「何そのガラケー?」

光が仕事のお茶会へ行っていて留守の昼下がり。一也がバルコニーでふるぼけたガラケーの画面を眺めていたから尋ねると、なぜか少し慌てた様子でパタンと携帯を畳まれた。

「いや、別に。」
「は?つーかお前、昔の携帯なんて持ってきてたのかよ?」
「まあ、写真とかデータ入ってるし」
「お前そんな写真とか眺めて感傷に浸るようなタチか?…あ!もしかして光?」
「……。」

図星らしい。俺の記憶が正しければ、あの携帯は一也が高校生の頃に使っていたガラケーだ。あの頃から周りがみんなスマホを使っている中一人だけガラケーを使っていたからよく覚えている。
つーことはあの中には、高校生時代の光の写真が…。

「俺にも見せろ」
「嫌だ」

あっけなく断られ、一也は携帯をポケットに入れて立ち去ろうとした。

「なんでだよいいじゃねーかケチ!!」
「それが人にものを頼む態度か?(笑)」
「ぐっ…!!…見せてくださいお願いします!」
「はっはっはっは!まあなんて頼まれても無理だけど(笑)」
「ふざけんなここまで言わせといて!!ぶっ殺すぞ!!」
「おーコワ(笑)」

一也は肩をすくめて怖がる振りをし、笑いながら行ってしまった。
…絶対何とかして見てやる!!



***



一也がジョギングに行った隙を見計らって、俺は一也の部屋からガラケーを探し出してきて自室まで持ってきた。
あいつは走りに行ったらそのままトレーニングルームへ行くはずだから、数時間は戻ってこないはず。
ワクワクしながら早速携帯を開くと、まず待ち受け画面に天使が映っていた。

「こ、これは…!!」

高校生の頃の光!!制服姿で、まだちょっと幼いあどけなさの残るはにかんだ笑顔で、両頬に手をかざすようなおどけたポーズをしている。か、可愛すぎる…!!やっぱアイツとんでもねーもん隠してやがった!!
俺だって光の結婚相手なのだから見る権利はある。アイツに独り占めはさせねー!
しっかしこの携帯から俺のスマホに送る手段がねーな…。ま、あとでSIMカードからデータコピーして…。
…まあそんなことはあとでいいや。まずアルバムに他にどんな光のレア写真があるか見せてもらおーか。

俺はベッドに寝転がり、携帯を操作してアルバムを開いた。

「おおっ…!」

光。光。光。
まるで宝箱じゃねーか!!
1年生の頃から2年生の冬までたくさんの光が映っている。時々寮で撮ったらしき野郎共のむさくるしい写真も交じってるけど、アルバム内のほとんどが光。これを独り占めはさすがによろしくないぜ。
1年の頃の光…可愛かったな〜。この頃から高嶺の花で…。付き合いだしてから撮り始めたらしく、冬頃から写真が増えている。マフラーに顔をうずめている光も、肉まんをほおばって油断している横顔の光も、河原でポーズをとっている笑顔の光も、全部可愛い。
…あっ!!寝顔の写真なんかも持ってやがる!!いつの間に…!!
…しかもこれどこだ?誰かの部屋…?ベッドの上…。布団の柄からして男っぽい…。
…まさかあいつ、高校の頃すでに光を家に連れて行って…!?え!?いつの間に!!
それに…見覚えのない教室での写真も結構ある。教室と言っても、後ろに段ボールなんかが積まれていて、どこかの倉庫…準備室みたいな…。学校で内緒で光と会う場所があったってことか?クソッ、気になる。

