「ねー見たよこの間!MVP!」 「あー…」 光が半日オフの日に私のバイト先にコーヒーを飲みに来てくれて、私は早速速水先輩のことを聞き出そうとした。 「なんか嫌そうな顔!何かあったの?」 「いや…何もないけど」 「連絡先とか交換しなかったの!?」 「あのインタビューの後すぐ帰ったから、そんな暇ないよ」 「え〜!!速水先輩かわいそう!」 「……。」 光はちょっとうんざりしたような苦笑顔で私の訴えを聞き流し、コーヒーを口に含んだ。