股ぐらを覗けば確かにハッチの隙間からはオイルが溢れており時折ハッチを叩くような音が聞こえ相当なものなのだとナナシは感じとった
兎も角彼女の言っていた件については後ほど自分で説明に行くからもう部屋に帰ってていいとスワーブはいうもののナナシは一向に出ていく気配はなかった
「ナナシ?あーナナシサン?聞こえてるのか?」
「……ねぇ、スワーブ」
「なんだハニー」
手伝ってあげようか。
珍しいこともあるものだと普段あまり積極的でない恋人にスワーブは普段客達の座るベンチタイプの席に腰掛けてはハッチを開き今スグに触れられたいと強請る馬鹿なコネクタを晒した
気恥しさは多少ありながらもそれ以上の興奮が目の前にあった
大っぴらに広げた足の間でさてはてどうしたものかとコネクタを眺めた彼女は恐る恐るとスワーブに「痛かったら言ってね」と告げ自身の腕よりも太く長いそれに手を這わせた、痛いわけがあるものかと触れているのか分からないほど優しく撫でる彼女はまるで触診でもするかのような触れ方でありながらもスワーブのコネクタは歓び反応した
ビクビクと小さく動くコネクタはまるで生き物のようでありナナシもまた普段あまり見ることの無いソレが白日の下に晒されたような状態に興味と興奮を感じられた。
「凄いオイル出てるね」
「あんまり言わないでくれよ、意外と恥ずかしいんだから」
「でもスワーブも普段私のみるし言うから」
「そりゃあ……」
そういわれて思わず普段の行為を思い出してしまうのは仕方がないことであり、スワーブが彼女に奉仕することを好むことも改めて伝えられると気恥しさを感じるものである。
根元から先端へ、先端から根元へとなぞる様に撫でるそれにくすぐったさともどかしさを感じ思わず「もう少し強く触って欲しい」と零せば彼女はスワーブのバイザーを見たあと返事をせずただコネクタに触れる手に力を込めた
「あぁ…イイ」
ナナシの小さくしっとりした金属とは全く違う柔らかさと弾力のある手がコネクタを撫でることは僅かな感覚であれど心地よいものでスワーブは思わず背後に手を置いて天井を見上げるように快楽を味わった
普段尽くす彼がただ一人だけ興奮しているその姿にナナシは酷く情欲に駆られていた、もっと彼を乱してやりたいと思えば根元に左手を這わせては握り込めないものの強く扱きつつ先端のオイルを零す場所を爪先でカリカリと引っ掻いてやればスワーブの機体が大袈裟に跳ねた
「やばいナナシ、それは…ァ、気持ちいい」
「根元すごいドクドクしてる、オイルが背上がってきてるのわかるよ」
「言わないでくれ、ってば」
「でも好きでしょ?恥ずかしいこと」
あぁスイッチが入ってるなとスワーブは思いつつも嫌いじゃないと彼女の反応と言葉に内心返事をした、奥手でありながらも行為が進めば大胆になる恋人は小悪魔のようだと思う
そして一体どこで誰とそんなことをしていたのか聞きたくなるほどに慣れたようにコネクタをいじめ抜く彼女にスワーブは嫉妬と悔しさを感じた
「このカリの間とか指で撫でたら気持ちいいし、裏のとこ指でツツーってしたらやっぱりいいんだ」
「ナナシ本気でやばいんだが」
「イッていいよ、薬を抜くのが目的だもんね」
それとも気持ちいいことの方が上回ったの?と笑う彼女にスワーブは自分が責め立てられることが嫌いじゃないことを思い知らされつつ堪らずにベンチに寝そべればナナシはスワーブの腹の上に座り込んでコネクタを両手で懸命に愛撫した
スワーブが視線を向ければタイトスカートからみえるはっきりとした臀部に今すぐコネクタを挿入したいと感じ思わず腰を揺らせばナナシの頬にコネクタが当たる感覚に気付いてしまう
オイルが出たそれのせいで彼女の顔が汚れてしまうことに冷静になったスワーブが慌てて謝ろうとすれば首を彼に向けたナナシは不敵な笑みを浮かべた
「スワーブにはお仕置してあげる♡」
甘い雌の声を吐いた彼女はわざとらしくスワーブの上で立ち上がりコネクタを触れる手を激しくさせた、その快楽とちらりと覗く彼女の下着や濡れた中心部にスワーブは「ナナシ…ッ♡ナナシ、挿入れたい…♡」と堪らずに言うものの「だめ♡」と笑うばかりだった
