083
光の寝顔を眺めて、髪を撫でていた。朝日の中、真っ白なシーツの上で蹲る光。綺麗で、可愛くて、愛おしい。起きてほしい、という期待も込めて、耳を撫で、そのまま指に髪を絡ませる。ふっと開いた瞼に、胸が高鳴った。
「……。」
「おはよ。」
声をかけると、光ははにかんで枕に顔を埋めて隠す。
「おーい」
「……。」
「隠れるなよー」
呼びかけても、髪を撫でてもつついても反応がないので、俺は隙だらけのわき腹をつついた。
「…っ!」
くすぐったそうに身をよじった光は、それでも顔を隠したまま手を振って、俺の手を追い払う。こうなったら俺は最終手段にでる。
光の手を避けて、背中からキャミソールの中に手を滑り込ませる。光は慌てた様に寝返りを打って俺を見上げた。
「……えっち」
「そんなこと知ってるだろ、もう」
「……。」
開き直ると、光は二の句が継げなくなって顔を赤くしたまま黙り込んだ。
「なー、いいじゃん。今日せっかくふたりとも休みなんだから」
「……夜…」
「そんなに待てない。ただでさえ最近、してねーし…」
言いながら光に覆いかぶさる。光は恥ずかしそうに顔を背ける。
「なあ」
「……。」
「…だめ?」
優しく聞くと、光は真っ赤な顔を背けたまま、呟く。
「……駄目じゃ…ない」
はー、なんでこんなに可愛いんだろ。
光の手を取って、指を絡ませる。こうして手を繋ぐと、光はすごく嬉しそうにする。
「…何ですか?」
思わずにやけていたんだろうか、光は不思議そうに俺を見上げた。
「いや。手つなぐの好きなのかなーって」
「……。」
光はまた顔を赤くして目を逸らし、呟いた。
「…思い出す、から」
「…何を?」
「…初めて…したときのこと」
…なんだそれ。か…可愛すぎる。
俺は顔が燃えるように熱くなって、たまらず光にキスをする。いつもそんな風に思ってたのかよ…やばい。嬉しすぎて胸が苦しい。
唇が音を立てて触れ合う。体中が熱くなる。
「…初めてしたとき、」
光の瞳をじっと見つめ、キャミソールを捲り上げながら尋ねる。
「どう思った?」
キャミソールを脱がされた光は腕で胸を隠し、困ったように俺を見る。
「…やさしくて……かっこいいって……思った」
はぁ、と、思わず笑みがこぼれる。
「あと……痛かった。」
「……。」
「すごく。」
「…ごめんなさい」
舞い上がった直後、思わぬ本音に撃墜された。や…やっぱりそうなのか。
「でも…」
光は俺の頬に触れ、指で髪を弄ぶ。
「…すごく幸せだった」
そう呟いて、光ははにかんで唇を噛む。俺も笑いながらそこに唇を重ねた。ああ、よかった。あのときこいつ、幸せ…だったんだ。
キスをしながら、首筋、胸元、肩、腕、腰…、全身を撫でていく。あたたかくて柔らかい光の体。こんなに綺麗で…俺しか知らない体。
「…光」
「…?」
「そろそろ、腕退けて」
頑なに胸を覆う光の腕。肌を撫でながらそれとなく退かそうとしたけど、頑として動かない腕にしびれを切らし、俺はついに声に出す。
「明るすぎるから嫌です」
「……前も電気つけたまましたことあるじゃん」
「だって一也さん、すごい見るんだもん…」
「……。」
拗ねたように言う光はすごく可愛い。可愛いけど、切ない。
何度かこういうことはしてるし、一緒に寝起きしてるけど、まだ肌を晒すことに恥じらいがあるらしい。まあ…そんなところも可愛いんだけど…。
「…そりゃ、見たいに決まってるだろ」
「あ……、やっ…」
無理やり両腕を掴んで上げると、光は真っ赤になった。露わになった白い胸と、ピンク色に色づいた果実のような…。ごくり、と唾を飲み込む。恥ずかしがる光の息が荒くなっていき、胸が上下する。その甘い香りに誘われるように、俺は顔を近づけ、桃色のそれをちろりと舐める。
