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「こんにちはー。あっ、倉持さんだ」
「おー」
最近玉城さんと同棲を始めた御幸の家に来ていた日、昼過ぎに牧瀬がやってきた。玉城さんと約束していたらしい。
「光ちょっと遅れてるみたいだからくつろいでて。」
「はーい。あっほんとだ、メールきてた」
牧瀬は「お邪魔しまーす」とリビングのソファに座った。
「水入らずのとこお邪魔しちゃってすみませ〜ん。」
「気持ちわりー言い方すんな。別に水入らずじゃねえし」
「そんなこと言ってしょっちゅう御幸さんちに遊びに来てるくせに〜。」
「別に遊びに来てるわけじゃ…」
「牧瀬コーヒーでいい?」
「あっいただきま〜す!」
「聞け」
御幸がコーヒーを淹れてきて3人でリビングのテーブルを囲んだ。牧瀬は気を遣わずにいられる稀有な女だから、俺は今も男友達が一人増えたような感覚で尋ねた。
「牧瀬、玉城さんてコイツ以外の元彼とかいねぇの?」
「…なんてこと聞くんだよ」
御幸と玉城さんは3年近く別れていた。その間、こいつが一人寂しく独身生活を送っていたことを俺は知っている。
御幸に聞いた話じゃ玉城さんも御幸と別れていた間は誰とも付き合っていなかったらしいけど、もしかしたら玉城さんが気を使って御幸にそういっていた可能性もある。だいいち、あんな美人が全く男とかかわらず3年も独り身でいたなんて信じられるか!
「元カレですか〜?」
「え…何その言い方。い、いるの?」
「ヒャハハハ。元カレっつーかまぁ、ホラ3年くらいコイツと別れてたじゃん。その間誰かと付き合ったりとかなかったのかなーって」
「……。」
「御幸さんは聞きたくなさそうだな〜。」
「いや気になってしょうがねー顔だろこれは」
「……。」
だんだん御幸の顔が蒼白していって、牧瀬は笑いながら手を振った。
「安心してください!ひとりもいませんよ。」
「え」
「は!?嘘だろ!?」
嬉しそうに息をのんだ御幸と、悲鳴に近い声を上げた俺。正直面白くない。
「私が知る限り、食事に行ったりとかも全くなかったですねぇ〜」
「ま…マジ?」
「あ、倉持さんと飲みに行った件は別ですよ。あれはほら、御幸さんの連絡先を教えてもらうためであって…」
「うるせーわかってるよ!俺だって別にそういうんじゃ…!」
「あはは。光、御幸さんと別れた後ずっと落ち込んでて、高校卒業してからはいつも御幸さんに連絡とりたがってましたし。」
御幸は一人静かに天を仰いだ。
「おい、どうした」
「俺…一生光のこと大事にする…」
「うぜー死ね」
「あははははは!」
「おー」
最近玉城さんと同棲を始めた御幸の家に来ていた日、昼過ぎに牧瀬がやってきた。玉城さんと約束していたらしい。
「光ちょっと遅れてるみたいだからくつろいでて。」
「はーい。あっほんとだ、メールきてた」
牧瀬は「お邪魔しまーす」とリビングのソファに座った。
「水入らずのとこお邪魔しちゃってすみませ〜ん。」
「気持ちわりー言い方すんな。別に水入らずじゃねえし」
「そんなこと言ってしょっちゅう御幸さんちに遊びに来てるくせに〜。」
「別に遊びに来てるわけじゃ…」
「牧瀬コーヒーでいい?」
「あっいただきま〜す!」
「聞け」
御幸がコーヒーを淹れてきて3人でリビングのテーブルを囲んだ。牧瀬は気を遣わずにいられる稀有な女だから、俺は今も男友達が一人増えたような感覚で尋ねた。
「牧瀬、玉城さんてコイツ以外の元彼とかいねぇの?」
「…なんてこと聞くんだよ」
御幸と玉城さんは3年近く別れていた。その間、こいつが一人寂しく独身生活を送っていたことを俺は知っている。
御幸に聞いた話じゃ玉城さんも御幸と別れていた間は誰とも付き合っていなかったらしいけど、もしかしたら玉城さんが気を使って御幸にそういっていた可能性もある。だいいち、あんな美人が全く男とかかわらず3年も独り身でいたなんて信じられるか!
「元カレですか〜?」
「え…何その言い方。い、いるの?」
「ヒャハハハ。元カレっつーかまぁ、ホラ3年くらいコイツと別れてたじゃん。その間誰かと付き合ったりとかなかったのかなーって」
「……。」
「御幸さんは聞きたくなさそうだな〜。」
「いや気になってしょうがねー顔だろこれは」
「……。」
だんだん御幸の顔が蒼白していって、牧瀬は笑いながら手を振った。
「安心してください!ひとりもいませんよ。」
「え」
「は!?嘘だろ!?」
嬉しそうに息をのんだ御幸と、悲鳴に近い声を上げた俺。正直面白くない。
「私が知る限り、食事に行ったりとかも全くなかったですねぇ〜」
「ま…マジ?」
「あ、倉持さんと飲みに行った件は別ですよ。あれはほら、御幸さんの連絡先を教えてもらうためであって…」
「うるせーわかってるよ!俺だって別にそういうんじゃ…!」
「あはは。光、御幸さんと別れた後ずっと落ち込んでて、高校卒業してからはいつも御幸さんに連絡とりたがってましたし。」
御幸は一人静かに天を仰いだ。
「おい、どうした」
「俺…一生光のこと大事にする…」
「うぜー死ね」
「あははははは!」