「ぉお♡♡ヤバいっっ」
「んっ…ぁ♡えっちな味する♡スワーブのコネクタぁ…おいしっ♡♡」
あぁなんて生殺しなんだと歯を食いしばりベンチを強く握りナナシを眺めた、ビクビクと興奮して震えるコネクタは今スグに爆発しそうだと言わんばかりであるというのに彼女はあろう事かそのコネクタに厭らしく舌を這わせて更なる刺激を与えた、当てられる彼女の二つの膨らみや熱い吐息とねっとりとした舌使い
それら全てにスワーブは堪らずに 射精そうだ と苦しく呟くもナナシは ダメだ という
「頼む、頼むよナナシッ♡イかせてくれ、っ♡♡」
情けなく懇願する彼のコネクタは今にも爆発しそうであるがナナシの指示に従い必死に我慢されていた、バイザー越しの彼の眼差しが酷く情けなくいつもの癖のように指を噛んでいたスワーブにナナシは可愛らしいと感じつついじめ過ぎるのも良くないと感じては先端にキスをした
「いいよ、スワーブ」
その言葉と同時に強く根元を摩ってやればスワーブは言葉にも鳴らずにあっという間にコネクタからオイルを吐き出しナナシはシャワーを浴びたかのようにオイルをその身に受け、汚れたベンチやスワーブをみては苦笑いをした
「スワーブ、スワーブ、大丈夫?」
ふと寝そべっている恋人からの反応がなく慌てて顔を覗き込み問いかけるもまさにオーバーヒートだと言わんばかりに倒れ込んだスワーブがそこにおり、多少薬が効いているのも相まって無理をさせすぎたかとナナシは思いつつショートしてしまったスワーブの開いた口にキスを落とした
たまにはこうして遊ぶことも悪くないと思いながら。
「どうだったよアレ」
「…最悪だった」
その日は大盛況と言わんばかりにスワーブスは客で溢れてそれぞれの話し声は他の者たちの声に飲み込まれた、ニヤニヤと楽しそうに一つだけのオプティックを歪め問いかけるホワールに気難しい顔をして返事をしたもののその言葉の本質を理解したホワールは楽しそうに声を出して笑った
「っていうかあれ本当にトレイルカッターのところから奪ってきたのか?あんなもんアイツ」
「恋人に使おうとしたんだろ」
「なぁるほど…ね」
その言葉に思わず奥のテーブルを眺めれば件のトレイルカッターとその人間の恋人がいた為、慌てて視線を逸らした
「まぁ俺は安心したぜ、二人で楽しめたみたいだしな」
「なんで知ってるんだよ!?」
そりゃあもう廊下までバッチリだ。とまるで二本指をあげてピースをするようにいうホワールにスワーブは思わず顔を手で覆い隠した、最悪だと思いながら
「いいじゃねぇの、向こうも満更じゃなかったんだろ」
ホワールの発言に目を丸くしてこいつは何処まで聞き耳を立てていたんだと吼えてやりたくなるものの先に静止を掛けたのは相手であり彼はグラスの中に満タンに残っていたエンジェックスを飲み干してから告げる
「別に聞いちゃいないぜ?お前の恋人からもう一度寄越せって言われただけだ」
それじゃあな。と逃げるように行ってしまったホワールに呆然と眺めていればふとその席に次にやってきたのは問題の恋人ナナシであった。
人間用のドリンクを出してやりソワソワと落ち着かない様子のスワーブは他の客に聞こえないように問いかける「ホワールになんか頼み事したって聞いたけど、マジ?」と、その言葉にグラスに口をつけた彼女は思い出すような表情を浮かべた後に何か分かったのかニヤリと笑った
「うん、スワーブのこと可愛がってあげたいって思ったから」
悪びれもなく可愛らしく笑う彼女にスワーブは乾いたような笑みを浮かべつつオーダーの入ったドリンクを入れていく
「ハハッ…お手柔らかにぃ」
僅かな期待と興奮と少し情けない自分を悲観して
目の前の新しい楽しみを見いだした恋人に対して思わず回路が熱くなるのを感じつつも素知らぬフリをして仕事をこなしていくのだった、いつどのタイミングでそれをされるのだと怯えながら、そして期待しながらもう一度横目に彼女を見ればその瞳はまるで餌を捕まえた獣のようだ。