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novels by Hanaroku or koyo

Short

ああ、死にたいな。レーゾンデートル

不慮の事故という偶然で死んだら、楽でいいんだけどなあ。そう思いながら、今日も生命活動を維持している。

ジ・エンド恋愛/クズ男

”真面目だね”――その言葉を忌むあまり、憧れの先輩の誘いに乗ってしまった。先輩がクズなのは、知ってたけど。

そのこいは、うたかた恋愛/泡沫

思い出すのは、彼の手だけ。そんな恋だった。

週末のアニクダウト大人/同居/純愛/ニアリーイコール

半同棲している私達は、きっと恋人同士に見える。でも、私達は互いに恋をしていない。

君の心の、その片隅元カレ/依存/幸せになってね

愚痴が溜ると彼に会いに行く。今日は、4年間付き合ってる恋人と初めて喧嘩した。ついでに始まる彼との問答が、今日終わる。

Let it spring back.大人/愛されてるのは私じゃない

ロンドンへの異動が決まった。気が付いたのは、私は彼がいなくても生きていけるということだ。

贖罪不良

君が苦しんでいることは誰より知っていた。それでも私は、怖くて逃げ出した。

言葉にできない純愛/両片想い

きみは嫉妬しないし、依存しないし、もちろん好きだなんて一言も言わない。自立していて、仕事を好きで、将来がある。だから、「好き」なんて言うと重いかなと思ってた。

過ぎさりし、夏の記憶よカフェ

鮮烈な現実は、気が付いたときには記憶に変わっていた。

いつつめの季節 青春/就活/モラトリアム

嘱望された将来へ期待と希望にあふれた目を輝かせる──そんなの大人が語る理想の若者だけだ。【うつろひ一昼夜企画】

きみは恋に眠って 大阪/秋/想い出

いつだって現実のときには鮮烈で鮮明で、でも過ぎ去った瞬間に、全てが記憶になる。そんな想い出に耽るときの気持ちは、恋に似ている。【風物詩企画/大阪×秋】

十八歳 教師/女子高生/卒業

同年代の男の子なんて子供っぽい。そんな中で先生を好きになったのは、十八歳の時。

チャイルドフッド・クラッシュ 初恋/バレンタイン/男勝り

君のことを好きな自分が、ありきたりな女子のように反応する自分が、クソほど恥ずかしくて惨めだった、そんな初恋のお話。

午前三時の想い出話SNS/恋愛/過去

誰にだって振り返りたい過去があって、それは記録だけいつまでも鮮明に残っている。

春、麗らか。春/恋愛/別れ

ある晴れた日の、ある春のお話。

low 18℃晩夏/恋愛/別れ

真夏、最低気温が18℃を記録する。

ピエージュ・ド・ショコラバレンタイン/後輩/俺以外

雪降るそれは春の日か晩冬/初春/恋愛/仕事

他人から見れば汚くてくだらなくてちっぽけな、それでも大切なプライド。

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