インパクター
インパクターが突拍子もないことをいうのは比較的珍しいことではない、作戦中であれど彼は無茶なことを言い出してはみんなを振り回すことが多々あったからだ
そして恋人のナナシもまた彼に振り回されるその一人であるが彼が言い出した言葉に思わず脱ごうとした衣類に手をかけるのをやめて彼を見つめた
「だから一人の時はどうしてたんだって」
「一人の時って…どういう意味か分からないんだけど」
「自家発電についてだよ、人間で言うマスターベーションだ」
その単語の意味を医学的に理解していたナナシは今から恋人として愛し合うはずだというのにその雰囲気を全て消し去り告げた彼の言葉に今日はそういう気分では無いのだと一人納得し一度ベッドの上に座り直し見下ろしてくる恋人を見つめた
「シテたのか?」
「答えたくないんだけど」
「ちなみに俺は」
「言わなくていいってば、なんでそんなこと聞くの?」
今そういう雰囲気じゃないじゃんか。と声を張り上げた彼女にインパクターは目を丸くしてじゃあどの雰囲気ならいいんだと問いかける為返事が出来ずに彼女は押し黙った
そもそもトランスフォーマーにそういった欲があるなどあまり知らなかったとナナシは思った、大まかな医療知識は頭に入れてはいるがそうした彼らの性質についてはラチェットやファルマは何も言ってこなかったどころか彼ら無機生命体は殆ど不死の存在ともいえる為そうした欲は比較的少ないのだとCEの関係などから推測していた
「離れていた時、どうしてたのか気になってな」
寂しそうに呟いた彼の言葉にナナシは胸がちくりと傷んだ、長い年月が二人を引き裂いていたというのに互いの想いは離れる所か反対に求め合い深くなるばかりであった
顔を見れないとナナシは彼の横に座り直して甘えるように身体を彼の金属の身体に寄せた、小さく聞こえるモーター音に彼が今日も生きているのだと実感しては安堵する、それ程までに彼は死と隣り合わせの生活をしてきて今の平和があるのだ
呆れたように彼女は深いため息を吐いて「シテたよ」と一言だけ告げればインパクターは「そうか」と返事をするだけであった、こんなくだらない話だというのに顔に熱が篭もるなと思わず自身の手で顔を仰いでいればインパクターはまだ話を続けるように言葉を発する
「俺もお前を思ってシテたな」
「いいよ、言わなくっても」
「お前だけに話させるのは不公平だろ」
「いいよそんなの…別に、シテてもシテなくても」
そういって気恥しさを隠すようにベッドに横になりシーツを手繰り寄せた彼女をインパクターは逃さないというように押さえ込み見下ろした、彼のレモンイエローのような黄色い掌が彼女の腹を薄い衣類の上から撫でる
ナナシは堪らずに彼を見つめればインパクターはいう
「お前だけをずっと考えたんだよ、抱かずに死ぬのかと思うと俺でさえ後悔したもんだ」
「今は…散々シテるくせに」
「あぁ、だから離れていた間お前は俺を想ってたのかも気になるんだよ、どうやって、どう想って、どうして、俺を感じてたのかをな」
インパクターは態とらしくナナシの耳元に顔を寄せて低い声で二人だけにしか聞こえないように呟いた、彼の手は彼女の身体の上を動き回り嫌でも意識させる
恋人としての彼はどこまでも素直にナナシに愛を伝えた、その言動全てに心地よくなりナナシが目を細めれば彼は優しく彼女の顔に唇を置くように重ねた
「だから教えてくれよ、どうシテたか」
してやられた。と感じ思わず彼を睨みつければインパクターは口角の片側だけを器用に上げて笑みを浮かべる、初めから狙いはそれなのだ
