chocolate panic!




今日は早起きして、ヴァレンタイン用のチョコを作る…友チョコ用は黄色、義理は青色、そして 本命は…ピンク…。我ながら乙女だな私!!ピンクの小さい箱に入れたチョコレートに上手く行きますようにとおまじないをかけて制服に袖を通す。



「あーー 上手くいってーー!!!」



今日のヴァレンタインにかけてるから、お願いします。















学校について、隣の席のピンク色の彼をちらっと見る。相変わらず睫毛は長いしかっこいいし可愛いし…!!!!よく見ると紙袋の中にぎっしりと入れられているチョコレートの箱…うんざりした様子でそれを見ている。


あれ、チョコ嫌いなのかな…



「き、きりのくん…」


「ああ どうした?」


「いや すごいチョコだね」


「ああこれか…まったくだよ」



困ったように笑った彼を見て
渡すタイミングを無くしてしまった、ヘタレな私…!



ああ…もう どうしよう






*****





授業が終わってサッカー部の皆にチョコレートを



「はいはい、義理だよー受け取ってねーーー!」


「ちゅーか義理って言われると嬉しくない」


「胃に入れば義理も本命も一緒だ」


「最低だよ剣城!」



わいわい賑やかな中、私が持ってきた紙袋の中には本命のチョコが入っているピンクの箱だけになった。きょろきょろ 霧野君を探してもいない…あれ?どこだろ


皆がグラウンドに出ていく中私はロッカールームをのぞくと、上半身裸の霧野君…が…!



「うわっ、ごめんなさいぃい」


「ああ もう着替えるから中に入れよ」


「えっ」


「なんだ?」



私だけ意識しててなんか、思春期の男の子みたいで恥ずかしいじゃない…!ロッカールームにもわっと漂ういつもと違う甘い匂い…皆もてるもんなあ…。



「皆にチョコ渡したのか?」


「え、ああ うん」


「ふーん 俺には…?」



椅子に腰かけている私の隣に座ってにやっと笑う霧野君…近い…よ?変な声が出た。



「あ、あの…その…霧野君ってチョコ嫌いなんじゃ…」


「え?なんでそんな事」


「いや、困ってるように見えたから…」


「好きでもないやつに貰っても困るだろ?」



だから、その中にあるやつくれよ。


じんわり体中が熱くなる…

え?今この美少年は何とおっしゃいました…!?!?



「あ、はい…」



身体は勝手にチョコレートを霧野君に渡す、ピンクの箱に一瞬笑顔になって箱を開けてチョコレートを一口ぱくり。



「うまい、」


「…よかったあ」


「もう一個」



ぱくっともう一つ口に入れて、私の肩を掴み口づけ…チョコでとろっとなっているべろがねちゃっと音を立てて入ってきた…



「んっ、ふ…きり、の く」


「甘い」


「んーーーっ!!」



息苦しくなるくらいに絡められた、いきなりべろちゅうなんて…!恥ずかしくて涙出ちゃったじゃない!!



「っは、甘いし美味い ありがと」


「ううう、いきなり…」


「あれ?ファーストキスだったのか?」


「そうに決まってるじゃない!!」


「あーごめん、でも俺でよかった」



よしっと立ち上がってドアの前に



「部活終わってから、続き…な?」


「はあ!?」


「付き合ってくれるんじゃないのか?」



〇の事好きだし、お前も俺の事好きだろ?なんて…霧野君って…狼みたいだ…



「すきです…!」


「俺も、じゃあ 後でな」



激しくなるな ってにこっとスマイルで



「どんな去り際のセリフだ!!」





chocolate panic!
(甘いチョコレートに溶けちゃう)







20140126

咲良様!リクエストありがとうございます^^!なんだか、リクエスト通りじゃない気がしてきたのですが…大丈夫でしょうか…!?口移しっていいですよね!蘭丸俺さまなイメージなのです!お時間あれば感想などお願い致します(土下座)ありがとうございました!

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