義祖父が帰って、ちゃんと車が去ったのを確認してから光に連絡をして、20分ほど後、周防に送られて光が帰ってきた。スーパーに戻って、併設カフェにいたらしい。例によって周防は頑なに見張りを兼ねてずっと店外にいたらしく、光がテイクアウト用のコーヒーを買って渡したの、と呆れ顔で笑った。コーヒーを手渡されたときの周防の困惑顔が目に浮かぶ。だけどやっぱり、あいつは信用できる男だな。これが倉持だったら、どさくさに紛れて一緒にカフェに入り、デート気分を味わってるとこだ。

「おじい様…大丈夫だった?何て言ってた?」
「大丈夫だよ。この間と似たようなことだよ…それにあっちに引っ越しちゃえば、もう追って来れないし。」
「うん…。」

そうだね、と光は言って、買ってきた夕食の材料を冷蔵庫にしまい始めた。

「お義父さん…本当によかったのかな、一也さんがよく知らない国に帰化するなんて」
「ん…あぁ」

おとうさんって…うちの親父の方か。

「私に気を使って、無理してるんじゃない?」
「無理って言うか、話しがデカすぎて理解が及んでない感じかもな」
「……。」
「大丈夫だって。帰化したところで、親子なのは変わらないし…会えなくなるわけじゃないし。」
「そうだけど…。一緒に引っ越す…のも嫌だよね、よくわからない国に…」
「親父はあそこに愛着沸いてるしな。仕事も好きなんだよ。時々顔見に行こうぜ。」
「…うん。」

親父の事を光はよく気遣う。同じく父子家庭で育った俺達だけど、母親をないがしろにしていた光の父親と、人並みに亡き妻を思っているうちの親父とを、光はどこか比べているように思う。まあ、うちの親父が特別できた人間ってわけではなく、普通だと思うけど…。俺だってもし光を失ったらと思うと…ないがしろになんてとてもできない。

「お義父さん優しいから…体壊さないか心配だし…。」

憂いを帯びた顔で呟く光の美しさと言ったら…

「光、親父のこと好きだな〜…」
「?だって優しくていい人じゃない。」
「別に普通だよ。普通のおじさんだよ。」
「そこがいいところでしょ。それに一也さん、最近お義父さんに似てきたよ。」
「え?どこが?」
「困ったとき頭掻くのがそっくりだし可愛い。」
「…可愛いとかマジやめて」
「ふふふ」

頭…掻いてるかも。俺も親父も。無意識だけど…。
にわかに恥ずかしくなって、不意に手が頭に行きそうになって、あぁやっぱりそうだ…、と手のやり場もなくむずむずした。



***



光がドレッサーから離れ、ベッドに入ってきた。待ってましたとばかりにその細い腰を撫でて抱き寄せると、光は口元に笑みを浮かべながらもたれかかってきて、キスをした。
正月は帰省してて、まさか実家で事に及べるわけないし。しばらくできなかったからか、光も積極的に腕を俺の背中に回し、密着してくる。

「ん…、」

キスをしながらゆっくりと押し倒し、パジャマのボタンを外しに胸元に触れると、光が小さく声を漏らした。
すぐにシャツがはだけ、キスを続けつつ手探りで胸を揉んで、蕾を刺激する。そのたびにぴくり、と光の体が反応した。

「んっ…、はぁ…。…あっ」

しつこく両方の蕾を刺激しながら、首筋にキスをしたり、胸元にキスをして、片方の蕾を食んだ。舌でコロコロと蕾を刺激して、光の腰つきがもどかしく動くのを感じ、胸の奥が熱くなってくる。
蕾を舐めながらパジャマのズボンの中に手を滑り込ませて、下着越しに秘部を撫でようとすると、光の悩ましげな甘い声がした。

