BAE BAE
人混みは嫌いだ。

◎の待つ場所まで走りたくとも、走る事が出来ない程に見渡す限りの人の波。キャッチを断り ぶつかる度に謝り、やっと辿り着いた いつもの待ち合わせ場所には膨れっ面の◎の姿が。



「次郎 遅いよ」

「すまない...仕事が立て込んでしまってな」

「連絡の1つくらい入れてよ」

「何度も電話したがとらなかっただろう」

「そうよ わざとね」



電話を取れば「すまない 遅れるか、すまない 行けなくなった」のどちらかを聞かされるもの!

と綺麗に引かれたアイライナーが歪んだ、言い合いをしても仕方が無いので 何度も謝り彼女のご機嫌を窺う。

彼女は相当苛立っている様子で俺のことを睨みつけて口を開かなくなった。どしたものか...こういう時鬼道なら気の利いた言葉とプレゼントで女を宥めるのだろうが、俺は 彼女に謝って許されるのを待つことしか出来ない。



「すまなかった ◎、何か食べに行こう」

「いや こんな時間なんだよ?予約なしでどこ入れるっていうの?」


「...そうだな、すまなかった お前にご奉仕するから許してくれないか?」



彼女の機嫌を直すのには もうこれしかない、腰を抱いて彼女の耳元に唇を付けた。抵抗しながらも 徐々に力が抜けていく身体を抱いて、路地を抜け 高級ラブホテルが建ち並ぶ ネオン煌めく夜へと歩み出した。

その間も彼女は無言だが、何度か耳にキスをすれば「ぁ、」と小さい声を漏らして 欲情に濡れた目をこちらに向けた。











泡風呂をいれる間に私はリモコンを操作してご飯を頼んだ、お腹ペコペコ。次郎は抱けば私が許してくれると思ってるんだから本当にタチが悪い...!

オムライスとミートパスタを注文して私は、冷蔵庫の中にあるお茶を一本取り出した。



「◎ ほら、こっちにおいで」

「...なに」

「洗ってやるから」



私を犬か猫だとでも思ってるのか、いとも簡単に服を脱がされて服を着たままの次郎は私の身体をスポンジで洗う。



「相変わらず 綺麗な体だな」

「...次郎に言われても、」

「綺麗だよ」



ちゅっとただのキスだというのに 浴室に響く、湯気のせいで次郎が蜃気楼に感じる...捲ったシャツの袖から伸びる褐色の肌が私の体を洗い 水圧を弱くしてくれたシャワーで泡を流していく。

その間もずっと...唇を重ね合わせていた、洗い終わった私の手を取り泡風呂へと沈めると 彼は「俺もはいろうかな」とネクタイを緩めてその場で服を脱ぎ顔に似つかわしくない程 乱暴に浴室の外へぽいぽいとスーツをほり投げた。

軽くシャワーを浴びてから入ってきた次郎のせいで、お湯が少し流れていってしまう。本能的に逃げていく泡を追いかける為伸ばした腕を掴まれ、私は次郎の方へと身体を預けるような格好に。



「触っていいか?」



私の返事など待たずに 胸に触れた彼、ねっとりとしたキスを交わしながら 熱いお湯の中で私は彼に愛撫される。

漏れる息が恥ずかしい程狭い浴室の中で響いて、赤面する私に「かわいい」なんて余裕な言葉を投げかける。



「やっ...だめ、つままないで...」

「ん?どこをだ?」



もう片方の手が もうヌルヌルのソコへと伸びてきて、敏感な部分を摘まれてしまった。



「あっ、やっ...次郎...っ!!」

「久しぶりだから 随分と切羽詰まった甘い声を出すな」



少し エスっけのある言い方をわざとして、私の事を溺れさせようとする彼にまんまとハメられて 料理が来るまでの間3度もイカされてしまった。





20180612〔恋人の日〕
優しい佐久間

楓様、初めまして管理人のriricoと申します。コメントまでありがとうございます...!励みになります!そして、今回はアップが遅くなってしまいまして申し訳ございませんでした。

佐久間君は彼女の機嫌を取る時は、唇とか身体を重ねる事で誤魔化していそうです...!

あんなIQの低いアレス感想を読まれているなんて、お恥ずかしい...(笑)沢山キュンキュンして頂けたようで嬉しいです。また是非お時間ある時 語りたいです~!

この度はリクエスト頂きましてありがとうございました!今後もよろしくお願い致します。
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