「あ、あの...初めまして〇◎です」
「あら 貴女が明王の彼女ね...いつもありがとう、私はもう仕事に行かないと行けないんだけど ゆっくりしていってね」
お構いできなくてごめんなさいね
なんて上品に笑うと不動君と良く似た綺麗な瞳を細めて不動君のお母さんは私達を置いてドアを抜けて楽しそうに仕事に向かった、後ろを向けば照れ臭そうに不動君は椅子に座って私を見る。
「...なんだよその顔」
「お母さんに会わせてくれるなんて思わなくって」
「そうかよ」
「お母さんにそっくりだね、不動君...綺麗な人だったなぁ」
「...そうかよ、」
照れくさそうな彼が可愛くて向かい合わせになるように椅子に腰掛けて不動君の足を つま先でちょんとつついた。
「◎、なんか飲むか?」
「お茶頂いてもいい?」
「奥に俺の部屋があるから そこで待ってろよ」
恐る恐る大きな畳の部屋を抜けて 奥にある不動君のお部屋にお邪魔した、畳の匂いと不動君の匂いが混ざる そのお部屋には不動君の世界が広がってて 大きく息を吸う。
「なに 深呼吸してんだ?」
「わっ 違うの、なんか畳と不動君の匂いが混ざってて いい匂いだなぁって」
「...へぇ」
勉強机の上に持ってきてくれたお茶をコトンコトンと音を立てて置いた不動君は、私の方を振り向き手招きした。
吸い寄せられるように不動君の方に足を動かすと、あったかい腕で抱っこしてくれて 私も不動君の体に腕を回した。
「お前の匂い落ち着く」
「本当?汗の匂いとかしないといいけど...」
「いや 甘ぇ 匂いがする」
▼
今までみてぇな優しいのは終わりだ
◎の柔らかい唇を奪って 唾液が垂れるようなキスをした、右手で◎の顎を掴んで 上唇を甘く噛んだり下唇を挟むようにして舐めると ◎は俺にしがみつきながら 苦しそうな声を漏らした。
「ん、ふどく...」
「◎ 口開け」
ロマンチックなキスはもう飽きただろ?そんな言葉を吐けば、照れ臭そうに笑ってわざとらしく俺から逃げようと身をよじる◎。
しっかりと顎を掴んでるから逃げられないのに ビクッと身体を震わせながら、俺のキスを受け入れるしかない◎。少しだけ開いた唇に舌を捩じ込んで 逃げ回る舌を追いかけて、無理やり絡ませた。
「っあ、ふ...どく」
聞いた事ねぇ声を漏らして◎は俺の腕にしがみつく、プリクラ機でも 傘の中でも触れることが出来なかったこいつの柔けぇ舌を好き勝手愛撫すれば 見た事ねぇ面して俺の名前を呼ぶ。
「可愛い顔すんじゃねぇかよ」
「ばか、息できない..」
「俺とこいうことするの嫌だったか?」
嫌なんて言わせねぇし、言わねぇの分かってるクセして 俺は意地の悪い質問を投げかけた。ふるふると首を振り俺に「ちがうよ」と小さい声を漏らす◎、もう一度 キスをするために 抱き締めれば小さい体が軋んだ。
「ねぇ、不動く...まって」
「ダメだ 待たねぇよ」
抱き締めたままバランスを崩して布団に倒れ込む、覆い被さるようにして俺は◎の唇を奪い 何度もキスを。
息出来なくなるまでキスしてやろうか なんて笑えば、◎は酸欠でぼーっとしてしまったのか 浅い呼吸を繰り返す。
「俺は我慢出来ねぇ性分だって知ってるだろ」
「...わかってるけど、恥ずかしい...よ」
髪をぐしゃっと優しく掴みながら俺は◎の唇に今度は優しく自分の唇を重ねた、触れ合うだけのキスはさっきよりも刺激的に感じてしまう。
「好きだ ◎」
「わ、たしも」
緊張で目が泳ぐ◎をしっかりと俺の方に向かせて、次は 激しいキスを。次は抵抗せずに受け入れたもんだから、嬉しくて 手が胸の方へと伸びた。
20180612〔恋人の日〕
今回は大人な話
チイ様ー!いつもリクエストありがとうございます、Twitterでも仲良くして下さりありがとうございます(^-^)
全ての企画繋げてみました~!今回は大人なお話でも許してくれるとの事でしたので、少し破廉恥な感じにしてみました...!
いかがだったでしょうか??
今後も仲良くしてください、ありがとうございましたー!