「だめ…。下着、汚れちゃうから…。」

そう言って光はズボンを脱ぎ、俺はそれを光の足から抜き取った。続いて下着も脱がすと、桃色に色づいた花弁から、蜜の細い糸がつうっと伸びて切れた。

「もう濡れてる」
「……。」

からかうように言うと、光は恥ずかしそうに顔を赤くして唇を噛んだ。

「っ、ん…」

それがたまらなく可愛くて、貪るようにキスをして、俺は花弁を撫でた。ぬるぬると蜜を指にこすりつけ、花弁の間に指を滑り込ませて…優しく解していく。

「んん…。…ん…。」

悩まし気に眉を寄せ、俺にしがみついてよがる光。

「ここ、好きだろ」
「あっ…!」

人差し指を第二間接ほど入れたあたりの、上側の壁。少しなだらかにくぼんだ所…。

「あっ、そこ…!いや…!」
「イイだろ?」
「あっ!あっ…!」

ビクッ、と光の体が震え、俺の指をぎゅうぎゅう締め付けた。もうイッちゃうなんて…なんて可愛いんだろう。

「ううぅ…」
「何、恥ずかしがっちゃって」
「ばか…。」
「可愛いのに…」

指を引き抜いて、ゆっくりと肉棒を沈みこませると、光は息を飲んだ。

「あ……。」

深く息をして俺を迎え入れ、その異物感を確かめるようにお腹を撫でて、俺を見上げる。

「入ってるのわかる…?」
「…わかるに決まってるでしょ」
「ははは。…入ってんのってどんな感じ?」

ゆっくりと肉棒を動かしながら尋ねると、光はその緩やかな刺激に目を瞑って浸りながら呟いた。

「ん…。…熱くて…。…おっきくて…ちょっと苦しい…。」

…やばい。エロ過ぎる。

「可愛いな…ほんと」
「あ…!や、やだっ…そこ…!」

さっきの場所を肉棒で擦り始めると、光は首を振って腰を引いた。それでも中はキュウキュウうねっていて感じているのがわかる。俺はしつこく追いかけるようにそこを擦り続けた。

「やっ…!だ、だめ…っ」

光がそう言った時、ピュッ、と小さな水しぶきが花弁から跳ね上がった。光は涙目で顔を真っ赤に染め上げて俺の胸元を叩いた。

「だ、だからやだって言ったのに…!」

もうやだ、恥ずかしい、と光は俺を睨んで顔を背けた。

「早く抜いて…、あっ!」

逃げようとする光をつかまえ、また同じところを擦り続ける。そのたびに、ピュッ、ピュッ、と花弁は潮を吹いた。

「やっ、やだっ…やめっ…だめぇ…!」
存分に潮を吐き出させたところで、俺はまだ硬いままの肉棒を抜き、びしょびしょに濡れた花弁を夢中で舐めた。

「な、何してるの…!汚いから…」

だめ、と俺を阻む光の手を掴み、花弁を舐めつくして、今度は指で同じ場所を刺激した。また少し潮を吹いて、光は顔を背けた。

「や、やだ…!もうやめてよぉ…!」

あ…いじめすぎちゃった…。だって潮吹きなんて初めてで、可愛くてつい…!

「ごめんごめん…でも潮吹くくらい良かっただろ?」
「な…、なにそれ…?」

今にも泣きだしそうな真っ赤な顔で俺を睨む光。あぁそうか…潮吹き知らなかったのか…。おしっこ漏らしたとでも思ったのかな、それでこんなに恥ずかしがってる?

「これおしっこじゃないからな?」
「…………。」

疑問符の浮かぶ、羞恥と混乱でいっぱいいっぱいの涙目が俺を見つめる。あ、やっぱ漏らしちゃったって思ってたんだ…。可愛すぎ。

「潮吹きって言って…イクのとはまたちょっと違うけど、なんていうか…」
「…なんで一也さん、そんなこと知ってるの?」
「え…。…いやいやちょっと待て!なんで睨んでんだよ。別に経験あるとかじゃないから!!AVで見ただけ…、…あっ」
「AV?いつ?何で見たの?」
「いやそれは…、ガキの時だってば…」

光は男がそういうもんを見て育つってことがいまいち理解できないようで、ムッと口を尖らせた。

「つーか中学生以上の男なら誰だって見てるって…」
「…うそぉ」
「ほんとだよ。倉持も光臣も、周防も見てるよ絶対。」
「その二人はともかく…周防君は…」
「いや見てるね絶対。男で見てないなんてありえない。」
「………。」

俺が断言すると、光はむすっとしながらも閉口した。

「で…気持ちよかった?」

気になるのはそこだ。潮吹きってどんな感じなんだろう。

「別に良くない。」
「……え?」

そんなばかな…。

「…さっきあんなによがってたじゃん…」
「勝手に動いちゃうだけ。何か力が抜けて、勝手に…漏れちゃう…ような感じで、別に気持ちよくはないもん」
「え〜〜…そうなの?」
「よくない。」
「……。」

なんか期待外れ…ずっと気持ちいいとなるもんだと思ってたのに…。

「もうしないでね。」
「はい…。」

項垂れる俺の、Tシャツの裾から手を滑り込ませて捲る光。

「一也さんも早く脱いで…私だけ脱がされてずるい。」
「ずるいって(笑)そもそも俺が脱ぐ意味あんまなくない?」

脱ぐけどさ…、とTシャツを脱ぎ捨てながら呟く。俺は別に胸とか触られても感じないし、男の裸なんて面白くもなんともないだろう。

「何言ってるの?意味あるよ。」
「えぇ…?」
「…そのほうがドキドキするもん…。」

赤い顔で俺の胸元に触れて、光は言った。そうなの?俺の裸でドキドキすんの…?
え〜、なんだそれ…可愛いな…

「…ドキドキすんの?」
「……。」

からかわれてムッとした光は、ふんとそっぽを向いた。こうやって拗ねて見せると俺の顔がついつい緩んでしまうのを知っているみたいに。
その証拠に俺がかがんでキスをしようとすると、すぐに応えて背中に腕を回してきた。
肌と肌を密着させ、光の中に自身を沈めて…
確かに肌が触れる方がドキドキするな、と胸をくっつけながら思った。

 


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