漢字1月のビッグイベントの正月と成人式が終われば世間はすっかりピンクのチョコレートの匂い、人生此方楽しんだことなど無いマルコが目を輝かせてやりたいと言うものだから仕方なくそんなイベントの前日材料道具を用意したマルコが部屋にやってきた
「マルコ誰に渡すの」
「貘兄ちゃんでしょ、伽羅おじさんにレオおじさんに、あっ蘭子お姉さんでしょ〜、忘れてた梶もそうだし夜行のおじさんとちゃんみだも」
「いっぱい作るなら包装も頑張らなきゃね」
「放送?」
「ラッピング、袋に入れて渡すんだよ」
「なまえお姉ちゃんは誰にもあげないの?」
「私はね、買って渡すからいいの」
マルコのエプロンを結めばお互いに用意もそこそこに簡単に溶かして固めるだけのチョコレートにしようと言ってチョコレートを切っていく
包丁も持ったことないマルコでも持ち方を伝えればロデムのお陰なのか刃物の使い方は悪くない、みじん切りにされてしまった大量のチョコレートを湯煎で溶かしてカップの中に入れていく工程を繰り返し、ミルクチョコ・ホワイトチョコ・ストロベリー・抹茶と様々なものを用意していきできたものを次々と冷蔵庫に入れていく
「まだダメだよ」
「むぅ」
「待ってる間マルコの見たがってたアニメやってるしジュース飲みながら待とうね」
優しく伝えれば嬉しそうにソファーに座りきて優しく足の間に入れられて二人でアニメを見た、数時間が経過すればそろそろいいだろうと冷蔵庫を開けて確認しつつそれぞれを小さなキラキラのラッピングで包んでいき、封をしていく
30人以上ものを包み終えれば大きく溜息をこぼす、更にここから渡しに行くのだと考えれば重労働だと感じた彼女と裏腹にマルコはソワソワとした顔だった
「あ、あのこれマルコの気持ちです!」
「…私に1つ目くれるの?」
「うんなまえお姉ちゃんだから、マルコの初めてのチョコレートもらってほしいのよ」
「これは友チョコかな」
「そんなハズないよ、本命以外ありえないから」
真っ赤な顔で慌てて言うマルコにつられて笑った、包んだばかりの封を開けて1粒溶かして固めただけのチョコレートを口の中に放り込めば可もなく不可もないハズの味は何故か市販の高級チョコよりも美味しく頬が緩む
「凄く美味しいまた本命チョコ貰えるかな」
「じゃあ全部なまえお姉ちゃんの本命チョコでいいよ」
「それは遠慮しようかな…あ、来月ホワイトデーのお返し楽しみにしててね」
「ホワイトデー?」
「うん、3倍でお返ししてあげるから」
マルコの口に1粒放り投げれば彼はその言葉なのかチョコレートの美味しさのせいなのか分からないが満面の笑顔で頷いた、そしてお返しのように力強く抱きしめられた、こんなバレンタインもまぁ悪くない。
マルコ
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