「んっ…」
驚いたように、光が甘い吐息を漏らす。掴んでいる腕が逃れようとするのを、頭上にまとめて片手で押さえつける。
「も…は、離して…」
「隠すからヤダ。」
「は…恥ずかしいの」
「じゃあ、恥ずかしくなくなるくらい見せて。」
「えっ…」
一度手を離して下着を脱がすと、光は慌てた様に一瞬自由になった両手で下半身を隠す。俺はかまわず光の腰を持ち上げて、足を上げて開かせる。
「なっ、や…やだ…」
光はどうすることもできないまま両手で顔を覆った。そんなことをしても、秘部は丸見えだ。蜜が垂れ、桃色に染まったそこは、どうしようもなく甘美で――俺は両手を添えて、親指で両端を引っ張り、広げてみる。ヒクつく花弁とあふれ出す蜜。堪らず舌を伸ばし、舐める。
「や……あぁ…」
顔を覆う光の手の隙間から見える頬や耳は真っ赤で、それがまた俺を煽る。
「すげえ綺麗だよ。」
「…やだ…」
「…可愛い。」
「……バカ…」
恥ずかしさのあまり憎まれ口をたたく光に思わず頬が緩む。
花びらの蜜を舐めとり、敏感な突起を優しく舐め、ちろちろと転がす。
「あっ、…はぁっ………ぁ…」
気持ちよさそうな声。安堵と煽情感が俺の胸を覆う。
ぴく、と足が反応し始める。…そろそろかな。俺はふっと刺激するのをやめる。
「ぁっ……、……。」
光が物足りない顔をして俺を見る。微笑みを返して、ゆっくりと指を挿入する。うねるような熱い中に飲み込まれていく指。ざらりとした感触を指の腹に覚え、そこを撫でる。
「…ん…」
光はうっとりと目を閉じるけど、やはり中は外よりも刺激が少ないのかもしれない。俺はもう片方の手でゆっくりと突起を撫でる。ぬる、ぬる、と突起を指が擦るたび、ピク、ピク、と柔らかな太ももに力が入る。また物足りなさそうな光のもどかしげな表情を見て、刺激する間隔を速めていく。だんだん足が閉じていく。閉じても上げているから、俺からは丸見えなんだけど。光を見るとまた表情に余裕がなくなってきて、激しく甘い吐息を零している。
指で中を撫でながら突起を刺激し続け、蜜は溢れて足の方にまで垂れてくる。濡れて甘美に光るそこに見惚れながら刺激を続けていると、中がキュウッと締まる。俺はすぐに指を引きぬき、刺激をやめる。
光はまた、もどかしそうに唇を噛む。…さすがに気付いたかな。イく寸前で止めてるの。
今度は指を2本に増やし、ゆっくりと中を擦る。唇を噛んでいた光は、うっとりと目を閉じたまま横を向き、枕に口元を押し付ける。フゥフゥと熱い吐息が枕に押し付けられて零れる。俺は足を開かせ、体を割り込ませながら、ひたすらに指を動かす。
「…んっ……ぁぁ……」
光が眉を寄せ、切なげに声を上げた。俺はすかさす指を引き抜いた。
「…っあ……」
はぁ、はぁ、と息を荒げたまま、光は潤んだ瞳でちらりと俺を見た。
「……いじわる…」
あ…バレてる。だけど…その顔、めちゃくちゃそそる。
「…どうしてほしい?」
頬を撫で、意地悪に訊く。光は枕に埋めていた顔を上げ、物欲しそうに俺を眺める。
「……。」
「言ってよ。」
「……挿れ…て…ほしい」
ゾクゾクと興奮が腹の底から沸き上がった。光が…俺を欲してる。
「…何を?」
「……。」
顔を真っ赤にして背け、涙目になる光。やばい、いじめすぎたかな。
「……そんなこと……ひどい…」
そう呟かれて、俺は慌てて光の涙をぬぐう。
「ごめん…可愛くて、つい」
「……。」
「…挿れるよ。」
光は目を伏せて、恥ずかしそうに小さく頷いた。
