Lupin


あれから9年




俺は前原陽斗
磯貝と沙織の幼馴染みで、沙織に想いを寄せていた。

璃音ちゃんの前で俺は呆気なくふられ、磯貝となら認めようと思ってたのに…17のとき2人は別れた。

かなり距離が離れてる遠距離恋愛ではあってけど、2人なら大丈夫だと思ってた。

それから、磯貝はぼんやりしてることが増えた
そして、沙織と連絡を絶たされた。

沙織がいるのは海外
会いに行くことが出来ない。

休日の今日、昼間から家飲みしながら沙織のことを考えてた。
今は沙織が恋愛の意味で好きってことはない、沙織に振られてたから岡野が見てくれてたから。

ふと、チャイムがなった。
何も配達は頼んでないはずなんだけどな

「はーい」

「こんにちは、陽斗さん。
突然ごめんなさい。」

沙織の妹である璃音ちゃんと、璃音ちゃんの彼氏である剣城だ。

「俺の家にくるなんて初めてじゃね?
あがってよ」

リビングに通し、お茶を出す

璃音ちゃんは一口のみ、俺に切り出した

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