教室に戻り、鞄を持ち帰ろうとしたとき
渚くんが申し訳なさそうな顔をしていた
「どうかしましたか?」
「その...出来るなら八神さんの昔のことを教えてほしくて...」
周りを見ると、皆が頷いていた。
後ろにいる悠馬くん、ひろ君を見ると微笑んで頷いた
「...わかりました。話します」
「ありがとう!」
少しずつ私は変われているのだろうか。。
でも、すべてを話せるわけでもない。
そこはバレないようにしないと
皆が席に座ったのがわかった 私は一番後ろだから
皆が振り返る感じで聞くことに
いつのまにかビッチ先生もいる。
聞く気なのだろう。
「私は児童養護施設で暮らしています。」
皆にとって馴染みのない言葉だろう。
殺せんせーが口を開いた
殺せんせー「児童養護施設ですか...親がいない子どもが住む場所ですね」
カルマ「でも、沙織ちゃん母親いるでしょ?」
「私は…あの人を母親とは認めてません。
あの人に私は一度捨てられました」
カルマ「それはどういうこと?」
「4歳のときに捨てられて、5歳になって私がサッカーのコーチの資格を取ったことによって優秀と親は判断して家に戻されました…でも、7歳で自分から家を出ました」
速水「自分から…?」
渚「どうして…」
私の過去は…