彼女の痴態をみてみたいという…本当にどうしようもないヒトだと彼女が顔を背けていればカシュッと何かが開く音が聞こえ、ナナシの下腹部に当てられたそれが何かを見ずとも理解出来た
「いいな?」
こんな事ならば二人だけの時間になるまえに缶ビールの一本でも飲んでいればよかったとナナシは酷く後悔した、素面でなどできるわけが無いと思っていればインパクターはナナシの腹にコネクタを擦り付けて逃す気などないように熱い吐息を彼女の耳に掛けるためナナシは猛獣の前に出された餌でしかないのだと自分を認識した
流石は元レッカーズ、敵を逃さないためには如何なる方法も取るのだと嫌味を言ってやりたいほどだが目の前の恋人は楽しそうにしかしその眼差しは熱い色を宿しているのをみてナナシはもういつの間にか自分の常套句のようになった言葉を彼に伝えるのだ
「今回…だけだよ」
普段滅多に消さない電気を頼むから消して欲しいと告れば彼は珍しくそれに従い部屋の明かりを消した、ぼんやりと灯る彼のオプティックに見ないふりをしてベッドの上で仰向けになったナナシは早く終わらせてやりたいという一心から目を固く瞑り即座に足の間に手を伸ばそうとすれば硬い手に手首を掴まれてしまう
「ちゃんと一人でスル時みたいにしろよ」
その言葉に数える程しかシテいないから決まり事なんてないと思いつつも見下ろす彼の視線に抗えずに頷けばインパクターは満足そうに彼女の手首を解放した
けれど一人のときと今は違うとナナシは感じていた、あの頃はまだインパクターを知らなかったが今は彼を知ってしまい完全な女としての心地良さを学んでいた、拙さも何も無くただ自分の快楽を得る方法を知ってしまっていることやそれを彼に晒すことが恥ずかしいと感じたのだ
目を瞑れば目の前にいる彼がまるで瞼の裏に焼き付いたように鮮明に思い出され彼に愛されていることを思い出すように服の上から自分の胸を撫でた、荒々しくも優しく全体を撫でたかと思いきや鷲掴み指の腹で先端を撫でられること
片腕のみのインパクターが触れるのとは違う故に両方を同じように嬲ると彼女堪らずに声が小さく溢れた
「はぁ…ぁ♡」
強く閉じた瞼にも自分はいるのかとインパクターは問いかけたかった、その眼に自分が居ないことなど到底認めたくは無いが彼女の溢れる女の声はインパクターを興奮させるばかりだった
暗闇の中だとしても彼の高性能なオプティックカメラは設定を変えれば昼間とさして変わらないものになっており、彼女が今どう動いているのか全てはっきりと見えていた
彼女の上でマウントを取るように見下ろしては今すぐキスをして手を這わせてコネクタを挿入して普段通りに愛してやりたいと強く願っていながらも自分が言い出したことは辞める気も無い
「んっ♡…ぅ…あ♡」
じっくりとゆっくり乳房を弄めるナナシはキャミソールをずらして先端のみを出す様にすれば優しく自身の指でそこを抓った、ぐりぐり♡と摘んで引っ張ってと彼女の割に乱暴にも感じる動きは自分のやり方によく似ていると感じては彼は思わず表情が緩まってしまいそうに感じた
「ぁあっ…ん、ぅ♡」
足りないと感じるのは金属の手ではないこと、掴みきってしまう大きなあの手では無いせいだろう、物足りなさを感じつつも頭の中の彼にされているのだと感じるとナナシは堪らなくなり次第にその行為は大胆になっていった
左手で自分の乳房をいじめながら、右手をゆっくりと下に流していくとき彼女はへその下を撫でては子宮が泣いたのを感じた
時折彼の黄色の指先は彼女の薄い腹を確認するようにそうすることが何気なくて好きだった、溢れた熱い吐息にインパクターはゴクリと口腔オイルを飲みそれでも静かに眺めた
彼女の右手が布の中に入れば彼女は身体を揺らして先程よりも激しく熱を昂らせた
