Memo
2017/05/15 14:06
クロロとガラガラ抽選
(買出しに行ってガラガラする話)
「お会計5340ジェニーです」
そういいながら財布を開いて置けば、笑顔の優しい女性店員はお釣りと一緒にレシートと別の紙を渡してきた
「ただいま抽選会をしておりまして、もしよければご参加ください」
そう言われて隣を見ればクロロはじっと見つめていた
「…しにいく?」
これ以上の買い物もないのだから、帰る前にしていこうと誘えば、少しだけ嬉しそうな顔をした彼に、この人は自分より少し子供らしい部分があるな。っと思えた
「1等が二名温泉旅行、2等商品券10万円、3等はお米60kgだって…」
なかなか豪華景品ばかりで、抽選に参加している人間も少なからずいるがまだ1〜3等は当たっていないらしい
手にある抽選参加券は5枚
「取り敢えず3等今当てたらウボォーギン呼ばなきゃね」
「あぁ、2等だとしばらく食費が浮くな」
「そうだね、じゃあクロロこれで引いて」
「……いや、2枚はお前が引いてくれ」
少し青ざめた顔でクロロがいうものだから首をかしげながら、先に行ったクロロがガラガラを何度か回して戻ってきたその手には駄菓子とタワシ
残念賞だったらしく少しだけ寂しそうな顔をしているように見えるクロロをみた
「よし、いってこい」
そう言われてガラガラを前にチケット2枚と引き換え、二回回した時だった
金色と銀色が落ちてきたのを見て周り全員が固まった
「おめでとうございます!1.2等両方当たりました!!」
周り全員が拍手や歓声を上げる中わけも分からずに渡される商品を受け取ればクロロは満足そうだった
「やはり、おまえの方が当たるな」
「…クロロはよかった?」
「ん?あァ俺は回せるだけでよかったからな」
「…クロロ、そのね?この旅行券みんなに内緒で使いたいな」
2人しか行けないのだから、と思い言えばクロロの動きが止まった後に少しだけ熱が上がったのを見て口を開く前に、自分の能力である影が現れていった
「思春期のガキかよ」
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