「道成くーん...!」
一生懸命ノートとにらめっこしてるいる道成君に甘えた声を出して話しかける。
「どうしたんだ 〇」
宿題が終わらないのか 少しぶっきらぼうに返事をするも、一瞬だけこちらに目線を向けてくれて 少しだけキュンとした。
彼はいつでも忙しそうで、私に構ってくれないんだけど 心にはちゃっかり私を入れてくれているようだ。
「ねえねえ 愛してるって言ってよ」
「......は?急に何を言ってる、」
「私道成君の大事な彼女でしょ?たまには私のお望み聞いてくれても良くない??」
半ば脅すようなセリフを吐いてみた。
道成君はノートの上にシャーペンを転がして、何度も瞬きをして私を不思議そうに見つめる。私が愛してるを御所望だというのに...!なによ!
「いいよ別に...冗談よ」
「冗談だったのか?」
「そうよ、愛してるよー道成君ーほらねこんな感じで 軽く言うの こんなのもできないの??」
私が欲してるというのに、私が彼に与えてどうするのか...。自分のくだらないプライドに目眩を覚えて 私はチョコを1粒口の中にほりこんだ。
「〇 お前は俺の事が好きか?」
「急に何よ、好きだからいるんだけど...」
「なら 愛しるなんて冗談で言わないでくれ」
困ったように笑う道成君に胸が張り裂けそうになった、綺麗に整えられた髪を揺らして私の方へ少しだけ体を近寄る。
「じゃあ、どんな風だったら言っていいの?」
「さあ どうだろうな、この先もっと愛が深まったら言うものなんじゃないか?英語の授業で 愛してるという言葉は深い意味を持つと先生が話していたから」
もう1度宿題をする為にノートに目線を戻す道成君、すかさず私は 声を出した。えーい 今日はとことん邪魔してやる...。
「普段から私ばっかり好きだって言って、道成君から 言われる事ってほとんどないじゃん...私の言葉が軽いみたいじゃないの、こんなにも好きなんだよ 伝えあって何が悪いの...!?」
「愛してるを冗談だと誤魔化した悪い子には言わないさ、お仕置きみたいなものだ」
なんて...
初めて見る悪い表情に私はドッキリと胸が高鳴ってしまった、酷いくらいカッコイイじゃん...。もう腹たって来ちゃった。
「あー 私、道成君の愛の言葉沢山欲しいよー寂しよー馬鹿ーパッツンー好きだって一言いってくれたらいいのにーなんでそんなに意地悪するかなー」
棒読みでズラズラと語れば、困った顔して鼻で笑う道成君...何よその顔。
ノートからまた顔を上げてこちらを見た道成君は私の方へと来た、横に座り私の頬を撫でるとこんなことを...。
「そうやって 素直にちゃんと言ってくれればいいものを」
「え?」
「好きだ〇、だからお前と一緒に居るんだろう?あまり俺を困らせるような事ばかり言うのはやめてくれ ちゃんとお前に愛はあるんだ」
耐えれないほどドストレートでドストライクな言葉に、私は座ってるというのにたちくらみを起こしそうな程 胸が震えた。
少しだけ顔をあげて道成君を見ればキスできそうな程、近くに彼の顔があって...ドキドキと高鳴る胸が小っ恥ずかしくて 目をそらす。
「お望み通り 来たというのに、冷たいな」
「...ばか、調子乗らないでよ」
「キス しないのか?」
「する、」
もう一度彼の方を向く。
2秒間見つめあって、長い長い間私達は「好き」と小さく呟き合いながら キスを繰り返した。
その幸せの代償はかなりでかく 二人して宿題の事は忘れてしまい次の日沢山先生に怒られたというのに、放課後 また私達はキスに没頭した。
20180612〔恋人の日〕
柚様、初めまして管理人のriricoと申します。そして、今回はアップが遅くなってしまいまして申し訳ございませんでした。
道成君初書きです~!
ちょっと大人っぽい道成くんを書いてみましたが、いかがだったでしょうか?
この度はリクエスト頂きましてありがとうございました!今後もよろしくお願い致します。