「…んっぅ♡…ぁあ」
布の上からしか分からない彼女の手の動きにどうしているのか、なにをしているのか知りたいと思いながら自分の世界に深く落ちていく淫らな恋人に横槍も入れられなかったというのに彼女はそれを許さなかった
「はぁっあ、いんぱくたぁ…ぁ♡」
甘い声でそう呼ぶ彼女にインパクターは深い排気を零して行為前に元の位置に直され行儀よく待っていたコネクタをハッチからだせば先端からはより濃いオイルが溢れナナシの腹を汚した
ぼたりと彼女を汚したそれに一度薄く開けられたナナシの瞳と交わった時互いにただ静かに唇を重ねて互いを慰めた、ナナシの腹にコネクタの先端を押し付けずぢゅりくちゅりと音を立てるほど興奮したソレを聞きながらナナシは自身を慰めた、届かない足りないと感じながらも深いキスを味わう彼女は堪らない心地で自身のナカに沈めた指を動かしては身体を震わせた
「ハァ…ぁあくそ」
「あぁ…はぁっ…」
互いに酷く興奮して昂り合い何度も激しく口付けをしながら互いの手を動かした、繋がりあっていない物足りなさは興奮が消してしまうもののインパクターは限界を感じていた、触れることの出来ない彼女を今すぐ食らいたいと思えば彼女の濡れた右手を優しく抜いてやり下着を脱がすことさえ耐えられずに指で軽くズラしては彼女を強く見下ろした
「インパク…ッターっあ!!♡♡」
「っぐ…イッたのかよ」
「ら…ってぇ♡♡じぶん、じゃ…イケな、いから♡♡」
「そうか」
ナナシは自分の中に激しく沈めこまれたインパクターのコネクタを感じながらやはり全てが違うと感じられた、優しく背中に腕を回されて包み込むように抱き締められれば普段よりも激しい抽挿が開始され絶頂を迎えたばかりのナナシは思わず身を捩り逃げようとするもインパクターが逃すわけなどなくさらに奥にコネクタを叩き付け教えこんだ
「ひっぅ"♡まっ…れ、イッたの♡♡」
「待たねぇよ、生殺しにされてたんだ、幾らでもイけばいい」
「おッ♡おッん♡」
インパクターからしてみても限界に上り詰めそうなところで彼女の中に沈めたのだから普段よりもはるかに我慢が出来ないと感じていながらも多少のプライドと彼女を心地よくさせてやりたいという気持ちから吐き出さないだけであった
必死に腕を伸ばし自分を味わう恋人はどこまでも自分に夢中なのかと知る度に愛おしさが溢れ自分らしく無くなるのだと思いながらも抑えられなかった
「あ"ーーっ♡やらっ♡奥っ、きて…るの、やぁ♡♡」
「いつもより締まってるな、そんなにコネクタが好きかよ」
「ちがっぁう♡ぱくたぁ、がすき♡すきっ♡」
「…俺もだ」
ほらそろそろ射精すぞ。と彼女に告げれば身体を震わせながら彼女はインパクターのボディに回した腕をさらに強めて彼を受け止めた、一人では味わえない多幸感を互いに味わいながら優しくリップ音を立てて口付けをしては暗闇の中で顔を見合せた、まだ足りないというように
「あーぁ、下着ダメになっちゃった…キャミソールも」
行為を終えたナナシはそういって汚れた衣類を確認しては横で眠る恋人を睨みつけたが彼は酷く満足した様子で「また買えばいい」と告げた
全くとんだことをされてしまったとナナシは思いつつも普段とは多少違う行為に興奮したのもまた事実だと感じては腹部に熱が籠るのを感じて慌ててそれを隠すようにベッドサイドのゴミ箱に下着を投げ入れた、滅多に下着など買わないというのに彼と交際を始めてから何度目だと思わず説教をしてやろうかと振り返ろうとするも腰に回された腕は優しいものであった
「インパクター?」
珍しく甘えた素振りの彼に直ぐに絆されそうになりながらトキメキを感じつつ振り向こうとすれば彼は愉しそうに笑みを浮かべて彼女を見上げた
