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お盆が始まってもう終わる…らしいが特に何も変わらない、マジで何も変わらない
ひとつ言えることはマリィと会えないことくらい、お盆はお墓参りや家族で旅行に行くと言われてしまい予定が詰まってるらしい
ルフィもこんなくそ暑い中外に遊びに出かけた、ウソップたちとデケェヘラクレス探しに行くとか言ってたな…と思っていればチャイムがなった、部屋から出たくねぇな居留守するかと思ってることがバレてるらしく何度もチャイムがなってイラつきながらドアホンのところもみずにドアを開けた
「ンだよ!!」
「あっいたいた、こんにちは」
俺は慌ててドアを閉めて深呼吸を2回した、そしてもう一度ドアを開けた
「今日も暑いねエースくん」
もう1回閉じて、俺は玄関で「は????」とでかい声を上げたが多分聞こえてる、シューズボックスに備え付けの姿見で慌てて自分の姿を見て適当に手で直してドアを開ける
「大丈夫?」
マリィがいた
リビングもどこもエアコンをつけていなかったので慌ててつけようとしたら大丈夫だと言う、悪いかと思って結局汚いが俺の部屋にあげた、麦茶が氷を溶かしてカランと音を立てた
今日は初めて見る白いシフォンのワンピースで髪の毛も少しだけ毛先を巻いていた、いいとこのお嬢さんみたいで滅茶苦茶にかわいかった
緊張する己を鎮めるために何度か深呼吸をして部屋に入る
「突然お邪魔してごめんね」
「いや丁度ルフィもいねぇし暇してたとこだからいいけど、なんかあったか?」
「旅行のお土産と貰い物のスイカ持ってきたから良かったらどうぞ」
「重かったろ?取りに行ったのに…ありがとうな」
バスケットボールよりも少し大きめのスイカと紙袋を渡される
まるでクリスマスのガキみたいに早速紙袋から色々取りだしてみる、お菓子にブランケット?馬の置物にタオルにいや多くね?
「エースくんのこと思ったらつい買いすぎちゃって、お菓子はみんなで食べてね、このキッチンタオルはサボくんにあげて欲しいなきっと喜ぶと思うから」
ルフィにもサボにもさらにはジジイやモビーディックのみんなにもと色々と説明するマリィはどことなく活き活きしていた、旅行楽しかったみたいで何よりだな
「これはエースくんにあげる」
そういって手渡されたのは最初に出てきた木彫りの馬だった
オレンジ色に赤色や白も入って、笑顔と泣き顔のマークも入っているし結構かっこいい
「これね、ダーラナホースっていってスウェーデンでは"幸せを運ぶ馬"っていってみんなに愛されてるんだ、だからエースくんに持ってて欲しいと思って買ってきちゃった」
「へー、すげぇカッコイイなありがとう」
幸せを運ぶってことならもう十分お前は役割を果たしてるぜ馬野郎、何故なら家にマリィを呼んでくれたから
いやまぁ何をする訳じゃないが顔を合わせたりくらいはしたかったし、あわよくば…ってのはまぁ無理か
隣座って土産の話を色々するマリィが顔をあげれば思わず近くてちょっとだけならいいかなってキスをした、やっぱり柔らかくていい匂いがするしずっとちゅうしてぇな
そのままちょっと肩を押せば静かに倒れてくれて、もう1回ちゅうをする、え…これってもしかして行っていいやつか?舌とか入れてあわよくばもうちょっといい感じか?
そう考えるとゴムとかあったかなと思った途端だったドアがバカみたいな音を立てて開いた
「エース!すんげェヘラクレスみつけた!!」
「おいおいルフィ靴あったし誰かいるんじゃ」
「でもエースすごいんだぞ!」
この三馬鹿トリオ(ルフィ・ウソップ・チョッパー)めと睨みつければやばいと気付いたらしいウソップが冷や汗をかいてやがった
結局ガキ共と遊んで夕方になって冷えたスイカをみんなで食べた、隣に坐るマリィが嬉しそうに笑って
「さっそく幸せが飛び込んできたね」
なんていうから、俺はお前がいてくれたら永遠に幸せが飛び込んで来てるよ。とはやはりいえず「おう」と小さく返事をした。