『つーわけで…まだそっち行けねぇわ』

悪いな、と電話越しに倉持が謝って、俺は噴出した。

「マジ?お前がプレミア出場?」
『何だよ。おかしいかよ』
「別に〜。成長したなぁと思って(笑)」
『うぜぇ!4年前ルーキーで唯一選ばれたからって偉そーに…』

はっはっは、と笑って流すと、それがかえって倉持の神経を逆なでしたらしく、舌打ちが返ってきた。

『直前でチームメイトが2人断りやがって、その代わりだから断れなくてよ〜…』
「おーおー頑張ってこい。」
『ま…久しぶりに春市と組めそうだから、そこは楽しみだけどな…』
「へぇ。小湊も呼ばれたんだ?」
『おう。あと、沢村と成宮とか…あ、奥村も出るぜ。降谷は手首の違和感で今回はお預けだってよ』
「へー。降谷はむくれてそーだな(笑)」
『そりゃあもう。』

ふたりで笑い声をあげ、少し高校時代の話に花を咲かせてから電話を切った。

「倉持からの電話だったよ。」

ダイニングテーブルでココアを飲んでいた光が顔を上げ、そうなの、と呟いた。

「倉持、プレミアメンバーに選ばれちゃって、まだこっち来れないってさ(笑)」
「プレミア…。あ、一也さんも昔出たことあるやつだよね?4年に1回の大会…だっけ?」
「そーそー。」

そうなんだ、と今度は少し柔らかな笑みを浮かべ、光は頷いた。

「奥村も出るらしいけど?」
「え?そうなの?」

聞いてないなぁ、と寂しそうに呟く光。

「沢村と小湊も出るらしいし。青道ばっかだな。」
「あはは。そうだね。楽しそう。見たいなぁ…」

光が何気ない調子で呟き、はっとした。

「あ、でも、音だけでも楽しいし、聴こうかな…。」
「…うん。一緒に見ようぜ。隣で解説するよ。」

そう言うと、光は笑って頷いた。



***



【朗報!!!!!】御幸光、視力が回復し始める

――関係者によると、全盲と診断された御幸光の視力がわずかに回復したという。現在はわずかに明るさを感じ取れる程度に回復しており、心因性からの一時的な症状という可能性があることから、今後視力が戻る可能性もあると医師は診断している。
現在は12月のコンサートに向けて精力的にボイストレーニングを行っている他、夫の御幸一也や10年来の大親友牧瀬司、他にも旧知の仲間たちに寄り添われ、本人も前向きに明るく生活を送っているとの事。

001:本当によかった

002:御幸光アンチの視力奪っていいからこの子を回復させてくれ

003:>002 アンチとかいるか?

004:>003 御幸一也ファンの女が多少はね?

005:>004 そいつらも御幸光がハリウッドデビューした頃から息してないけどな

006:>005 最初からしてないぞ

007:この子顔も性格もいいし実力もあるし苦労してるしアンチできるところないじゃん

008:>007 完璧人間を妬む奴もいるんだよ

009:>007 男からモテるからな

010:しかし人望あるなぁ

011:心因性って結局何が原因だったんだろ

012:>011 倉持と会えなかった事やろなぁ…

013:>012 おは倉持

014:>012 倉持はプレミアに向けて練習してろよ

015:>012 倉持プレミアで最低でも5盗塁頼むぞ!!!

016:>015 鬼畜で草

017:でも亮介が意味深な事言ってるけどな
――亮ちゃん@kominato_ani
倉持のバイクと車、もうずっとうちに置きっぱなしで邪魔なんだけど、売っていいよね?

018:>017 アメリカ滞在中預けてんだろこれwwwww

019:>017 人に預けていくなんて端から長期滞在する気満々ですやん

020:こっちの方が意味深
――亮ちゃん@kominato_ani
倉持は2番でいいそうです。
『――伊佐敷純@jun_jun
今年は知ってる後輩が3人も選ばれやがった!!侍ジャパン優勝以外認めねーぞ!!ゴルァ!!!』

021:>020 これもう答えだろwwwwww

022:>020 亮介わざとやろなぁ

023:ちなみに牧瀬司
――牧瀬司@hikarilove0901
ん〜光が幸せならどうでもいいかな!
『――光ちゃん大好き@hikari_hikari_hikari
野球選手の倉持洋一さんが御幸光さんに好意を抱いてることについてどう思っていますか?』