「お前があんなふうに自分を慰めてたとはな、いいことを知ったもんだ」
これで任務中のおかずには困らねぇな。と笑う彼に少しでもときめいた自分が馬鹿だとナナシは堪らず彼の硬い金属の頭を優しく叩けば彼は反省もなく彼女をベッドの中に引き込んで抱き締めた
異なる肉体であれど同じようにしているものなのだとナナシは改めて感じながら互いのモーター音と心臓音を感じては全く仕方ない人だといつも通り許してしまう
「俺が居なくても俺を思い出すように次はシテやろうか」
からかい交じりな彼の声にナナシは普段通りにバカと二言告げてやりたかったもののレッカーズを抜けて傭兵のような暮らしをしている彼は数週間帰ってこないことはザラであったことを思い出す
「シテ…ほしいかも」
照れ臭そうに体を縮めて自分の腹に回された腕をぎゅうっと抱き締めた彼女にインパクターは呆気を取られた後にまさか冗談だと言うのにそんな返事が来るとは思わずにどうしたものかと悩んだ後また昂る熱を感じつつ、これ以上彼女に無理はさせられないと思い「今度な」といって髪から覗くうなじに口付けをして小さな手に指を絡めれば静かな返事が帰ってくる
「でも、インパクターがいてくれたら私一人でしなくて済むんだよ」
その言葉はまるで一人にしないで欲しいという意味にしか聞こえずにインパクターは彼女をからかう度に何倍にも返されるのだと痛感しつつ肩口に顔を埋めてその巨体で情けなくちいさな声をあげた
「努力はする…」
「うん、それと下着はそっち持ちだからね」
「俺の好みを買えってことか」
「違うに決まってるでしょう、もうっ!」
わざと返事をすれば向き合ってきたナナシに胸を叩かれてしまいインパクターは周りが思うような彼らしくもなく笑ったあと互いに目を見て静かにキスをした、ずっと互いに想いあっているのだと改めて感じながらこの先彼女をもっと愛したいと願いながら。
そして恋人のナナシもまた彼に振り回されるその一人であるが彼が言い出した言葉に思わず脱ごうとした衣類に手をかけるのをやめて彼を見つめた
「だから一人の時はどうしてたんだって」
「一人の時って…どういう意味か分からないんだけど」
「自家発電についてだよ、人間で言うマスターベーションだ」
その単語の意味を医学的に理解していたナナシは今から恋人として愛し合うはずだというのにその雰囲気を全て消し去り告げた彼の言葉に今日はそういう気分では無いのだと一人納得し一度ベッドの上に座り直し見下ろしてくる恋人を見つめた
「シテたのか?」
「答えたくないんだけど」
「ちなみに俺は」
「言わなくていいってば、なんでそんなこと聞くの?」
今そういう雰囲気じゃないじゃんか。と声を張り上げた彼女にインパクターは目を丸くしてじゃあどの雰囲気ならいいんだと問いかける為返事が出来ずに彼女は押し黙った
そもそもトランスフォーマーにそういった欲があるなどあまり知らなかったとナナシは思った、大まかな医療知識は頭に入れてはいるがそうした彼らの性質についてはラチェットやファルマは何も言ってこなかったどころか彼ら無機生命体は殆ど不死の存在ともいえる為そうした欲は比較的少ないのだとCEの関係などから推測していた
「離れていた時、どうしてたのか気になってな」
寂しそうに呟いた彼の言葉にナナシは胸がちくりと傷んだ、長い年月が二人を引き裂いていたというのに互いの想いは離れる所か反対に求め合い深くなるばかりであった
顔を見れないとナナシは彼の横に座り直して甘えるように身体を彼の金属の身体に寄せた、小さく聞こえるモーター音に彼が今日も生きているのだと実感しては安堵する、それ程までに彼は死と隣り合わせの生活をしてきて今の平和があるのだ
