Pretty Boy



あ、明日は…

男子にとっては大戦争なヴァレンタイン…ひいいい もう僕緊張で頭が爆発しちゃうよ…!



どうしよう!どうしよう!!


僕たち一年生…剣城君は大丈夫みたいだけど、ソワソワしてて練習どころじゃない…。ちらちら、気付かれないかドキドキしながら視線を送るのは憧れの〇先輩…わあ 今日も可愛いなあ…。


あ!こっち見た!!



「輝くーーん!頑張ってね!」


「はっはいいぃい!?!?」



思わず声が裏返った…


もう一度視線を戻せば他のマネージャー達と何か談笑していた。





高嶺の花の先輩からの
本命チョコレートなんて夢のまた夢だよな…



ぽーんとサッカーボールを蹴飛ばしてため息ひとつ。








****







教室に着くなり漂う甘い匂い、何だか不思議な感じだなあ…義理のチョコレートを2、3個貰った




「これが、先輩だったらなあ」




僕の声は女子の騒がしい声にかき消されて、ずーーんと沈む僕の事など気にせずに1日が始まってく。
















「お前何個貰った?」「俺ですか…?分かりません」「いいなあ剣城モテるなあ」「こんなに貰っても困る」「言いてえよその言葉!!」



ロッカールームではチョコの話で持ち切りだ、量じゃなくて 僕は只一つ 先輩からのチョコがほしい…




「ねえ輝!〇先輩から貰えた!?」


「ええええぇぇえええええ!!???」


「何でそんなに驚いてるんだよ…!」


「いや、えと、その…」


「大丈夫だって輝が先輩好きなことみんな知ってるから!」



うんうんと頷く先輩たち…



恥ずかしくて顔が赤くなっていく



「で、でも…僕なんか…」


「頑張るド!」



ひ、他人事だと思ってぇえ


ユニフォームに着替えてそそくさとロッカールームを出た、その時…先輩に呼び止められた。




「ひーかーるくーーん」


「わっ!!」



少しだけ僕より身長の高い先輩は僕の頭をポンポン撫でていつもの様に笑顔を向けてくれている…




「はい、これ」


「…え」



可愛くて小さな紙袋を渡された…え…



「皆には内緒だよ?」


「え」


「輝君いっつも私の事見てるでしょ?」


「うっ…あの、」


「私も好きだよ」



全身汗でびっしょりだ…

先輩の言葉に口をぱくぱくさせていると



「練習頑張ってね!」



ほんのりと赤くなった顔を優しく緩ませ、その短いスカートを翻して背を向けて歩いていく先輩の背中…咄嗟に大きな声で「あ、ぁありがとうございますっ!!!!」と叫ぶと少し振り返ってくすっと笑った先輩。



「や、やったーーーー!!!!」



初めての本命チョコが先輩からだったなんて、嬉しさのあまりロッカールームに戻って皆にハイタッチをしてしまった。











Pretty Boy
(可愛い私の小さなボーイフレンド)











20140127

前田様、リクエストありがとうございました!輝君初めて書いた…!プラトニックに生きるのも久しぶりです…!!()なんだか、犬系後輩男子って感じで可愛いですよね輝君^^*こんな感じで大丈夫でしょうか??またお時間あれば感想とかお聞かせください、宜しくお願い致します!ありがとうございました!

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