すぐにゴムをつけ、甘く蜜にまみれたそこにあてがう。
「んっ……う……」
少し腰を沈めると、光は苦し気に吐息を零す。
「痛い?」
不安になって髪を撫でながら訊く。光はそんな俺の手に甘えるように頬ずりして、首を横に振る。
自身を深くまで挿入すると、ゆっくりと律動を始める。確か、光のイイところは…ここ。
「…あっ……あ…」
光が甘い声を零す。この声を聴くと、俺の快楽は何倍にも膨れ上がる。
光は腕を伸ばし、俺の手に自分の手を重ねる。繋ぎたい、という合図。繋いでやると、光はやっぱり嬉しそうに微笑む。
「あっ、あぁっ……あっ…」
光の声を麻薬のように感じながら、俺は腰を動かす。押し寄せる快楽。込み上げる熱情。目の前の、甘く乱れる光。
「……っもう……んっ…、…あぁっ」
眉を顰めて切なげに声を上げ、いやいやと首を振る光の頭を撫で――頬を撫で、快楽に身を委ねるよう促す。自分の限界も感じ始めた頃――
「あっ…あぁっ」
光は中をぎゅうぎゅうと締め付け、俺の手を握りしめて達した。それに煽られて、俺も快楽が限界に達し、吐息と共に熱を吐き出す。ゆっくりと、最後の最後まで熱を吐き出し切って、名残惜しくも自身を引き抜く。光の切なげな瞳が俺を眺める。まるで…もっと欲しいとでもいうように。
「……光、」
もう1回――そう言って、キスをしようとした時だった。
ピンポーン…と、無機質な音が部屋に響いた。
「……。」
「……ふふっ」
光が小さく噴出す。
ピンポーン、と急かすようにもう一度、インターホンが鳴る。
「…無視無視」
「え…、でも…」
かまわずキスしようとする俺の唇に、光は迷うように手を添える。それでも、その指先にキスし、光を見つめると――光も受け入れるように目を閉じる。
ピンポーン
…容赦なく、3度目のインターホンが鳴り響く。光はついに笑い出した。…せっかくのムードが。
「…ったく誰だよ、もう」
俺は根負けして、ベッドから降りた。
「……。」
「おはよ。」
声をかけると、光ははにかんで枕に顔を埋めて隠す。
「おーい」
「……。」
「隠れるなよー」
呼びかけても、髪を撫でてもつついても反応がないので、俺は隙だらけのわき腹をつついた。
「…っ!」
くすぐったそうに身をよじった光は、それでも顔を隠したまま手を振って、俺の手を追い払う。こうなったら俺は最終手段にでる。
光の手を避けて、背中からキャミソールの中に手を滑り込ませる。光は慌てた様に寝返りを打って俺を見上げた。
「……えっち」
「そんなこと知ってるだろ、もう」
「……。」
開き直ると、光は二の句が継げなくなって顔を赤くしたまま黙り込んだ。
「なー、いいじゃん。今日せっかくふたりとも休みなんだから」
「……夜…」
「そんなに待てない。ただでさえ最近、してねーし…」
言いながら光に覆いかぶさる。光は恥ずかしそうに顔を背ける。
「なあ」
「……。」
「…だめ?」
優しく聞くと、光は真っ赤な顔を背けたまま、呟く。
「……駄目じゃ…ない」
はー、なんでこんなに可愛いんだろ。
光の手を取って、指を絡ませる。こうして手を繋ぐと、光はすごく嬉しそうにする。
「…何ですか?」
思わずにやけていたんだろうか、光は不思議そうに俺を見上げた。
「いや。手つなぐの好きなのかなーって」
「……。」
光はまた顔を赤くして目を逸らし、呟いた。
「…思い出す、から」
「…何を?」
「…初めて…したときのこと」
…なんだそれ。か…可愛すぎる。
俺は顔が燃えるように熱くなって、たまらず光にキスをする。いつもそんな風に思ってたのかよ…やばい。嬉しすぎて胸が苦しい。
唇が音を立てて触れ合う。体中が熱くなる。