呆れたように彼女は深いため息を吐いて「シテたよ」と一言だけ告げればインパクターは「そうか」と返事をするだけであった、こんなくだらない話だというのに顔に熱が篭もるなと思わず自身の手で顔を仰いでいればインパクターはまだ話を続けるように言葉を発する
「俺もお前を思ってシテたな」
「いいよ、言わなくっても」
「お前だけに話させるのは不公平だろ」
「いいよそんなの…別に、シテてもシテなくても」
そういって気恥しさを隠すようにベッドに横になりシーツを手繰り寄せた彼女をインパクターは逃さないというように押さえ込み見下ろした、彼のレモンイエローのような黄色い掌が彼女の腹を薄い衣類の上から撫でる
ナナシは堪らずに彼を見つめればインパクターはいう
「お前だけをずっと考えたんだよ、抱かずに死ぬのかと思うと俺でさえ後悔したもんだ」
「今は…散々シテるくせに」
「あぁ、だから離れていた間お前は俺を想ってたのかも気になるんだよ、どうやって、どう想って、どうして、俺を感じてたのかをな」
インパクターは態とらしくナナシの耳元に顔を寄せて低い声で二人だけにしか聞こえないように呟いた、彼の手は彼女の身体の上を動き回り嫌でも意識させる
恋人としての彼はどこまでも素直にナナシに愛を伝えた、その言動全てに心地よくなりナナシが目を細めれば彼は優しく彼女の顔に唇を置くように重ねた
「だから教えてくれよ、どうシテたか」
してやられた。と感じ思わず彼を睨みつければインパクターは口角の片側だけを器用に上げて笑みを浮かべる、初めから狙いはそれなのだ
彼女の痴態をみてみたいという…本当にどうしようもないヒトだと彼女が顔を背けていればカシュッと何かが開く音が聞こえ、ナナシの下腹部に当てられたそれが何かを見ずとも理解出来た
「いいな?」
こんな事ならば二人だけの時間になるまえに缶ビールの一本でも飲んでいればよかったとナナシは酷く後悔した、素面でなどできるわけが無いと思っていればインパクターはナナシの腹にコネクタを擦り付けて逃す気などないように熱い吐息を彼女の耳に掛けるためナナシは猛獣の前に出された餌でしかないのだと自分を認識した
流石は元レッカーズ、敵を逃さないためには如何なる方法も取るのだと嫌味を言ってやりたいほどだが目の前の恋人は楽しそうにしかしその眼差しは熱い色を宿しているのをみてナナシはもういつの間にか自分の常套句のようになった言葉を彼に伝えるのだ
「今回…だけだよ」
普段滅多に消さない電気を頼むから消して欲しいと告れば彼は珍しくそれに従い部屋の明かりを消した、ぼんやりと灯る彼のオプティックに見ないふりをしてベッドの上で仰向けになったナナシは早く終わらせてやりたいという一心から目を固く瞑り即座に足の間に手を伸ばそうとすれば硬い手に手首を掴まれてしまう
「ちゃんと一人でスル時みたいにしろよ」
その言葉に数える程しかシテいないから決まり事なんてないと思いつつも見下ろす彼の視線に抗えずに頷けばインパクターは満足そうに彼女の手首を解放した
けれど一人のときと今は違うとナナシは感じていた、あの頃はまだインパクターを知らなかったが今は彼を知ってしまい完全な女としての心地良さを学んでいた、拙さも何も無くただ自分の快楽を得る方法を知ってしまっていることやそれを彼に晒すことが恥ずかしいと感じたのだ
目を瞑れば目の前にいる彼がまるで瞼の裏に焼き付いたように鮮明に思い出され彼に愛されていることを思い出すように服の上から自分の胸を撫でた、荒々しくも優しく全体を撫でたかと思いきや鷲掴み指の腹で先端を撫でられること
