Memo
2018/03/08 22:59
3人って難しい
56ちゃんとせんせと
「なんですかこれ」
ご立腹な様子の葵が事務所の冷凍室を睨みつけた、なんだなんだと駆け寄った吾郎と北岡はわけも分からずに首をかしげた
「私がいるのに雪子大福なんて…これじゃあ1人あまります」
「別にいいじゃん、俺ハーゲンダッソ食べるし」
「自分も大丈夫ですよ」
2人の意見に葵は小さく睨みつけて生意気にも北岡の足を踏んだ
「吾郎さんは分かるけどどうして北岡さんってばそんな物言いするんですかね!」
「葵さん、先生の好物ですから」
「高けりゃ美味しいってものじゃないんですから、いいです吾郎さんこれは私たち二人のおやつです、先生が羨ましそうな目をしてきてもあげちゃダメですよ」
「えっあっ…」
「なにそれ俺だけ省こうって?そもそもこれ買ってきたの誰、葵でしょ」
「……いや、俺です、食べたくなりまして」
まさか自分1人用で買ったものがここまでのものになるとは思わず冷や汗をかいている吾郎はそう告げた
葵も北岡も顔を見合わせる、その数分後じゃんけんで負けた北岡が1つの箱に6つ入の小さなチョコレートアイスを買ってきたことによりこの事件は円満に解決するのだった。
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