片寄







朝から取材に雑誌撮影にボイトレ・・・。


お疲れ様です、なんてスタッフさんからは大量のチョコの差し入れを貰う。
今日はバレンタインというやつで、そんな日でもこうやって忙しいのはありがたい。






龍「いいなあ〜涼太は花子ちゃんからチョコもらえるんやろ?」

「どうだろう、くれるかな」

亜「花子ちゃん涼太にベタぼれじゃん、くれないわけがないでしょ」

玲「そうそう、花子ちゃんとラブラブじゃん。ひゅーひゅー」

「玲於冷やかさないでwwてかみんな名前で呼ばないで」

隼「涼太君やきもち〜?熱いねえ〜」

「うるさい!!」





ホント騒がしいww
メンバーと話してたら早く花子に会いたくなってきたな・・・。






亜「いや〜今日もお疲れ様!」

龍「お疲れ〜涼太明日花子ちゃんとのこと教えてね」

玲「俺にも」

「誰にも言わないし!!じゃあね!!」











花子ちゃん俺にチョコくれるかな…。少し期待しながら彼女と同棲している家に帰る。


「ただいま〜」


あれ、いつもなら俺が帰ってきたらすぐ抱きついてくるのに。



ガッシャーン




音とともに聞こえてくる彼女の声。急いで声のする方へ行けば、あれキッチン?これ期待して良いやつじゃん?



なんて思っていたら、そこには彼女が溶かしている途中だったであろうチョコが床に散乱していた。





『ああ〜やっちゃった…』

「花子ちゃんどうしたの?」

『あっ!!涼太くんおかえり・・・えっと・・・チョコを、』

「ふふっ、花子ちゃんチョコこぼしちゃったんだ」

『ごめんね・・・?急いで片づけるから』

「待って、顔にチョコついてるよ」






花子ちゃんのほっぺについていたチョコをペロッと舐めとれば一瞬で顔を赤くする。ホント可愛いな。
もっとイジワルしてやろ。






「・・・んっ、甘くておいしい」

『りょ、たくん・・・///恥かしいから・・・』

「いいじゃん、花子だってこうされるの好きなくせに。もっといい?」

『ぁ・・・ぅんッ!!ダメって、、あっ・・・//』

「・・・っ、花子ちゃん良い声、」

『はっ・・・ん、』

「あれ、キスだけで腰抜かしちゃったの?」






口の中に侵入すれば彼女の生暖かい舌と、たまに漏れる喘ぎ声に煽られてついやり過ぎてしまった。座り込んでしまった彼女に目線を合わせるようにしてしゃがめば、真っ赤な顔を隠す。
キスだけでこんなに恥ずかしがられてもなあ・・・







「花子ちゃん・・・太ももにもチョコついてる」

『へっ?いやっ・・・んっ、りょ・・・たくん!ああっん・・・///』

「んっ・・・チュッ、花子ちゃんやらしー、」






花子ちゃんの白くて柔らかい太ももにたくさん赤い跡を付ける。だってかわいいんだもん。





「エロいね」

『もぅ・・・//涼太くんのバカ・・・』

「花子ちゃんが悪いの、ああ〜ねえ、ベット行かない?」

『え、っとでも、チョコが・・・』

「え〜、俺はチョコより花子ちゃんのが良い」














(で、昨日は花子ちゃんからチョコ貰えたん?)
(チョコ?ああ〜そういや貰ってないなあ)
(え、なんでそんなに満足そうなん!?)
(それはいくら龍友くんでも秘密だな〜ww)
(ああ、そういうことか。花子ちゃんお疲れ様・・・)




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