「…初めてしたとき、」
光の瞳をじっと見つめ、キャミソールを捲り上げながら尋ねる。
「どう思った?」
キャミソールを脱がされた光は腕で胸を隠し、困ったように俺を見る。
「…やさしくて……かっこいいって……思った」
はぁ、と、思わず笑みがこぼれる。
「あと……痛かった。」
「……。」
「すごく。」
「…ごめんなさい」
舞い上がった直後、思わぬ本音に撃墜された。や…やっぱりそうなのか。
「でも…」
光は俺の頬に触れ、指で髪を弄ぶ。
「…すごく幸せだった」
そう呟いて、光ははにかんで唇を噛む。俺も笑いながらそこに唇を重ねた。ああ、よかった。あのときこいつ、幸せ…だったんだ。
キスをしながら、首筋、胸元、肩、腕、腰…、全身を撫でていく。あたたかくて柔らかい光の体。こんなに綺麗で…俺しか知らない体。
「…光」
「…?」
「そろそろ、腕退けて」
頑なに胸を覆う光の腕。肌を撫でながらそれとなく退かそうとしたけど、頑として動かない腕にしびれを切らし、俺はついに声に出す。
「明るすぎるから嫌です」
「……前も電気つけたまましたことあるじゃん」
「だって一也さん、すごい見るんだもん…」
「……。」
拗ねたように言う光はすごく可愛い。可愛いけど、切ない。
何度かこういうことはしてるし、一緒に寝起きしてるけど、まだ肌を晒すことに恥じらいがあるらしい。まあ…そんなところも可愛いんだけど…。
「…そりゃ、見たいに決まってるだろ」
「あ……、やっ…」
無理やり両腕を掴んで上げると、光は真っ赤になった。露わになった白い胸と、ピンク色に色づいた果実のような…。ごくり、と唾を飲み込む。恥ずかしがる光の息が荒くなっていき、胸が上下する。その甘い香りに誘われるように、俺は顔を近づけ、桃色のそれをちろりと舐める。
「んっ…」
驚いたように、光が甘い吐息を漏らす。掴んでいる腕が逃れようとするのを、頭上にまとめて片手で押さえつける。
「も…は、離して…」
「隠すからヤダ。」
「は…恥ずかしいの」
「じゃあ、恥ずかしくなくなるくらい見せて。」
「えっ…」
一度手を離して下着を脱がすと、光は慌てた様に一瞬自由になった両手で下半身を隠す。俺はかまわず光の腰を持ち上げて、足を上げて開かせる。
「なっ、や…やだ…」
光はどうすることもできないまま両手で顔を覆った。そんなことをしても、秘部は丸見えだ。蜜が垂れ、桃色に染まったそこは、どうしようもなく甘美で――俺は両手を添えて、親指で両端を引っ張り、広げてみる。ヒクつく花弁とあふれ出す蜜。堪らず舌を伸ばし、舐める。
「や……あぁ…」
顔を覆う光の手の隙間から見える頬や耳は真っ赤で、それがまた俺を煽る。
「すげえ綺麗だよ。」
「…やだ…」
「…可愛い。」
「……バカ…」
恥ずかしさのあまり憎まれ口をたたく光に思わず頬が緩む。
花びらの蜜を舐めとり、敏感な突起を優しく舐め、ちろちろと転がす。
「あっ、…はぁっ………ぁ…」
気持ちよさそうな声。安堵と煽情感が俺の胸を覆う。
ぴく、と足が反応し始める。…そろそろかな。俺はふっと刺激するのをやめる。
「ぁっ……、……。」
光が物足りない顔をして俺を見る。微笑みを返して、ゆっくりと指を挿入する。うねるような熱い中に飲み込まれていく指。ざらりとした感触を指の腹に覚え、そこを撫でる。
「…ん…」
光はうっとりと目を閉じるけど、やはり中は外よりも刺激が少ないのかもしれない。俺はもう片方の手でゆっくりと突起を撫でる。ぬる、ぬる、と突起を指が擦るたび、ピク、ピク、と柔らかな太ももに力が入る。また物足りなさそうな光のもどかしげな表情を見て、刺激する間隔を速めていく。だんだん足が閉じていく。閉じても上げているから、俺からは丸見えなんだけど。光を見るとまた表情に余裕がなくなってきて、激しく甘い吐息を零している。
