プロローグ
メレメレ島の町のはずれ。
小さな浜辺を見下ろす小屋に、私は住んでいる。
5年前島巡りを達成し、すぐにカント―へ引っ越した。それでもまたここへ帰ってきたくて、必死で両親を説得した。
両親の提示した条件は、カント―のポケモンリーグを制覇する事。15歳のとき、それをようやく達成した。
両親は私が諦めるように、そんな条件を課したらしいけど、達成してしまったらもう何も言えない。
それから1年間、チャンピオンとしての務めを果たして、引退した。貯めたお金で、ここメレメレ島に小さな家を買った。
持ってきた荷物は少しだけ。家財は少しずつ揃えていくつもり。とりあえず、ベッドと水回りの生活用品は、引っ越してきた日のうちにそろえたけど。
眩しい朝日で目が覚めて、私は目を細めた。
カーテンを買わなくちゃ。