「お、これは動画…。」

動画もいくつかあった。早速再生してみると、制服姿の笑顔の光が映った。

『ハイチーズ。』
『……まだですか?』
『ぶふっ…』
『え…あ!これ動画!?もー先輩!』
『はっはっはっは!カワイ〜♡』
『ばか!』

…光は可愛いけどなんか腹立つ。
次の動画は…と…。

『おー!いいスイング。』
『ほんとですか?』
『うん。もう一回やってみ。』
『…えい!』
『もっと腰入れてー』
『こうですか?』
『そうそう。』
『こう?』
『いい感じいい感じ。』
『ほんとですか?』
『ホラ続けて続けて。』
『……。』
『いや〜いいねぇ』
『……。』
『腰がエロい…ごめんなさい』
『もう!やっぱりふざけてる!』
『ごめんごめん冗談だって!スイングはホントに上手いから!』
『もうやめる。』
『続けなきゃうまくならねーぞ〜。』
『別にいいもん。』
『はっはっはっは!そりゃそーか(笑)』

あいつ…自主練で消えてたと思ったら光とこっそりイチャついてやがったのか…。
光んち、学校から近かったもんな〜…いいなぁ〜…。こうやって二人で結構会ってたのかな…。

悶々としながら一通り写真を見終わり、アルバムを閉じると、ふと気づいた。
…下にパスワードがかかったアルバムがある。しかも、写真200枚以上、動画も10件…。
パスワードは4桁か。

アイツの誕生日…だめだ、開かねぇ。
んじゃ光の誕生日……だめか。
生まれた年か?…いや、開かねぇな。
アイツと光の結婚記念日とか…?……違った。
いやでも、多分高校んときに設定しただろうから……
…出会った日?…そんなん知るか!!
あ、もしかして付き合い始めた日?
え〜〜〜〜〜いつだろ……確かアイツと光が付き合ってるって聞いた日が、秋大の後の…。
……で、そっから逆算して……確か文化祭は終わってたから……

………。

………!!!開いた!!
やべぇ、我ながら天才。さてと…アルバムの中身は……。

「えっ…!?」

これは……光……。光だけど……。
……光のエロ画像じゃねーか!!!
え…!?これ夢?マジ!?ど、ど、ど、どうしよう。
つーかこれ…。うわー!!ヤバイ!!光…!こ、こんな…!

制服がはだけて…あられもない光の…。
やべっ、勃った……。

しかも動画まであるじゃねーか…!!ど、どれどれ…。

『何してるの…?』
『焦らしてる。』
『んっ…。…やだぁ…』
『足閉じないで。』
『あっ、やだ、何で撮ってるの…!』
『可愛いから。』
『やだやめて、やだ…あっ、んんっ…』
『撮ってるといつもより濡れるじゃん…』
『ちが…う…』
『この間もテレビ電話の時、いつもより濡れてたけど…?』
『だって先輩が…』
『何?』
『……。…へ、へんなこと言うから……。』
『何のこと?』
『……。』
『光?』
『やっ…。…ん、…もういや…せんぱい…。』
『どうしたの?』
『…もう、いい…から…。…はや、く…。』
『…何?』
『……い、いじわる…。』
『えー、でも…たまには言ってほしいな〜…。』
『……。…い、いれて…。』

……。
俺は急いでベルトを外し、ズボンのチャックを下ろした。

『…入れてほしい?』

一也のブツの先っぽが、光の花弁の間をなぞる。

『んん…、あ…。やぁ…先輩…』
『足閉じちゃ入れらんないって。』
『いや…。』
『嫌なの?』
『…や…。…じ、じらすの…。やだ…。』
『じゃあ…ちゃんと足開いて…。』

一也の言いなりになってゆっくりと足を開く光。恥ずかしそうに時々ためらいながら…

『あ…!』

ゆっくりと焦らしながら、一也のブツが花弁の間を割って、少しずつ押し込まれていく。

『あ…。はぁ…、あっ…』
『キツ…。奥届いてるのわかる?』
『いやっ…お、おく…』
『嫌?』
『んんっ…。…き、気持ち…い…』
『ここ…?』
『あっ、いや…っ、せ、せんぱい…。』

「……っ、う、」

……すげー出た……。アイツとんでもないオカズを持っていやがった…。
こりゃ頼んでも送ってくんねーだろうなぁ…。見たことも内緒にしないと、光にまで怒られそうだ。
アイツにバレる前に携帯戻さなきゃだけど…。…も、もうひとつだけ動画見てから…。

『』

 


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