月が満ちて君が欠ける




僕たちの関係は、恋人同士と呼ぶにはあまりにも拙くて

目と目が合った瞬間の魔法
全身を駆け巡る電流
他人はそれを恋と呼ぶ

他人の決めた定義に当てはめるなら
僕らは確かに恋をしていたはずだった
気持ちが通じ合うという幻想

打ち上げたボールと太陽が重なる時
星空の下で夜の歌
月が満ちて君が欠ける
他人行儀に指を絡めて

愛され方を忘れた金糸雀
君の言う真実の愛ほど軽いものは存在しない





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