片腕のみのインパクターが触れるのとは違う故に両方を同じように嬲ると彼女堪らずに声が小さく溢れた
「はぁ…ぁ♡」
強く閉じた瞼にも自分はいるのかとインパクターは問いかけたかった、その眼に自分が居ないことなど到底認めたくは無いが彼女の溢れる女の声はインパクターを興奮させるばかりだった
暗闇の中だとしても彼の高性能なオプティックカメラは設定を変えれば昼間とさして変わらないものになっており、彼女が今どう動いているのか全てはっきりと見えていた
彼女の上でマウントを取るように見下ろしては今すぐキスをして手を這わせてコネクタを挿入して普段通りに愛してやりたいと強く願っていながらも自分が言い出したことは辞める気も無い
「んっ♡…ぅ…あ♡」
じっくりとゆっくり乳房を弄めるナナシはキャミソールをずらして先端のみを出す様にすれば優しく自身の指でそこを抓った、ぐりぐり♡と摘んで引っ張ってと彼女の割に乱暴にも感じる動きは自分のやり方によく似ていると感じては彼は思わず表情が緩まってしまいそうに感じた
「ぁあっ…ん、ぅ♡」
足りないと感じるのは金属の手ではないこと、掴みきってしまう大きなあの手では無いせいだろう、物足りなさを感じつつも頭の中の彼にされているのだと感じるとナナシは堪らなくなり次第にその行為は大胆になっていった
左手で自分の乳房をいじめながら、右手をゆっくりと下に流していくとき彼女はへその下を撫でては子宮が泣いたのを感じた
時折彼の黄色の指先は彼女の薄い腹を確認するようにそうすることが何気なくて好きだった、溢れた熱い吐息にインパクターはゴクリと口腔オイルを飲みそれでも静かに眺めた
彼女の右手が布の中に入れば彼女は身体を揺らして先程よりも激しく熱を昂らせた
「…んっぅ♡…ぁあ」
布の上からしか分からない彼女の手の動きにどうしているのか、なにをしているのか知りたいと思いながら自分の世界に深く落ちていく淫らな恋人に横槍も入れられなかったというのに彼女はそれを許さなかった
「はぁっあ、いんぱくたぁ…ぁ♡」
甘い声でそう呼ぶ彼女にインパクターは深い排気を零して行為前に元の位置に直され行儀よく待っていたコネクタをハッチからだせば先端からはより濃いオイルが溢れナナシの腹を汚した
ぼたりと彼女を汚したそれに一度薄く開けられたナナシの瞳と交わった時互いにただ静かに唇を重ねて互いを慰めた、ナナシの腹にコネクタの先端を押し付けずぢゅりくちゅりと音を立てるほど興奮したソレを聞きながらナナシは自身を慰めた、届かない足りないと感じながらも深いキスを味わう彼女は堪らない心地で自身のナカに沈めた指を動かしては身体を震わせた
「ハァ…ぁあくそ」
「あぁ…はぁっ…」
互いに酷く興奮して昂り合い何度も激しく口付けをしながら互いの手を動かした、繋がりあっていない物足りなさは興奮が消してしまうもののインパクターは限界を感じていた、触れることの出来ない彼女を今すぐ食らいたいと思えば彼女の濡れた右手を優しく抜いてやり下着を脱がすことさえ耐えられずに指で軽くズラしては彼女を強く見下ろした
「インパク…ッターっあ!!♡♡」
「っぐ…イッたのかよ」
「ら…ってぇ♡♡じぶん、じゃ…イケな、いから♡♡」
「そうか」
ナナシは自分の中に激しく沈めこまれたインパクターのコネクタを感じながらやはり全てが違うと感じられた、優しく背中に腕を回されて包み込むように抱き締められれば普段よりも激しい抽挿が開始され絶頂を迎えたばかりのナナシは思わず身を捩り逃げようとするもインパクターが逃すわけなどなくさらに奥にコネクタを叩き付け教えこんだ
「ひっぅ"♡まっ…れ、イッたの♡♡」
「待たねぇよ、生殺しにされてたんだ、幾らでもイけばいい」
