先輩というものは窮屈であり、また便利でもある。
上司にうまい顔を見せながら後輩のフォローもしてやって、加えて己の仕事も捌いていかなければならない。
これは窮屈な面だ。

便利な面は、こういうときだ。


「んっ…はあ、やぁ、氷室せんぱ、」
「辰也って呼んでほしいんだけど、な…まぁ先輩呼びも結構クるな…」


そそり立つ己のモノを彼女に擦り付ければ名前はイヤイヤと泣く。
けれどその涙まじりの嬌声がさらに情欲を煽ってくるから、ほとほと冷めやらぬ煩悩に嘆く。

本音を言うなれば、名前も俺も疲れ果てている。
金曜日、一週間の終わり。
けれども疲れが一番顔にも体にも出る日であって。
名前と俺も例外なく疲れていたが、みんなが帰路を急ぐ中、タイトスカートで残った雑用をする彼女にちょっかいを出したくなった。
別にどちらかの部屋でも構わなかったが、会社で見せている社会人としての名前の仮面を崩すためにセックスするのも楽しいかなと、思ったんだ。


「あっ、やだぁ、ねえねえやだよ、氷室さんっ」
「あーあ。ここで辰也って呼んでくれたら意地悪しなかったのに。残念だね名前。今日は、はっ…このまま残業とふけこむことになり、そうだ」


気持ち良くて途切れ途切れになる言葉。
疲れているのか快楽が体を支配しているのか、もう何もわからなくなってきた。
喘ぐ声をそのままに、蓋をしても流れ続ける甘い彼女の体液をすくい取って、後ろからくちびるに塗りつけてやる。
いわゆる立ちバック。
でも正常位より奥深くを抉れるし名前の反応を見る限り悪い訳でもなさそうだ。いや、彼女が俺とのセックスで善がらなかったことはないが。


「ホラ、舐めとって」
「んんぅ、ふっ、うぅん…」
「もっともっと。ちゃんと指の根元まで、さ」


本能のまま突くのをやめ、彼女の胎内をぐりぐりかき回す動きに変え、中指と人差し指は名前に舐めさせる。
生だと気持ちいいなぁ…
幾ら薄くたってこの熱くぬめったナカで分け隔てる壁があると精神的な満足感が足りない。
その点、今日は突発的に、それもベッドもなければ柔らかい布団もないこの仕事場という堅実たる場で、スカートをたくし上げられてデスクに押し付けられて喘ぐ名前。


「ああっ…もうイきたいなぁ。わかる?俺がイきたがってるの。名前も感じるだろ?」


問いかけておきながら応えられないように突っ込んでいた指で彼女の舌を掴む。
飲み込みきれない唾液がどんどん指を汚して、果てはないというように腕を擽りながら垂れ落ちる。
覆いかぶさりながら挿入していたが、これは正常位で辱めるか、このまま普段は仕事に使っている机に潮を吹かせるか、迷いどころだな

どうしようか、と迷っていると、きゅうきゅうと吸いつきながらも締め上げがキツくなってきて、これはもう問答してる余裕はなさそうだ。
指を抜いてやり、艶めく己の指先を口に含む。
あったかくて他人だったら吐き気を催すであろう名前の唾液が、甘美になまめかしく口内を乱す。


「た、つやさ…あああもう、あっ!んん、そこ気持ちいいよぉ辰也さ、んっ」
「ははっ…淫乱だなぁ名前は」


日本の女の子は皆ナデシコじゃないのかい?
それに答は返ってこないし、他の女の子を食べることもこの先ないだろうから、俺自身知ることが出来ないだろう。


ナカに出して後処理をせずにそのままタクシーに乗せるのもいいな、などと考えてることも知らず、名前は疲れが飛ぶくらいの喘ぎ声をくれるから、俺はまた疲労を重ねてしまうのだ。


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