024:>023 どっちもIDがキモい

025:>024 リプ内容もキモいぞ

026:>023 これ一番キモいのは牧瀬司のIDの日付は誕生日でもなんでもなく牧瀬司と御幸光が出会った日付だという事実

027:>026 それに気づくお前が一番きめえよ…

028:亮介匂わせすぎwwwww
――亮ちゃん@kominato_ani
まずは美女にストーカーをします。
『――瀬戸拓馬@setotaku.6_6
練習の合間に倉持先輩と競争しました!!完敗です!!どうしたらそんなに足が速くなるんですか!?』

029:>028 畜生すぎて草

030:こうなると御幸夫婦の意見を聞きたい

031:御幸光はSNSしてないし御幸一也はインスタ辞めちゃったんだよなぁ

032:>031 なんでやめたの?

033:>032 嫁がストーカー被害に遭ったから

034:>033 マ!?

035:>034 あくまで噂

036:そのストーカー死ね おかげでいくつ御幸光の美しい画像を見逃したか

037:>036 実際玉城グループの力で消されてそう

038:>033 それって倉持洋一って名前じゃないよね?

039:>038 おいwwwwwww




「…一也さん?」

ベッドに入った時、隣で目を瞑っていた光がこちらに寝返りを打って、俺に触れた。

「あ…悪い、起こした?」
「ううん…起きてた」

光はそう言って、何か口ごもる。

「…どうかした?」
「…ううん、何でもない」
「え…なんだよ、言ってよ。トイレ?」
「ち、ちがう。」
「じゃあ、何?」

光は顔を赤くして、向こうに寝返りを打った。

「本当に何でもない。」
「…?」

絶対何かありそうだけど…そんなに言い辛いことって何?
……。…あ…もしかして…。

「…なぁ光。」

そっと肩に触れてこっちを向かせると、少し開いた赤い唇にキスをした。甘い吐息が漏れ、空を見つめる青い瞳を俺は見つめた。

「…当たり?」
「……。」

光は唇を噛んで恥ずかしそうに息を飲む。目が見えなくなってから、してなかったし…したくなったのかも。

「…ち…違うもん…」
「恥ずかしがるなよ。自然なことなんだから」
「違う、だって…。……。…一也さんは…」
「ん?」
「…し、したくない…でしょ?」

…そりゃ、ここのとこずっと誘ってなかったけど…でもそれは違う。俺はこっそり一人で処理してただけ…。

「いや、したい。」
「…む…無理しなくていいよ…」
「なんでそういうこと言うんだよ、無理なんかじゃないって。ほんとにしたい。しよう。」
「や、やだ、なに…いきなり…」
「違うんだって、俺はほんとに…我慢してただけだから」
「……。」
「光が大変な時に、誘うのも悪いかなって…」
「……。でも…ずっとそういうこと…してないでしょ…。」
「それは……。…自分で…してたから……。」
「……。」

結局白状すると、光は顔を赤くして口を噤んだ。やっと信じてもらえたようだ。

「…つーか女より男の方が性欲強いんだから、当たり前だろ。お前がしたいと思ってるその100倍は俺もしたいから!」
「…も…もういいって…」
「本当に?わかったか?」
「わかったよ…」
「じゃ、しよう」
「えっ…!」

光のパジャマのボタンを外しにかかると、光は俺の手を掴んだ。

「…何?」
「…つい…。」

ついって何だ。なんだそれ、と思わず笑うと、光もはにかんだ。
ここのところずっと光の着替えを手伝っていたから慣れたもので、あっという間にボタンをすべて外すと、柔らかな胸が現れた。外気を感じて胸が晒されたことに気付いたのか、光は腕で胸元を隠そうとしたけど、俺はそれを遮って胸を揉み始めた。うわー、ご無沙汰のこの感触…。やばい…。

「久々の光のおっぱい…。」
「な、なにそれ…。着替えとかお風呂のとき、さんざん見たじゃん…」
「見ないようにしてたの!!」
「え…なんで?」
「勃っちゃうからに決まってんだろ。」
「……。」