「おッ♡おッん♡」
インパクターからしてみても限界に上り詰めそうなところで彼女の中に沈めたのだから普段よりもはるかに我慢が出来ないと感じていながらも多少のプライドと彼女を心地よくさせてやりたいという気持ちから吐き出さないだけであった
必死に腕を伸ばし自分を味わう恋人はどこまでも自分に夢中なのかと知る度に愛おしさが溢れ自分らしく無くなるのだと思いながらも抑えられなかった
「あ"ーーっ♡やらっ♡奥っ、きて…るの、やぁ♡♡」
「いつもより締まってるな、そんなにコネクタが好きかよ」
「ちがっぁう♡ぱくたぁ、がすき♡すきっ♡」
「…俺もだ」
ほらそろそろ射精すぞ。と彼女に告げれば身体を震わせながら彼女はインパクターのボディに回した腕をさらに強めて彼を受け止めた、一人では味わえない多幸感を互いに味わいながら優しくリップ音を立てて口付けをしては暗闇の中で顔を見合せた、まだ足りないというように
「あーぁ、下着ダメになっちゃった…キャミソールも」
行為を終えたナナシはそういって汚れた衣類を確認しては横で眠る恋人を睨みつけたが彼は酷く満足した様子で「また買えばいい」と告げた
全くとんだことをされてしまったとナナシは思いつつも普段とは多少違う行為に興奮したのもまた事実だと感じては腹部に熱が籠るのを感じて慌ててそれを隠すようにベッドサイドのゴミ箱に下着を投げ入れた、滅多に下着など買わないというのに彼と交際を始めてから何度目だと思わず説教をしてやろうかと振り返ろうとするも腰に回された腕は優しいものであった
「インパクター?」
珍しく甘えた素振りの彼に直ぐに絆されそうになりながらトキメキを感じつつ振り向こうとすれば彼は愉しそうに笑みを浮かべて彼女を見上げた
「お前があんなふうに自分を慰めてたとはな、いいことを知ったもんだ」
これで任務中のおかずには困らねぇな。と笑う彼に少しでもときめいた自分が馬鹿だとナナシは堪らず彼の硬い金属の頭を優しく叩けば彼は反省もなく彼女をベッドの中に引き込んで抱き締めた
異なる肉体であれど同じようにしているものなのだとナナシは改めて感じながら互いのモーター音と心臓音を感じては全く仕方ない人だといつも通り許してしまう
「俺が居なくても俺を思い出すように次はシテやろうか」
からかい交じりな彼の声にナナシは普段通りにバカと二言告げてやりたかったもののレッカーズを抜けて傭兵のような暮らしをしている彼は数週間帰ってこないことはザラであったことを思い出す
「シテ…ほしいかも」
照れ臭そうに体を縮めて自分の腹に回された腕をぎゅうっと抱き締めた彼女にインパクターは呆気を取られた後にまさか冗談だと言うのにそんな返事が来るとは思わずにどうしたものかと悩んだ後また昂る熱を感じつつ、これ以上彼女に無理はさせられないと思い「今度な」といって髪から覗くうなじに口付けをして小さな手に指を絡めれば静かな返事が帰ってくる
「でも、インパクターがいてくれたら私一人でしなくて済むんだよ」
その言葉はまるで一人にしないで欲しいという意味にしか聞こえずにインパクターは彼女をからかう度に何倍にも返されるのだと痛感しつつ肩口に顔を埋めてその巨体で情けなくちいさな声をあげた
「努力はする…」
「うん、それと下着はそっち持ちだからね」
「俺の好みを買えってことか」
「違うに決まってるでしょう、もうっ!」
わざと返事をすれば向き合ってきたナナシに胸を叩かれてしまいインパクターは周りが思うような彼らしくもなく笑ったあと互いに目を見て静かにキスをした、ずっと互いに想いあっているのだと改めて感じながらこの先彼女をもっと愛したいと願いながら。