Hello



下校時間

サッカー部、バスケ部、テニス部…


色々な音が交わっているこの場所で もう一つ自分の胸の音が響く。




ぎゅっと握った小さな袋

薄い水色にペンギンがプリントされている袋をがさりと佐久間君の下駄箱に。




「よしっ」



パタンと小さな音を立てて扉を閉める、後は帰るだけ…その時




「俺の下駄箱になんか用か?」




少しだけ汗ばんだ手で
私の腕を掴む佐久間君



「あっ、あの…」


「何してたんだよお前?」



腕を掴んだまま
扉を開ける佐久間君、恥ずかしさで顔が赤くなるのが分かる。




「これ…チョコか…??」



「え、そう だけど…」




ぎゅむっと次は私を抱き寄せて、軽くキス。驚きで声が出せずにいると意地悪く笑う佐久間君。




「何、俺の事好きなの?」




このモテ男

腹が立つくらいカッコイイ声


男性経験の全くない私はもう一つ一つの行動に心臓が出てきそうなくらい緊張するわけで、そんな私を見てこの男は余裕綽々なわけで…




「うう、離して…!」


「嫌だって言ったら?」


「意地悪」



ぽろぽろ落ちる涙

おろおろとする佐久間君を見て、ざまあみろって思いながら 私は両手で顔を覆う。




「おい なんで泣いてるんだよ」


「佐久間君がバカだから…」


「犯すぞお前」


「怖いからやめて」




ああ、もうっ!!


がしっと掴んで、がっと壁に押し付けられる ブラウスからひんやりと壁の冷たさが伝わってくる 少し痛くて身をよじると、唇を塞がれて 舌がねじ込まれた。




「好きなんだよ、馬鹿」




どっきん



佐久間君の朱色の目が私を切なげに捉え、離してはくれない。











Hello
(君が好きな私と)













20140313

ホワイトデーに近くなってしまって申し訳ない…リクエストありがとうございました!このシチュは書いたことがなかったのでにやにやしました(笑)佐久間は書くのが楽しい…!遅くなって本当に申し訳ございません、ありがとうございました!!!

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