光は顔を真っ赤にして横を向いた。未だに直球の性的ワードには弱いのだ。

「俺の苦労がわかったか〜?もー風呂なんて自分との戦いで…」
「…ふふ」
「じゃ…いただきます。」
「え…?あ…!」

胸の蕾を舐め始めると、光は体を震わせた。

「あ…。あぁ…っ」

いつもより感じてる…。久々だから?それとも…目が見えない分、感覚が集中してんのかな…。

「はっ…。あ…っ」

光は下腹部に手を伸ばし、ズボンを握りしめた。
俺も光のズボンに手を伸ばし、足から抜き取る。すると、下着は見てわかるほど蜜に濡れ、すでに染みを作っていた。

「もしかして、すげー溜まってた…?」
「…ち…ちがうもん…。」

可愛いのに。恥ずかしがって否定するのも可愛い。
けど…可哀そうなことしたな。欲求不満、俺なら耐えられねーって…。
でもそれで我慢ができなくなって、今日もじもじしてたのかと思うと…あぁやっぱり可愛い。

「あ…。」

下着を脱がせると、光は恥ずかしそうに足を閉じたけど、俺の手で簡単に開いて秘部を晒した。秘部は蜜が溢れて待ちきれないようにヒクヒクしていて、俺は堪らずむしゃぶりついた。

「あっ…!んっ…」

光の太腿が俺の頭を挟む。

「はぁっ…。あっ…。…あぁ…。」

気持ちよさそうだな…。
蜜を吸いあげ、中に舌を入れて内側から舐めながら小さな蕾を指で擦ると、柔らかな太腿がびくびくと跳ねた。

「あ…!いや…、だめ…!」

びく、びく、と太腿が俺の頭を挟み、腰が跳ねて光が達したのだとわかる。ヒクヒクと痙攣する秘部をしつこく舐めて、2度目に軽くイッたのを確かめてから、とろんと目を細める光の顔を見た。

「気持ちよかった?」
「……うん……。」

恥ずかしそうに、でも素直に頷かれると、またムラムラに拍車がかかる…。
じゃあ次は指ででも…あ、いや一旦胸いこうかな…と考えていると、光が囁いた。

「…一也さん…」
「ん?」
「…一也さん…の…、……舐めたい…。」
「……えっ……」

い…いまなんつった…!?

「……ダメ?」

恥ずかしさからかちょっと拗ねて顔を背ける光。うわ、まじか、聞き間違いじゃない…よな!?

「いや…。…嬉しい」
「……。」

光の手を取り、起き上がらせて、その手を自身の肉棒に導く。光はそれを握ると、探るように唇を寄せた。

「ん…。」

舌で記憶を頼りに俺の感じる場所を探りだし、ちろちろと舐めはじめる光。先っぽを咥えたり、裏側を舐めたり…。すごく愛おしそうに、切なそうに。
…エロい…。

「はぁ…。んん…。」

そんなに求めるようにしゃぶられると…理性が保てなくなりそうで…。
それに今、光は何も見えてなくて…口の中の俺の肉棒の感触だけを感じていて、そのことで頭がいっぱいってことで…!やべぇ、興奮で頭おかしくなりそう。

「ん…、んっ…。」

ちゅぽん、と肉棒を光の口から抜き取って離すと、光は窺うように顔を上げた。

「そろそろこの辺で…。」
「え…?…よ、よくなかった…?」
「いや、すげーいいけど…。男はホラ、限度があるから」

光を寝かせ、足を開かせる。

「まだイきたくない。」
「……。」

今夜はもう少し長く、光とこうしていたいし、できるなら光の中で…。

「あ…。」

花弁の間に指を滑り込ませると、光は目を細めて吐息を零した。

「あっ…。あっ」

光のイイところを重点的に擦りながら中を解していく。光は快楽を求めるように腰を浮かし、震える。
優しく、撫でるように触れる…。光が喘ぐたびに、俺の中の熱が溢れていく…。

「入れるよ…。」

そう声をかけ、そそり立つ肉棒の先で花弁の間を撫でる。蜜が絡まり、熱が伝わる。

「ん…。」

光は震えながら俺に身を任せる。硬く熱いモノをねじ込まれて、少し苦しそうに眉を寄せ、だけどもっと求めるように俺を抱きしめる。

 


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