秋も深まったある日。
この日は潔くんの家に訪れていた。
彼が集めている動物モチーフのものがたくさん飾られていてアンティーク調の家具が並んだ彼の部屋は、彼の趣味と憧れが詰まっている素敵な空間になっており、訪れるうちに私にとっても安心出来る場所になっていた。

すっかり二人のお気に入りとなった紅茶を飲みながらのんびりと過ごしていたとき、突然潔くんから声をかけられた。



「 ………あ、あのっ……!ゆうかさんのお誕生日のときに欲しいものとかして欲しいこととかはありますか………? 」



勇気を振り絞って口にしたような、とても彼らしい話し方だった。
でも、自分の誕生日が話題に出ると思っておらず、驚いてしまった私は思わずこう返してしまった。



「 え、!そんな、申し訳ないです……。私は潔くんの隣で過ごせるだけでたくさんのものをもらってるよ。 」

「 …………………。」


あ、潔くんが黙りこんでしまった。また、会話の返答の仕方を間違えてしまったかな……。

私ってどうして...___。


そう思わずにはいられなくなり、私は不安と後悔を感じてしまい、少し泣きそうになってしまった。



________ごめんね、潔くん。


心の中でそう呟いた。









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