指で中を撫でながら突起を刺激し続け、蜜は溢れて足の方にまで垂れてくる。濡れて甘美に光るそこに見惚れながら刺激を続けていると、中がキュウッと締まる。俺はすぐに指を引きぬき、刺激をやめる。
光はまた、もどかしそうに唇を噛む。…さすがに気付いたかな。イく寸前で止めてるの。
今度は指を2本に増やし、ゆっくりと中を擦る。唇を噛んでいた光は、うっとりと目を閉じたまま横を向き、枕に口元を押し付ける。フゥフゥと熱い吐息が枕に押し付けられて零れる。俺は足を開かせ、体を割り込ませながら、ひたすらに指を動かす。
「…んっ……ぁぁ……」
光が眉を寄せ、切なげに声を上げた。俺はすかさす指を引き抜いた。
「…っあ……」
はぁ、はぁ、と息を荒げたまま、光は潤んだ瞳でちらりと俺を見た。
「……いじわる…」
あ…バレてる。だけど…その顔、めちゃくちゃそそる。
「…どうしてほしい?」
頬を撫で、意地悪に訊く。光は枕に埋めていた顔を上げ、物欲しそうに俺を眺める。
「……。」
「言ってよ。」
「……挿れ…て…ほしい」
ゾクゾクと興奮が腹の底から沸き上がった。光が…俺を欲してる。
「…何を?」
「……。」
顔を真っ赤にして背け、涙目になる光。やばい、いじめすぎたかな。
「……そんなこと……ひどい…」
そう呟かれて、俺は慌てて光の涙をぬぐう。
「ごめん…可愛くて、つい」
「……。」
「…挿れるよ。」
光は目を伏せて、恥ずかしそうに小さく頷いた。
すぐにゴムをつけ、甘く蜜にまみれたそこにあてがう。
「んっ……う……」
少し腰を沈めると、光は苦し気に吐息を零す。
「痛い?」
不安になって髪を撫でながら訊く。光はそんな俺の手に甘えるように頬ずりして、首を横に振る。
自身を深くまで挿入すると、ゆっくりと律動を始める。確か、光のイイところは…ここ。
「…あっ……あ…」
光が甘い声を零す。この声を聴くと、俺の快楽は何倍にも膨れ上がる。
光は腕を伸ばし、俺の手に自分の手を重ねる。繋ぎたい、という合図。繋いでやると、光はやっぱり嬉しそうに微笑む。
「あっ、あぁっ……あっ…」
光の声を麻薬のように感じながら、俺は腰を動かす。押し寄せる快楽。込み上げる熱情。目の前の、甘く乱れる光。
「……っもう……んっ…、…あぁっ」
眉を顰めて切なげに声を上げ、いやいやと首を振る光の頭を撫で――頬を撫で、快楽に身を委ねるよう促す。自分の限界も感じ始めた頃――
「あっ…あぁっ」
光は中をぎゅうぎゅうと締め付け、俺の手を握りしめて達した。それに煽られて、俺も快楽が限界に達し、吐息と共に熱を吐き出す。ゆっくりと、最後の最後まで熱を吐き出し切って、名残惜しくも自身を引き抜く。光の切なげな瞳が俺を眺める。まるで…もっと欲しいとでもいうように。
「……光、」
もう1回――そう言って、キスをしようとした時だった。
ピンポーン…と、無機質な音が部屋に響いた。
「……。」
「……ふふっ」
光が小さく噴出す。
ピンポーン、と急かすようにもう一度、インターホンが鳴る。
「…無視無視」
「え…、でも…」
かまわずキスしようとする俺の唇に、光は迷うように手を添える。それでも、その指先にキスし、光を見つめると――光も受け入れるように目を閉じる。
ピンポーン
…容赦なく、3度目のインターホンが鳴り響く。光はついに笑い出した。…せっかくのムードが。
「…ったく誰だよ、もう」
俺は根負けして、ベッドから降りた。